指揮官ラミレスの怠慢と2番手捕手高城俊人の意地と失敗  2017年4月18日対広島 3-4●


王者広島を苦しめたのは、2番手捕手だった

ヤクルトに今季初の勝ち越しを決めてようやくチームも波に乗れるかと思った
しかし今日から王者であり今年も開幕から格の違いを見せている広島カープとの3連戦
昨シーズンは12勝13敗とほぼ互角だったがここ10年を振り返れば広島に借金生活を強いられてきた
今シーズンもこのチームにいかに対等に渡り合えるかがCS進出の指針となる
2017年の最初の顔合わせでスタメンマスクを任されたのは正捕手戸柱ではなく
2番手捕手として開幕からベンチに待機する24歳だった

乱調濱口をナイスリード

今日の先発濱口は大学時代からノーコン気味であったことはよく知られている
球が速いのは知っていたが、私は彼をドラフトで指名することには反対だった
制球力がない本格派の投手はこの球団では育成できない歴史があるからだ
古くは水尾、河原隆一最近では那須野、北方…etc.
この球団では潜在能力は高いもの制球力が欠ける投手は育成に失敗している
濱口のような投手はこの球団では躍動できないと決めつけていた
しかし開幕してから登板した2試合
球数は確かに多いが、安定していて四球も極端に多いという印象はない
特に前回の名古屋ドームでの中日戦では6回無失点でマウンドを降りている
この試合で濱口をリードしたのが高城であった
指揮官ラミレスがこの試合で高城を起用した意図は
単純に正捕手戸柱の休養であったと思うが、この試合での好投で
今年は濱口の時には高城にしようと固まったようにも思える
今日の試合でもその采配は的中する
濱口はここ3試合で調子は一番悪かったようにも思える、特にコントロールは最悪だった
立ち上がり先頭打者の田中広輔相手にも直球が真ん中に集まり7球を費やした
さらに2番菊池から4番新井に出塁を許し1死満塁
しかしこのピンチをバッテリーはコントロールの悪さを逆手にとって
直球とチェンジアップだけを使って荒れ球の投手らしく
コースはアバウトな要求にして緩急でクリーンアップを三振に斬る
この試合ピンチを迎える度にこの配球をして5回までを1失点で濱口はマウンドを降りた

2番手捕手で終わらせていいのか

コントロールの悪い投手はリードのしがいがないと聞いたことがある
しかし、ノーコン投手をうまくリードできる捕手が名捕手とも言う
そういった意味では今日の高城は名捕手と呼んであげてもいい活躍をしたと思う

ただ、高城はあくまでこのチームでは2番手捕手だ
2011年TBSベイスターズがした史上最低とも言われたドラフトで
(今や桑原、高城、乙坂の成長でそうも言えない結果になっているが)
2位指名を受け、DeNA1期生のルーキーだった高城は
『将来の正捕手』と期待され、2年目には当時中日の谷繁に自ら連絡をとり自主トレも行った
しかし黒羽根、嶺井、戸柱といった年齢が上の選手達の壁を中々破れず
気付けば6年目、一軍試合出場も通算255試合
そろそろ正捕手の座を勝ちとらないとこのままプロ野球人生中途半端なものに成り兼ねない
もっと積極的に経験を積ませるためにも試合に出すべきだと思うが
戸柱に全幅の信頼を置いているラミレスにその考えはないだろう
さらにベイスターズベンチが捕手3人制を布いているならばチャンスもあるだろう
しかし現状捕手は2人制
そうなると試合の途中に2番手捕手がマスクを被ることはほぼない
多くの試合で先発マスクを戸柱が被る以上、高城が途中でマスクを被ることはない
ベンチにただ置いとくだけでは、彼の才能は枯渇してしまう

2番梶谷3番ロペスという“固定”観念だけは変えられないのか

高城の話はここで置いといて
今日の試合に関して書いておく
この試合から梶谷が復帰、2番ライトで起用した
そして3番ファーストロペスは変えなかった
宮崎がスタメンから消え、5番には白崎を起用した
5番に白崎をわざわざ使うまでして、2番3番は固定したいというのが指揮官の考えのようだ
筒香の後を打つ打者をしっかり考えたあげない限り筒香の不調はまだ続くだろう

