2016年5月8日対広島戦 7-1○ 梶谷は、果たして救世主なのか 


この記事は試合批評です

“梶谷は、果たしてベイスターズの救世主なのか”

-適性は2番なのか3番なのか1番なのか-

昨日は好調黒田から3点を先制しながら先発井納の乱調とお決まりの継投ミスで敗戦
借金8もあるだけに“ペナントレース”に“再復帰”するには絶対に連敗だけは出来ない5月
今日は負けられない
そんな中で5月4日に復帰以降ここまで3勝1敗とチームの息を吹き返すきっかけになった梶谷
復帰初戦で本盗を成功させ、ハマスタのファンに強い印象を与えた
それでもここまでの打率は.188 本1
数字だけなら、結果を出しているとはいえない
シーズン前は「2番センター梶谷」と早々と発表したラミレス監督
しかし当の梶谷の開幕出遅れ、3番ロペスの不調、筒香の離脱で梶谷の打順は現在3番
筒香復帰後も2番ではなく3番として使うと明言している
個人的には梶谷は1番を打って欲しい気持ちもあるが、3番タイプが居ない現状では致し方ないか…
そんな梶谷に注目しながら8日の試合を振り返ってみる

-3番梶谷求められること-

梶谷はこの日は3番センターで先発出場
2番には桑原4番にロペス
右打者に挟まれての打順である
この日の打席を振り返る

:第1打席:初回 0-0
場面は無死1,2塁
広島の先発福井は乙坂、桑原と連続四球で、かなり乱調気味
この場面、梶谷は甘いボール以外は全て見逃すつもりでいて欲しいと思っていた
次の打者は今年グランドスラムも打っているロペス
梶谷が凡退して福井を立ち直らせることだけはしたくなかった
しかし、梶谷は2球ボールを選んだ後高めのボール球に手を出して内野フライ
手を出さなければボールだった
初回であり、コントロールの定まらない福井
追い込まれるまで手を出さなくても良かったのでは…
ただでさえ早打ちの梶谷に早打ち指示のラミレス采配
0-2というカウントを考えても手はでてしまうのだろうか
試合数がまだ4試合とはいえ16打席で1度も四球はここまでないのも気になる
ロペスが3ランを打ったので助かったが
もしこの回得点できずに福井を立ち直らせてしまっていれば
梶谷のこの打席は大きなターニングポイントになっただろう

:第2打席:2回表 3-1 2点リード
場面は2死1、3塁
初回に3点の援護受けながらも山口はいまいち調子が良くない
先制直後に失点し、流れはまだベイスターズともカープとも言えない
だからこそ、調子が明らかに悪い福井からもっと得点を奪っておきたい2回表
ここで梶谷は2球見逃した後3球目のゾーン高めの直球も見逃してストライク
さきほどの回では手がでていたような球を見逃したのをみて
ベンチで福井のコントロールが悪いからなるべくボールを見ていけ
と指示があったのかと思った
早打ちの梶谷が(この場面で低めの球には手を出していたものの)
高めの球には手を出さなずに結局7球を投げさせて四球を奪っている
これが梶谷今季初の四球
ロペスが凡退したため、得点にはつながらなかったものの
この打席での梶谷は私が求めている姿勢ともいえる

:第3打席:4回表 3-1
2点リードのまま迎え1死2塁の場面
ここでも梶谷は福井から1球も振らずに四球を選んでいる
福井のコントロールが悪すぎたこともあったが
それでも今までの梶谷なら打ち気に逸り1打席目のような凡退を繰り返していたが
ここでもしっかり四球を選んだ
昨年のIsoDは0.067
選球眼ははっきり言って悪いので梶谷1番は不向きとも思われたが
これだけボールを見極められるならトップバッターに置くことも考えていいと思う
(もちろん、それだけ広島福井のコントロールが悪かったのだが…)
結果、梶谷の四球がこのイニングでの追加点2点につながった

