1998年6月2日対読売10回戦 4-7● 18年前忘れられていたドラ1は必死だった、ワンポイント左腕河原隆一の生きる道  


19989602ベイスターズ敗戦(+_+)

[スタメン批評]
(ベイスターズ)
先発は三浦、ここまで安定したピッチング
サード川端セカンド進藤の布陣は変わらず、ローズの復帰が待たれる
(ジャイアンツ)
先発はガルべス
ルーキー高橋は疲れも見え始め下位打線に
[試合経過]
先発三浦が初回に清原にツーランを許し先制される展開
しかし3回表に波留のタイムリーと駒田のスリーランで逆転する
ところが6回裏ここまで制球が定まらないながらも抑えていた三浦が崩れ
元木、高橋の下位打線に連続タイムリーを浴びて同点に追いつかれる
7回裏には2番手横山がまた、元木・高橋に捕まり勝ちこされて
7-4で敗戦
8回表には3番手河原が3人で抑えて巨人打線の流れを止めるも6月の初戦を白星で飾ることは出来なかった

 

PLAY BACK’98 特別コラム~あの時、あの星たち~

1998年6月2日号“大卒ナンバー1左腕がワンポイントに生きた日々”

◆活躍出来なかったドラフト1位投手達

10年以上前に他界した祖父がまだ元気だった1994年
小学校4年生だった私にこう言った
「今年横浜が獲得した投手は凄い選手だぞ」
10歳になり、ベイスターズが弱い原因はどうも投手力にあるらしいと気付いていた私は
祖父の言葉に期待をふくらませていた
しかし同時に「前も似たようなこと聞いたことあるな」とも思った
水尾、小桧山…彼らを獲得した時も祖父や父は言っていた
「今年の横浜の新人投手は凄いぞ」
彼らがベイスターズの救世主どころか2軍でも打たれる姿を見てきただけに…
この1994年のルーキー左腕河原隆一も救世主ではなかった

◆5年目を迎えた大卒ドラフト1位の生きる道

ファンや同僚からその顔立ちから「カツオ~」と呼ばれた河原
Y校~関東学院大学と横浜で育ちヨコハマで野球をやってきた選手
ファンの期待も高まった
しかし大学時代から球速は速いがコントロールがどうにもこうにも…
2軍の試合で四球ばかりで予定していたイニングも投げられず降板
2年目には1軍で14試合に登板するも13イニングで12個の与四球で防御率7.90…
首脳陣もコントロールの悪さを克服するために球速が落ちるを覚悟で
フォーム改造に着手、サイドスローに変えて4年目のシーズン97年を迎えた
この97年には大矢監督がワンポイントとして河原を重宝
河原自身も左の強打者相手に胸元をえぐるボールを投げきれるようになり
巨人松井や広島金本相手に1人限定で起用されることが増えて
この年は66試合に登板、イニング数は48イニングとワンポイントらしい機会だった
そして1998年…ベイスターズの数少ない左投手陣の中で輝きを放つと思われた

◆メンタルの弱さで権藤にはあまり好かれなかった

「ヒットやホームランで失点する分には怒らない。しかし四球で逃げるような奴は使わない」
権藤は監督になってからそう投手陣に発破をかけていた
先発の戸叶はじめ荒れ球が多いベイスターズ若手投手陣にとっては
その言葉で打たれるの覚悟で相手と勝負にいく姿勢を見せるようになる
しかし大卒5年目でワンポイントでしか生きる道のない河原にとっては
守る姿勢もでてきてしまう
「ワンポイントででてきた自分が打たれるわけにはいかない」
「1度打たれると防御率が跳ね上がってしまう」
気付かぬうちに攻めの姿勢を欠いたワンポイント投手に魅力は半減する
四球を怖がり置きにいいけば本塁打
本塁打を怖がり外へのボールばかりを投げて四球

メンタルの弱さが投球にも影響していた
権藤は打たれることより逃げる姿勢を評価できなかった

また当時のベイスターズの左投手には関口伊織、ベテラン阿波野そして森中といて
河原一人に頼る台所事情ではなくなった
特にリリーフとして阿波野は安定した投球をみせた

そうなると河原が登板する試合は
この日のようにビハインドや敗戦処理での展開となる

大事な場面でワンポイントで登板しても甘い球がいってしまう悪い癖は変わらず
あの7月15日の世紀の乱打戦でも松井に打たれている

その直後に2軍降格
それでも権藤監督は「あいつは左打者への刺客だから」と
8月下旬に再昇格し大事な9月で力を発揮する

ペナントレースの勝負所でようやく大卒ナンバーワン左腕が片鱗を見せた
そしてあの10月8日の優勝に大きく貢献する、確かにベイスターズの救世主
祖父の言葉にウソ偽りはなかった

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