凡事徹底できない首脳陣 2017年4月2日対ヤクルト4-8●


まだ名監督ではない、ラミレス

昨年ベイスターズは球団史上初めてのクライマックスシリーズに進出した
前年の最下位チームを見事に浮上させたラミレス監督の手腕をメディアもファンも評価した
前半戦悉くラミレス采配をこのブログで批判した私もCS進出という目標を達成した指揮官に
対しては見事としか言いようがない
しかし、彼は決して名将ではない。たがだか6球団中3位になっただけで
これがポストシーズンが始まる15年前であれば特に評価される実績でもないだろう
そして彼の采配を今年も見ているとホントに名将ではないと思う

疑問の残る7回の攻撃

今日の先発のルーキー浜口はプロ入り初登板ということを考慮すれば充分合格点だった
初回の2失点はファンに「名手」と持て囃されて勘違いている倉本の失策からの失点であって
ルーキーが反省する必要のある結果ではない
全体的に球は高かったが大学時代ノーコンと言われるほどのコントロールではなかった
充分ローテションとしてやっていけるだろう
一方で打線はヤクルト先発オーレンドルフから
元気な梶谷・ロペスを中心に得点を重ねる
そしてスコア4-4のまま迎え両先発も降りた7回表
勝ち越しのチャンスを作る
関根四球、桑原死球で無死1,2塁として2番梶谷
この場面からこのイニングを振り返りたい
ここでベンチはバントのサインを出さずに梶谷は三振に倒れる
勝ち越せば三上-山崎と盤石な継投ができるだけにここは送りバントでも良かったのではと思う
梶谷は開幕2戦絶好調、今日も5回にヒットを放っている
しかし次がロペス・筒香と続くだけに、戦略としては得点につながる形は
こちらを選択した方が高かったと思う
ただ、そもそもラミレス監督が2番に梶谷を置くということが
犠打を多用しないための戦略であるのだから
その考え方自体がナンセンスなのかもしれない
ここで送りバントを選択しなかったこと自体は攻めるつもりはない
問題は梶谷が三振しロペスが倒れ
筒香敬遠で2死満塁となったチャンスを作った場面だ

代打宮崎という選択肢はなかったか

ここまでヒット1本のシリアコに代打をベンチは選択した
これ自体は昨年ロマックに固執し続け黒星を重ねた助っ人偏重野球とは違うと言う意味で評価できる
しかしベンチはここでルーキーの佐野を打席に送った
オープン戦で2本の本塁打を放ち、打点も11と実力で一軍切符を獲得した佐野の能力は非常に高いと思う
彼を代打の切り札として起用していきたいベンチの意図もわかる
しかしこの場面2死満塁とプレッシャーのかかる場面、さらに終盤
どうしても得点が欲しかった場面であっただけに、ここは経験のある打者を送って欲しかった
本来は下園であろうが、今は一軍に彼はいない。
そこを考えると宮崎がベストではなかったのだろうか
確かに佐野はオープン戦結果は残しているが
彼はスタメンで使った時は素晴らしい成績を残してはいるが
代打や途中出場での起用では実はあまり打っていない
本来佐野は代打向きではないと個人的には思う
今日のこの場面で起用するべきではなかったのではないだろうか
ラミレス監督からすれば、ルーキーだろうとそれだけ戦力として考えているから重要な局面で起用したのだろう
しかしルーキーの起用というのは、特に神経を使わないと野球人生を左右しかねない
ましてやチームの黒星にそれが直結してしまえば、チームにとっても痛い
開幕戦でもラミレス監督は同じルーキーの進藤を奇しくも同じ7回裏の満塁の場面で
登板させ試合をぶち壊してしまっている

結果的にここで佐野はピッチャーフライに終わり
ここで代打でなかった宮崎は9回の先頭打者の場面で代打で起用された
二人を逆の場面で使うという選択肢の方が得点できたのでないのだろうか

送らなかった9回の攻撃

そして今日の試合最大の失敗が9回表の攻撃だろう
先頭打者代打宮崎が四球で出塁し、続く1番桑原の場面
ここで1点を勝ち越せば守護神を投入するだけ
桑原に送りバントさせるものだと私は思っていた
しかしラミレス監督は強攻策を選択、桑原は三振
続く梶谷も三振に終わり
2死を費やしてもランナーを2塁に進めることが出来なかった
皮肉なことに続くロペスがレフトへヒットを放ち
得点にはつながらなかった
今のベイスターズ打線で一番頼りになるロペスの前に
ランナーをスコアリングポジションに進めることが最善策にも関わらず
そこを怠ったベンチの采配は責めてしかるべきだろう
また、宮崎に代走を送ったのもロペスが出塁してからとワンテンポ遅い
残り野手が気になったとはいえ高城を代走に出した意図も理解に苦しむ
勝負をかけるなら乙坂を出すべきだった
相変わらずの後手後手采配だった

