ラミレス采配に求められた使命、憎らしいほど勝てるチームを  


ラミレスベイスターズに求められていた土台作り

ラミレス監督就任間もない2015年11月15日
梶谷2番構想で見えたラミレス監督への期待と不安”という記事で私はこんなことを書いている

ラミレス監督が思うほど、彼が考えている以上にこの球団はまだまだ発展途上
球団が言うほど、メディアが持ちあげるほど
前任者の中畑監督は残念ながら戦力の土台を作ってはいない
最下位という結果で終わったことが全て物語っている
ラミレス監督には土台作りから求められている
しかし、時間は待ってくれない!!

土台作り
ラミレス監督に求められていたのは
もしかしたら優勝でもCS進出でもなくそこだと私は思っていた

4年で最下位に戻した中畑監督の後釜として…

2015年前半戦首位で折り返し最下位に終わったのを振り返りそう考えていた
あのシーズン多くのベイスターズファンが
「最下位だったけど楽しいシーズンだった」
「中畑監督ありがとう」
「今までの暗黒時代を振り返ればほんとにいいチームになった」
と言っていた

そう本気でファンが考えていることに私は違和感を感じた
最下位で終わった悔しさを忘れてはいけない
だからこそ、私も観戦した2015年10月3日の巨人戦の試合批評
3年ぶりの最下位という現実に目を背けるな」でこう書いた

だからこそ、厳しいことを言うようだが
中畑監督に「御苦労さま」とは言っても
この4年を賞賛はできない

当時中畑監督ラスト試合を涙まで流して送るファンの中拍手を出来なかった自分
メディアやネットで中畑監督を賞賛する記事を読むたびに感じた違和感を
怒りを押し殺してこう書いた…
今考えてみれば弱小球団を注目球団にまで
押し上げた中畑監督への功績を讃えるべきだったのかもしれないが
まだそんな気持ちにはなれなかった
そして記事の最後をこう締めた

背番号70の4年間が無駄だったか有意義だったか
それとも未来に咲く大輪の花の芽だったのか

評価するのは来年以降の球団の成績だということを忘れないで欲しい

そう中畑監督の4年間はラミレス監督の手腕に委ねられたといってもいい
だからこそラミレス監督の昨年のCS進出は
前任者の4年を有意義だったと評価できるものとなった

ラミレス監督の偏重起用の是非

CS進出を果たし
多くのベイスターズファンが指揮官に陶酔し初め
実際彼の手腕はメディア媒体でも評価される
しかし彼の采配を手離しで誉めることが出来ない
再三私も記事にしているが
それはラミレスベイスターズの競争が生まれない土壌である
正確に言えば固定化された偏重起用だ
これは就任当初からメンバーの固定を理想としていた
就任直後のインタビューで「打線、打順は60%固定する」と話した
それはつまり40%しか競争できるところがないということだ
その当時チームは最下位であった
なぜそんなチームで60%メンバーが固定できるのだろうか
しかし昨シーズンその固定したメンバーでCSに進出した
間違っていない采配なのかもしれない
とはいえ、所詮借金2でCSに進出した球団である…
具体例をあげるまでもなくロマックをもしあんなに起用しなければ…(散々昨年記事にしたが)
偏重起用が生んだものはマイナスの方が目立つ
固定メンバーでシーズンを戦う是非をもう一度問いたい

固定メンバーで戦う理想、戦えない現実

ラミレス監督は再三レギュラーメンバーの固定
もっといえば打順の固定を理想としている
それ自体を理想にするのはそんなめずらしいことではない
今12球団で監督をしている人間全員がそうであろう
しかし外国人監督である人物がレギュラーを固定したがるのはめずらしい気もする
2005年ロッテを優勝させたバレインタインを例に挙げないまでも
外国人監督は打順を変えていきたがるものである
ラミレス監督のようにキャンプ前からスタメンを発表してしまうぐらい
メンバーを固定したがる外国人監督はそんなにいないだろう
しかし現実問題このチームの戦力はメンバーを固定できる状況ではない
4番筒香、ファーストロペス、ライト梶谷ということ以外は
他の監督で有れば固定して戦うことはないだろう
このGWで打撃は上向いたとはいえ、個々の選手に優先的にスタメンを与えるほどの打力はない

現在のメンバーが98年メンバーと決定的に違う理由

1998年のメンバーは今でもファンが掛け算九九のように暗唱できるくらい固定されていた
あのマシンガン打線は固定メンバーの打撃力の高さがあった
しかし今のメンバーが固定できない絶対的な理由は打撃力ではない
今のメンバーと98年メンバーが決定的に違うのは守備力だ
あの優勝メンバーを固定できたのは個々の守備力が12球団1と言っていいほど安定し上手かったからだ
あのメンバーで守備が下手と言われた鈴木尚典様だって(申し訳ありませんが彼だけ敬称です)
肩が悪かっただけで守備は今のファンが懐古して言うほど悪くない
現在のベイスターズがレギュラーを固定できない1番の理由は
個々の守備がうまくないからである
現状内野ではロペスぐらいがレギュラーと言えるだけで
及第点で倉本(ただし今年の守備では苦しい)
と思うのは、そこである
守備力がドングリの背くらべであるこのチームにレギュラーを固定できる理由は見当たらない

