山崎康晃をリリーフのまま殺していいのか… 2017年4月6日対巨人 4-2○ 


康晃JUMPで盛り上がる前に…

2015年シーズン、抑えを決め切れなかった中畑がファンサービスも含めて
突如先発での起用も考えられていた当時のドラフト1位ルーキー山崎を
ファンミーティングで守護神に指名した
本人もそれまで知る由もなく思わず「はい、やってみます」と答えた
オープン戦では得意のナックルボールも巧くコントロールされず先発では打ちこまれるケースが目立った
さらにスタミナも早々とキレる機会が多かった。開幕ローテションに入れるには苦しかった
一方でチームは前年抑えを務めていた三上が怪我で開幕に間に合わず
新戦力の岡島の調子も下降気味で守護神が決められない中
大学時代代表戦では抑えをしていたこともあった山崎に当時の指揮官は白羽の矢を立てた
それから2年、彼はベイスターズファンを1番盛り上げる守護神として君臨し
今日の試合でもチームの連敗をとめ巨人の連勝を止める見事な火消しを見せてくれた
この日も「康晃JUMP」が試合で一番ファンのボルテージが上がった

実力で奪い返した守護神の座だが…

しかし山崎は、ルーキ時代から言われていたことがある
クロスステップ気味のフォームでは疲労がたまりやすい
これは15年ルーキ時代、日本テレビで解説していた桑田も指摘していた
『このフォームでは疲れがたまりやすい。おそらく学生時代経験していない夏場には疲労がたまって抑えるのは苦しくなる、今年はこのフォームでいくしかないが来シーズンまでにはフォームを改造した方がいい』
この桑田の予想通り夏場に疲労がたまった山崎は打ちこまれるようになり
結果的に山崎の不調が首位だったチームを最下位に転落させてしまった
フォームを特に弄らないで迎えた次のシーズンも夏場に安定感をなくし守護神の座を三上や須田に譲った
ラミレス監督はもとい、球団は今年守護神山崎にやや不安を感じたので
パットンという守護神候補を獲得し山崎と競わせた
結果的にオープン戦無失点で終えた山崎は今年の開幕も守護神の座を奪う事が出来た
2年連続30セーブを達成した右腕だ、そう簡単に守護神の座を譲ることはしないだろう

短命で終わらせるにはもったいない

しかし一方でルーキー時代から私はこの選手を守護神で使う事にやや不安と違和感を感じていた
ルーキ時代から守護神をさせ、勤続疲労がたまれば彼自身の野球人生を短命に終わらせてしまう
潜在能力が高い選手だけに簡単にリリーフ起用して、壊してしまうことに懸念を抱いていた
実際にここまで2シーズン3連投以上すれば彼は球威が落ちている
まだ目に見える怪我での離脱はないが、若い才能を簡単にリリーフで潰すのはもったいない
と言いつつ、では今ベイスターズで山崎以外に守護神の適性がある人間がいるのかと言われれば
私も答えることが出来ないし、2年連続30セーブと文句なしの実績がある選手に守護神から配置転換をする
勇気はない
ただ、山崎の将来を考えればこれから何シーズンもリリーフでずっと起用していくというのは反対である
近い将来彼の先発転向を球団や首脳陣は考えていく必要があると思うし
チームの勝ち星にもそれは繋がっていくと思う
間違いなく昨年まで在籍していた山口よりも能力は高い
先発として私はやっていける選手であると思う
だが、もし首脳陣の中で山崎を先発転向しようと考えた時
現場でない球団がそれを良しとしないのではないだろうか
先も書いたが今やそれを目的にファンはスタジアムに訪れるという『康晃JUMP』
営業的にもだいぶ貢献しているこのJUMPの存在が、先発康晃の可能性を拒んでしまうだろう
私も球場に行けば、このJUMPをついやってしまうし、満員のスタジアムでの一体感も言葉にできない
しかし、リードした場面ではなく
たとえビハインド時であろうと同点時であろうとJUMPするスタジアムの雰囲気に
違和感を覚えたのは一度や2度ではない
今やハマスタ名物ともなった“企画”、それだけに先発山崎の可能性はファンが拒否しているところもあるかもしれない