1勝2敗で終わった開幕カード

結局延長10回裏、開幕戦不調だった須田を満塁のピンチで送り
「勝ってください」と相手に言うような采配でチームは開幕カード1勝2敗で終えた
開幕戦も今日も結果論ではなく最善策をとっていれば…と悔いが残る
考えようによっては石田・クライン・浜口と石田以外は計算が立たない二人を先発させただけに
1勝2敗は想定内と言えないこともないだろう
しかしリリーフの柱になるとも考えていた須田が不調
守備の要の倉本が集中力を欠いて使い物にならない
期待のシリアコはやはり所詮1000万助っ人
筒香のWBC疲労など心配な点が多くでた
そして何より指揮官の相変わらずの采配が最大の不安である

ラミレスが名将と呼ばれるにはまだ多くの時間と黒星が必要なようだ

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  1. 田中の起用や『石川とセカンドのポジションを争って欲しい』というコメントから個人のモチベーションをあげることに力を注ぎ、それ故『非常な采配』は苦手な人間性なのでしょうね。その部分で不安になります。一定期間起用を続けなければ自身が納得できないのではないのでしょうか。普通にとセカンド宮崎、サード白崎でいいと思うのですが…今のスタメンは相手からも組しやすしでしょう。去年のようにロマックを使い続けるような采配は勘弁です。勝負どころの勘を磨いてもらいたい。脚を余して負ける競争馬のようなゲームプランは改善の余地があると思います。

    1. コメントありがとうございます
      確かに非常な采配ができるタイプではないでしょうね。
      スタメンを固定したい気持ち…とおうか理想が強すぎて、現実に即した考え方ができないタイプなんでしょうね
      『脚を余して負ける競走馬』とは見事な表現でまさにそんなゲームプランをして黒星を重ねることが多いだけにファンとしては鬱憤がたまります

  2. お久しぶりです。 球春と共にプログを再開されていたことを知り嬉しい限りです。

    昨シーズンは、カープを除くセ4球団のズッコケという千載一遇の優勝チャンスを首脳陣の無能さにより逃してしまい誠に残念に思っています。 少し奇異に思われるかもしれませんが、ザックリ計算して、ロマック固執と采配ミス等によって10試合、リリーフ4本柱の無用な場面での酷使による疲労で5試合失っているとすればカープとの勝差は4.5ゲーム、その内カープ戦が3試合あったとすれば1.5ゲーム、優勝していてもおかしくなかったなんてアホなことを考えていたオフシーズンでした。

    さて、昨年のことを言っても仕方ありません。 今回のテーマや開幕3連戦の事をコメントしょうと思いましたが、貴ブログの中で詳しく言い尽くされ、FOXさんのコメントでも述べられているので口を挟む余地がございません。 全く同感であります。 答え合わせするなら、早々に開幕投手やレギラー確約を公言(内示ではなく)された石田、倉本、桑原に元気がなかったことは明白でありましょう。 本当に采配面でのストレスが多い試合でありました。

    次の本拠地開幕3連戦でありますが、読売の最大の弱点であった小林のWBCでの大成長で昨年のようにはいかないとは思いますが、選手諸君の活躍を大いに期待しております。
    そして、個人的には趣味が悪いですが、ラミレスが練習試合・オープン戦のほぼ全イニング出場させ、他選手の調整・アピールの場を奪い続けたシリアコをどう処遇するのかを興味をもって見ております。

     

    1. お久しぶりです、コメントありがとうございます
      今シーズンも波の激しい更新になるとは思いますが、気長にお付き合いしていただけると嬉しいです
      昨シーズンは、ほんとにピエロさんの言う通りでおしいシーズンでした。首脳陣がもう少しかしこければ…と思います
      さて、シリアコ問題は私もこの3連戦で秘かに注目しております
      昨シーズンロマックで失敗した助っ人偏重をどうしていくか
      特にウィーランドを登録するには外国人を誰か落とさなければならないだけに今シーズンラミレスがどう動くかは気に成ります
      さて、巨人との3連戦ラミレスが昨年のままなのか賢くなったのか注目して試合を見たいと思います

  3. 快星さん
    昨日の戦評は、昨日の石川のところに記載していますので読んで下さい。

    7回ですが、梶谷に打たせたこと、代打佐野は私もダミレスと同じ采配でした。
    佐野は今のベイの布陣では代打で切り開いていくしかないと思っています。
    ここで佐野は凡退しましたが、彼は見逃しではなく、積極的に振っていたことは評価したい。
    昨日の収穫は濱口が、最後に山田、バレを打ち取ったことで今後に期待を持てたこと。
    パトリックが2回はやめた方が良いとわかったこと。
    田中はやはり、バント要員ということ。(宮崎を先発に使うべし)

    1. コメントいつもありがとうございます、
      確かに代打佐野、梶谷強攻は賛否がわかれるところで私自身も大きくラミレスを批判するつもりはありません
      佐野は代打で結果を求められるだけに、もう少し気楽な場面でとも思いますが昨日はあの場面が最適だったのかもしれませんね
      田中浩康6番は期待値が低いだけにやはり宮崎を使うのが最適でしょうね
      さあ、明日のスタメン果たして指揮官はどういう選択をするでしょうか…

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