:第4打席:6回表 5-1
4点リードになり、先頭打者となった中盤の6回
前回大量リードにも関わらず試合を壊した山口だけに
ここで得点が欲しい場面
梶谷にはここでは出塁が求められる
代わった小野もコントロールが悪かっただけにボールが3つ先行
4球目の高めの球は見逃してストライクになる
この打席を振り返っても梶谷は高めの球は捨てているようにも見える
次の5球目は梶谷にとって予期せぬ甘いボールが来たために振り遅れレフトへ
エルドレッドの好捕もあって凡退したが、悪い打席ではなかった

:第5打席:8回表 5-1
2死1塁ではあるが、5回以降得点がないだけに追加点が欲しいこの場面
低めのボール球を見逃してカウント2-2となった5球目の真ん中に入ったカットボール
前回の打席で振り遅れたコースに似ていたが
今回はしっかり準備できていたのか、完璧なスイングで本塁打
甘い球はしっかり振り切った梶谷の一発は前の打席での失敗がしっかり生かされていた

梶谷の今日打席は5打席3打数1安打1本塁打2四球2打点
文句ない結果を残した

-外野コンバートが成功かどうかは今年の打撃成績による-

今日の試合では結果を残したと言ってもいい梶谷ではあるが
それでも、調子の波が普通の選手以上に激しい梶谷をどう評価すればいいか難しいところだ
昨シーズン4月5月と3割の数字を残しながら他の月は2割台前半で終わってしまっただけに安心はできない
そもそも2013年大ブレイクし、『打てる遊撃手』として期待が大きかったにも関わらず
中畑監督の方針で打撃に集中するために外野にコンバートされた
にも関わらず、外野コンバートされた梶谷の2年間の数字はいまいちだ
私は昨年より「梶谷の外野コンバートは失敗に終わった、遊撃手に戻すべき」と記事にしているが
外野守備が巧かっただけに首脳陣には梶谷の内野再コンバートの考えはないようだ
ショートには現在結果を残している倉本がいるだけに、わざわざ梶谷を遊撃手に戻す理由がなくなりつつあるが
梶谷にとって外野のコンバートが私はプラスに働いたとは思わない
打撃に集中させるためにコンバートしたにも関わらず、満足できる結果ではない
梶谷に外野守備の適性があったといっても、打撃成績が落ちれば
コンバートは本末転倒では…と思ってしまう

ただ、外野内野の話は置いといて
今日の梶谷のように四球を選ぶことが増えてくれば打撃成績はかなり上がってくるだろう
後ろに筒香が戻ってくれば、それはそのまま得点につながりチームの勝ち星にもなる

昨日記事にした石川にしてもこの梶谷しても
このチームは積極的という言葉を悪く解釈して
早打ちをして相手投手を助けることが多い
ラミレス監督にはバカのひとつ覚えのように「ファーストストライクを積極的に振る」
という指示ではなく
もう少し柔軟な指示を選手に出すようにお願いしたい

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  1. 大賛成です。
    我らのベイスターズの面々は、強くなりたい うまくなりたい 優勝したい と熱く思ってる輩がいっぱいいるんです。
    ただ、とにかく学習能力が低すぎる。 これは、今までの指揮官及び首脳陣の分析が甘いからと考えられます。
    派手に打ち勝つこと に固執し過ぎ、勝負に勝つにはどうするか を怠ったためだと思います。(私も結局面白い野球に満足してしまってましたが)
    従って、「積極的」とはどういうことか、『きちん』と教えてあげて欲しいんです。
    もう相手になめられるような単純な野球なんて見たくない。
    今のメンバーなら、奥深い野球ができるんじゃあないでしょうか?
    今を逃したらまた暗黒な時代が続いてしまう。

    1. おっしゃる通りです!まさにその通り!
      本当に「野球」を教えてあげられる指導者がくれば、もしくは正確な分析が出来ればこのチームは変わっていけるでしょうね
      昨年が「最下位」であることを自覚して、それでも前半戦「首位」だった自信を持って
      強いチームに生まれ変わってくれることを願っています

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