チームも選手も過渡期、可能性は潰さず

話が康晃中心の話になってしまい今日の試合という本筋から離れてしまったが
今日は勝った試合だけに良い点はたくさんあった
不調に陥った梶谷決勝打、ウィーランドの好投、リリーフ陣の好投…etc.
特に良い点としてあげたいのは8回に起用された代打佐野の四球
私は4月2日のヤクルト戦の試合批評で佐野は代打向きではないんではないかと書いたが
この日自信を持って低めの変化球を見逃して四球を選んだ姿を見てこの言葉は撤回したい
しっかりボールを見極めて場面を考えられる打者だと思った、確かに代打1番手に置いておきたい選手だ
一方で、がっかりなのは決勝打を打った梶谷
あのあたりで2塁を狙うのは暴走、次がロペス・筒香であることを考慮しても
絶対の自信がなければ2塁にいってはいけない
巨人の守備の連係中継プレーもうまかったが、それにしてももったいなかった
「あれが良くも悪くも梶谷」と言ってしまえばそれまでだが、奇しくも優勝を口にするなら
もっと状況を考えるプレーをして欲しい

今日の勝利でチームはカード1勝2敗ペースを辛うじて死守したが
これでは優勝を口にするのは憚れる
今年も足元をしっかり固め、先を考えず目の前の試合を戦っていくしかないんだろう
冒頭で山崎の将来を考えて先発で起用しては…
と書いたがやはりこのチームが先を考えて野球するにはまだ時間が必要なようだ

ここまで読んでいただきありがとうございます
最後に応援クリックお願いします! (※ブログ村に移動します)
にほんブログ村 野球ブログ 横浜DeNAベイスターズへ

記事更新時に通知を受け取ることが出来ます。

関連記事

  1.  私事ですが、今月の7日から28日の予定で持病のメンテナンスのため入院をしており、(とは言っても土日は帰宅可能な程の大したものではないのですが)ガラケーしか持たない私は、土曜のデーゲームと地元柄阪神戦のナイターを9時の消灯時間までしかテレビ観戦することしか出来ません。(そんな訳で、6日付けで改まった挨拶の様なコメントをしてしまいました。)
     それにしても、早速7日の中日戦はストレスMAXの大変な試合だったようですね。今シーズンの先行きには思いやられます。

     「康晃JUMP」を経験したことのない私にこの超難問にコメントする資格などありませんが、得意のツーシームで空振りを取れなくなっている山﨑を見るにつけ、球団には早い内にこの宝を使い捨てにしないよう対策を準備しておいて欲しいと願うのみです。

     そして梶谷についてですが、私もあのシーンをみて思わず「バカ者」と口に出してしまいました。 卓越した身体能力を持ち、気が乗った時には素晴らしいプレーを見せてくれる彼ですが、思わず98年当時の2番打者波留と比べてしまい、まだまだだなと痛感してしまいました。 優勝を語るのにはまだ早いチームなのかも知れませんね。

    1. コメントありがとうございます
      入院なんですね、お体ご自愛下さい。
      お力にはなれませんが、テレビ観戦できない試合はこのブログで試合結果の参考にしていただければと思います
      優勝を語るにはまだ時間がかかりそうです、この中日とのカードも3連勝できる試合だっただけに勿体なかったです
      どうかお大事にして下さい

  2. 私も康晃ジャンプがやりたくて、ハマスタに行く一人なので先発は反対です(笑)
    佐々木の時は「ピッチャー、佐々木」でドット湧き上がるあの瞬間が好きでハマスタに行きました、だから今もそうですが、9回3点差以内でと願っています。

    さすが、貴殿は眼力が鋭い。私は今日の陰のヒローは、佐野だと思っていましたが見事に触れてくれていました。早く1本でて欲しいですね。
    そして今日は、ウィーランドに勝たせてあげたかった。

    1. コメントありがとうございます。
      私も誰よりもJUMPを楽しむ人間なので記事通り先発で起用したら戸惑うかもしれません
      開幕戦の批評で、FOXさんんが佐野は今の布陣では代打しかないとおっしゃっていましたが、その通りでした
      あれだけしっかりボールを見極め姿はさすがでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。