しかしラミレスの計算は今日は働いた
7番には柴田を起用した意図は見えないが、それでも今日はしっかり打って活躍した
6番に使い続けた倉本も今日で不調を脱した感はある
高城の起用も成功した
今日は間違いなく勝ちゲームだった

なぜ、敬遠しなかったのか…

さて、ここで断っておかなければならにことがある
今日の記事はベイスターズがリードしている8回の時点から書き始めた
だから高城のことを中心にコラム記事にして
試合は勝つものばかりと思っていた
ところが、9回裏私にも誤算があった
守護神パットンがマウンドに立ち試合は簡単に終わるものと思っていた

しかしパットンの制球が定まらない
と、いうより明らかにパットンと高城の息が合ってなかった
新井、鈴木誠也に連打の後ここで私自身も気付いたのだが
今シーズン高城とパットンはバッテリーを組んでいない
これではピンチの時の修正もベンチが手助けしないとバッテリー間では難しかったかもしれない

さらに解せなかったのは同点にされランナー進んだ後の
1死2,3塁打者会澤
ここでベイスターズは敬遠という選択をしなかった
打たれれば即サヨナラ、最善策は敬遠で満塁策しかなかった
次打者が代打天谷で会澤と天秤にかけたのかもしれない
それでも後悔のしない采配をベンチはするべきだった

今日の試合は非常に痛い逆転負けとなった
再三のチャンスを広島は潰し、流れはベイスターズだった
それだけにこの試合を落としたことは
中畑流もしくはラミレス流にいえば“2敗”分の敗戦

今シーズンベイスターズはかなり苦しいことになりそう

この記事を書き始めた7回の時点で私は高城を誉めるつもりでいた
しかしこの試合最後しっかり締めることができなかっただけに
その責任は捕手であるだけに重大である

指揮官ラミレスと2番手捕手高城のこの日の失敗が
明日以降成長に変わることを願うだけである

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  1. タイトルを見た時は同じ意見かなと思いましたが今回は私の昨日の論評とは違いました。
    まずは私が監督ならですが、
    砂田に代えた時に捕手交代です。それも8番に砂田を入れ、9番に戸柱です。
    その意図は砂田が3人で終わらす好投ならもう1回投げてもらうため。
    砂田はロングリリーフOKだし、私は高城は濱口限定で、濱口降板以降のリリーフ陣とは
    相性良いとは思っていないからです。勝てる試合は確実にものにするためには砂田、須田あたりは調子よいなら2回投げさせる。その変わり翌日は完全レス。
    1回ずつ3~4人を投入する戦法は私は危険が大きいと思っています。なぜなら全員が調子よい日はあるはずないと思っているからです。
    私は貴殿と違い、高城の配球、キャッチングも成長を感じていません。昨日もパットンの配球はストレートに拘っています。以前は外角一辺倒の配球ばかりが多かったです。
    そして打撃は入団時と変わっていない。いやむしろ打てなくなっている?全く打てる気がしません。
    最後の敬遠しないのは相変わらずのダミレスの無能ぶりです。

    それに昨日はファーム行きと思っていた柴田が予想外に打ちましたが、2点目となる菊池の
    タイムリーは恐らく菊池なら簡単にさばいていたような当たりです。私は柴田の守備は前評判程評価していません。というか低いです。宮崎に何があったかわかりませんが宮崎を使って欲しいし、柴田か田中は重複するのでどちらかはファームでリリーフが一人欲しい。
    結局、6連戦の初戦ながら昨日の砂田、須田、山崎、三上、パットンは無駄遣いになってしまったことを重く受け止めと対処して欲しいです。

    1. コメントありがとうございます
      なるほど、確かに高城のパットンに対するリードは単調でしたね
      私もパットンの時に捕手を変える選択はしてあげるべきだっと思います
      2イニングの回跨ぎは私の中ではあまり考えとしてはないのですが、確かにブルペンでどうせ肩を作るなら
      1イニング刻みで使うよりはそのほうがベターというのも悪くない考え方だと思います
      柴田の守備は私も評価していません、というよりセカンドの守備に関しては巧い選手はこの球団には残念ながらいない気もしています
      ただこの日の活躍だけで柴田を安易に誉めてもいけないでしょうね
      今日の試合の批評は今日の日付変わる頃に更新予定です
      また貴重なご意見お願いします

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