背番号4荒波翔、31歳背水のSHOW


背番号4がハマスタに帰ってきた

4月16日横浜スタジアム5回表
ヤクルト谷内の当たりはライト線へ
ぬければ長打、4回裏に逆転したベイスターズにとっては流れを失ってしまう
しかしハマスタのライトを今シーズン初めて守る背番号4は横にダイビングキャッチを試み
見事に捕球、ファインプレーだった
やはり彼には横浜スタジアムがよく似合う
今年プロ7年目を迎える荒波翔にとって今年は背水の陣
成績如何ではトレードや戦力外もありえる
数年前まで彼はベイスターズファンの中で5本の指に入る人気選手だった
2013年頃まで球場のファンが着るレプリカユニフォームは
背番号25より背番号4の方が多かったのではないだろうか

伸び悩んだのか限界だったのか

5年前の2012年荒波翔は輝いていた
7番センターで開幕スタメンを勝ち取ると持ち前の足を生かして1番センターを定位置にし
141試合に出場、盗塁も24個、躍動していた26歳だった
しかし、彼はここから伸び悩む
13年に126試合に出場したのを最後に試合数は激減
翌14年には前年の半分の63試合の出場で終わり、ついに昨年はわずか36試合の出場に終わった
遊撃手であった梶谷、サードであった筒香が外野手に転向したことでライバルが増えたこともある
ただそれ以上に荒波自身が自分の打撃スタイルを勘違いし限界を迎えてしまったことにあるだろう

全ては2013年OP戦打点王だった…

荒波という選手は小技をし足を使って内野安打を量産し塁に出れば盗塁してチャンス拡大
そんなスタイルの選手であったはずだった、いや彼がプロで成功するにはこれしかなかったはずだ
そしてファンも球団も求めていたのはそれだった
ところが彼は自身が求められている野球スタイルと自身の理想のスタイルが全く違っていた
2012年でのある雑誌のインタビューで荒波本人が語っている

「ファームで梶谷とも話しているんですけど、僕らのように小さい体でも振りきったらスタンドに行くんですよ。だからボールを遠くに飛ばすためにスイングをしっかり振り切るのが理想ですね」

当時は梶谷もオープン戦で活躍しながらシーズンでは打てず悩み苦しんでいたが
荒波も梶谷も内野安打を足で稼ぐと言うのはあまり狙っていなかったのかもしれない
私は当時(いや今でも)梶谷や荒波はロッテ岡田のようにバットを短く持って内野ゴロを打って
足で内野安打を稼ぐという選手になるのがチームのためにも本人にためにもなると思っていた
彼らにはそれは理想ではなかったということだ
そしてボールを遠くに飛ばす選手になることを目指していた
荒波がその理想のスタイルを追い求めるのに拍車がかかった出来事があった

2013年のオープン戦荒波翔は自身の理想のスタイルに近付いていた
19試合で本塁打3で打点は16、オープン戦打点王だった
彼にとって大きな自信になったはずだ
「自分は長打の打てる選手なんだ」
しかし開幕スタメンを2年連続で勝ちとった彼に野球の神様はすぐに試練を与えた
開幕まもなくの4月17日広島戦、サイン無視の3塁盗塁を企図し失敗
接触プレーで右頬陥没骨折
試合後当時の指揮官が名指しで批判したように荒波のスタンドプレーだった
結果彼は怪我と首脳陣からの信頼を失ったままファームに降格した

勘違いしたままの5年…

オープン戦の打点王で勘違いし、スタンドプレーの負傷で首脳陣から信頼を失った荒波だが
中畑、ラミレスと2代の指揮官が求めていたスタイル、足でヒット稼ぐというタイプの選手であり続けることはせず
自分が常に求めている長打を増やすことに重きを置いて練習もしていた
なかなか自分の理想を捨てようとしない荒波にラミレス監督はついに諦め昨シーズンは
彼を一度ファームに落としてからは中々一軍に上げようとはしなかった
彼が自身の理想のスタイルを捨てられずに一つの理由には梶谷の存在もあるだろう
2012年頃梶谷と求めていた「体が小さくても長打を増やせる」
これを梶谷は実現しチームの柱になっている
背番号3の存在が荒波に理想をこだわることにしまった、そして勘違いしたまま5年がたつ
昨年ついに彼の最大の持ち味である盗塁も0となった

背水のSHOWで迎える17年

昨年チームはクライマックスシリーズ進出を果たした
外野陣は彼が初めて開幕スタメンに名を連ねた時とは変わり
梶谷、桑原、筒香という自身より若くチームの顔でもある3人がレギュラーであり
31歳になる荒波が付け入る隙は贔屓目にみてもない
さらにファン心理からすれば荒波がレギュラーをとるとすれば
レギュラー3人に何かあった時だけに歓迎できるものでもない

しかし、17日の試合
スタメン発表で荒波翔の名前がコールされると
横浜スタジアムは大歓声につつまれた
ファンは未だに彼をタオルを振りまわして待っているのだ

背番号4、背水のSHOWのハマスタのカーニバルを
まだ楽しみたい

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  1. こんにちは。荒波は自身、何番を打つべき打者なのか確かに解ってない感じでした。プロで生きるべき道はヒット狙いのイヤらしい打者を目指すべきでした。身体能力任せのあまり考えて野球をしてないタイプに見えます。これは荒波に限らずベイスターズに総じていえることに思えます。相手チームからしつこい嫌なイメージを与えられない印象です。不思議なのは指導する立場の者が少しでもチームに浸透させようとする意思が見えないことです。いつまで戦略的に工夫なく身体能力頼みの野球を続けるのか。日ハムのような野球も研究する必要があるのでは?と思います。日ハム中島のようなプレイヤーをベイスターズで育てるのはチームの伝統で無理にも見えてしまいます。とにかく相手に嫌な感じを与えられない、これではいつまでたってもチーム力が成熟しないままと思うのですが。

    1. コメントありがとうございます
      そうですね、まさに荒波自身自分が何番を打つべき選手かわかっていないですね
      日ハムのような野球を研究の必要性は私も以前から考えています
      実際ベイスターズもそこを目指しているのでしょうが現状、首脳陣の人選含めてまだまだなのかなと思います
      チーム力の成熟をしっかり考えていくことが一度の優勝ではなく常勝ならぬ上昇球団の目指すべきところでしょうね

  2. 荒波にはそんな勘違いがあったとは知りませんでした。
    ただ、荒波入団当時、私は社会人野球に知り合いがいて都市対抗にも良く行きました。
    だから、健太郎のことも詳しかった。
    荒波はトヨタでも下位打線で打撃は期待薄で、なんで指名したのか正直理解できませんでした。
    これは荒波に限ったことではないが、関根も然り、バットを短く持ち(私が居抱くイメージが巨人にいた松本)足を活かすバッテイングをして欲しい。
    桑原も淡白な1番、琢朗にはほど遠い。
    今の関根の構えは、長距離打者でもあそこまではしない。バットのヘッドの位置をみて下さい。あれを修正させないバテイングコーチは何なんでしょう。

    さて、今日からの広島戦。まずは選手の入れ替えに注目です。

    1. コメントありがとうございます
      都市対抗もご覧になっているんですね、野球の批評がお詳しいわけです、本当にいつも参考になるコメントありがとうございます
      桑原、荒波、関根と淡白ですよね、ラミレスがファーストストライクを振ってけという方針だけに仕方がないのかもしれませんが
      これでは相手投手の球数は投げさせることができませんね
      広島戦初戦、散々でした。試合批評は明日の朝更新します

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