1998年5月27日対広島10回戦 4-3○ 小魔陣横山の好投で6連勝


20150527

:ベイスターズ勝利(^O^):

【スタメン批評】
(ベイスターズ)
前日の試合で活躍した川端をサードで起用、疲労のたまっている石井琢朗の代わりに遊撃手は進藤
不調のローズは2試合連続スタメンを外れ万永がスタメンに名を連ねる
先発投手はここまで安定しない戸叶
(カープ)
1番から8番までは前日と変わらない打順
先発はこの年43歳に成る大野豊、前年最優秀防御率のタイトルも獲得した左のエース
【試合経過】
初回左投手大野から左打者鈴木尚典がソロ本塁打を放ち先制
4回には谷繁が前日に続く10号本塁打で2-0とリードする
しかしその裏にベイスターズ先発戸叶が金本に6号スリーランを浴びて逆転を許してしまう
序盤で両チーム3本の本塁打で試合は動いたが5回以降は戸叶、大野共に踏ん張り試合は膠着
3-2のまま迎えた9回表、8回からマウンドに立つルーキー小林幹英から1死後
進藤が7号ソロ本塁打で土壇場でベイスターズは同点に追いつき延長に入る
延長10回裏4番手島田が無死1、3塁のピンチを作り打席には正田
正田が放ったあたりは、センターへのフライとなり広島サヨナラと思われたが
3塁走者町田がタッチアップに躊躇し離塁が遅れ8-2-5のダブルプレーでピンチを脱する
すると延長11回裏は小魔陣横山が広島打線を抑えると、12回表に鈴木尚典が勝ち越しタイムリー
12回裏は大魔神佐々木が3者連続3振で広島打線を抑えベイスターズは前年の8月以来の6連勝
延長12回3時間40分の勝負は幕を閉じた

 

“PlayBack’98特別コラム-あの時あの星たち-”
98年5月27日号「小魔陣横山が見た98年」

-横浜高校OBは1998年にもベイスターズを支えていた-
2016年4月27日の中日戦、横浜DeNAベイスターズのスコアボードには5人の横浜高校OBが名を連ねた
荒波、石川、乙坂、筒香そして倉本
ファームで調整中の後藤も加えれば6人のOBがベイスターズを支える
その18年前の1998年の横浜ベイスターズにも4人の横浜高校OBが在籍していた
首位打者を獲得し文字通りベイスターズを支えていた鈴木尚典
そしてファームには若かりし頃の多村仁、彼と同期の94年ドラフト1位の紀田彰一
その2人の一つ下になる横山道哉
特にこの横山は、高校時代から落差のあるフォークで相手をねじ伏せ
体も佐々木に似て大きかったことから『小魔陣』というあだ名も付けられ将来が期待されていた

-タレント揃いの横浜高校94年甲子園組-
横山は高校時代春と夏一度ずつ甲子園に出場している
彼が2年生の時の1994年春の選抜と夏の大会
横山は2番手の投手としてベンチ入りし春の選抜では2試合マウンドに立っている
この1994年の横浜高校野球部はタレント揃いであった
それは4年後松坂擁して春夏連覇した98年組より多かった
94年の夏の大会の横浜高校の選手には先に紹介した紀田・多村・横山の他に
3年生に巨人ヤクルトで活躍した斉藤宣行、98年のドラフトでベイスターズに入団する矢野がエース
そして1年生には西武に入団する阿部真宏そして松坂も憧れた丹波投手もベンチ入りしていた
プロに入団した数だけでは、98年の甲子園組よりも多い
そんな高いレベルの先輩後輩に囲まれ、身長190センチ体格に恵まれ
負けず嫌いの横山は、高校で才能を開花させていく
3年生となった95年は甲子園に出場することは叶わなかったがドラフト3位でベイスターズに入団
指名直後から大きな期待がかけられていた

-大魔神佐々木の背中を追って-
プロ2年目にヘッドコーチになった権藤に才能を高く買われ18試合リリーフで登板し2勝をあげると
この頃から周囲から「小魔陣」と呼ばれ、98年はさらなる飛躍を期待されていた
開幕3戦目の阪神戦で延長12回に登板し1イニングを2三振無失点で抑え勝ち投手になる
しかし速いストレートと落差のあるフォークで相手と対峙する投球スタイルは確かに力強さを感じたが
大魔神佐々木のようなコントロールはなく、球が荒れランナーを溜めると腕が触れずフォークに落差はなく
甘く入ったところをドカン…「(気が)小魔陣」と揶揄される始末だった
5月17日の中日戦でも正にその横山の悪いところがでて中日李に逆転3ランを浴びプロ入り初黒星を喫している
項垂れてベンチに帰る横山に権藤は一言言った「馬鹿野郎」
しかし、選手を怒るうちは絶対に使い続けるという信念をもっていた権藤は
その後も横山に再びチャンスを与える
前日2イニングを投げた横山はこの日も延長11回にマウンドに上り1イニング打者3人を
150キロ近い直球と佐々木並みに落差のあるフォークで抑えて無失点でマウンドを降り
直後に味方が逆転してくれたことで2勝目をあげた
試合後横山の好投を記者に質問された権藤はこう答えた
「アイツに関しては壮大な計画があるんだ」
もちろん、それは「小魔陣」を「大魔神」にする構想であることはファンでもわかった

-小魔陣の活躍はまだ終わらない-
1998年横山は53試合に登板し4勝4敗と優勝に大きく貢献した
しかし、その後残念ながら彼が「大魔神」に生まれ変わることなく、04年に日本ハムへトレードで移籍する
だがそこで彼の才能は開花する、北海道移転1年目の日本ハムの守護神としてチームをプレイオフに導いた
28セーブでセーブ王にも輝き、「ハマの大魔神」は「北海道の大魔神」としてプロに名前を残した
その後ベイスターズに帰り、数年で引退
現在はベイスターズのスコアラーをとして高校の後輩を初め多くのベイスターズの選手を支えている
「小魔陣」は今でもベイスターズの縁の下を支えている
【試合結果】
ベイスターズ4-3カープ@広島市民球場
勝:横山3勝1敗
負:佐々岡2勝3敗5S
S:佐々木12S
観衆:14000人
試合時間:3時間40分

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