ファームでくすぶる選手、ベンチでくすぶる選手

そして指揮官の偏重起用はこのチームの底上げからいっても悪いところが目立つ
ここにきて選手の1軍2軍入れ替えが多くなったが
それも全てローテションの石田、クラインの抹消があってこそ
基本は開幕の時のメンバーと大きく変わってはいない
毎回私の記事で酷評して申し訳ないが乙坂などは今一軍にいる成績を残せていない
関根もようやく「試合勘をつけるため、ベンチに置いとくのはもったいない」
今更ながらの理由でファームに落ちたが
彼も固定メンバー起用で泣いた選手の1人である
そしてベテラン下園、後藤はイースタン開幕直後結果を出していたのに昇格はなかった
捕手黒羽根も打率350以上を下で残しているが声はかからない
一軍にいた高崎も平田も西森も山下も起用の仕方が明確にならず何も出来ないまま降格
ファームでくすぶる選手、ベンチでくすぶる選手
固定メンバーの理想が生んだ悪い面といえる

首脳陣も選手も一体で

首脳陣も果たして一枚岩なのか怪しい
「代走、守備固めのスペシャリストとしてずっと置いときたい」と言った関根を
「多く実戦を積ませたい」と降格させたり
大事な場面での送りバントの指示が明確でなかったり
指揮官とコーチ陣も果たして1枚岩なのか怪しいところがある
それは首脳陣と選手も関係にも言える
固定しなければならないのは、レギュラーメンバーを誰にするかより
首脳陣と選手の信頼という糸を固定化させることの方が大事だ

それでもこの指揮官を信じるしかない

2015年10月19日ラミレス監督就任が決まった時
ラミレス監督…優勝はゲッツできそうにない球団姿勢」で私は書いた
「最下位の球団なのにまた新人監督を選んだ球団が本気で優勝するつもりがあるのか」
だからこそ冒頭で書いたようにラミレス監督には土台作りを求めた
しかしラミレス指揮官はこの球団の土台は既に出来上がり次の段階だと思っているようだ
そもそもこの球団がラミレス監督を選んだ理由が
「中畑野球を踏襲し勝つ野球が出来る監督」
最下位野球を踏襲し勝つ野球ができるという矛盾からのスタートだった
そう考えれば今ラミレスはよくやっている方なのかもしれない
しかしやはりファンの願いは、19年ぶりの優勝なのだ

最後に「ラミレス監督…優勝はゲッツできそうにない球団姿勢」の記事でコメント下さった
QuWA田ベイスけさんのコメントを引用する

とにかく浮わついたチームでなく どっしりと実のあるチームにしていただきたい
試合なんかおもしろくなくてもいい 憎らしいほど強く図太いチームにして欲しい ただそれだけ ホント切に願っています

「楽しかった、良かったね。負けたけどいい試合だった」
そんな野球はもう見たくない

ラミレス監督の胴上げを私も1番願っている

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  1. 全く同意見です。オープン戦に結果を出した関根や柴田を好調時に殆ど起用されない事は『不幸』以外のなにものでもありません。自分が選んだレギュラーというものにこだわりを持つ自惚れを少し感じます。田中を必要以上に重宝する事にも違和感があります。ホエールズ時代からどうしてまともなバランス感覚を持つ人材を招聘できないのか、おそらく球団上層部が賢くないからであるということに尽きると思います。更に言えば公式戦における応援スタイルもはっきり言って個人的に嫌いです。
    毎イニングウンザリするようなバカ騒ぎ、とにかく盛り上がれば良いという何の工夫も感じない応援スタイル。『興醒め』以外のなんでもないように感じます。考えが軽いのです。なのでスタジアムに試合を観に行く気持ちにもなりません。別の言い方をするとあのようなバカ騒ぎスタイルで現在のファンは満足するとみているのでしょう。そのような人達がつくるチームなのである意味当然の結果とも言えると思います

    1. コメントありがとうございます
      関根、柴田はスタメン起用すらほとんだなく争う事すら出来ていない現状はこのチームに競争という土壌がないことの現れですね
      自分が選んだレギュラーがあくまで一番というスタイルはプロの指揮官をやる上であってはならいと思います、あくまでプロは競争の場なのだから
      応援スタイルに関しては賛否はあると思いますが、あれだけを楽しみにしているファンがいることは残念ながら間違いなでしょう
      少なからず球団は強い弱い関係なくファンが球場に来るかどうかしか見ていないので監督はファンサービスが一番の人を選択していますよね
      どうして新人監督ばかりを選んでしまうのか…と思います
      勝てる監督を選ぶことをして欲しいです

  2. 確かに個々の守備があまり上手くないですね。
    その象徴というべき選手は、やはり石川雄洋。GW中に2試合も守備のミスをするかって感じですね。
    しかも、次の試合でスタメン外すなら、もうセカンドで使わなければいいのにと思います。

    首位から最下位に落ちた2年前は、いくら首位に居てもいつかは最下位に落ちると思っていました。
    それは、投手力を中心とした守りのチームにすべきところをおろそかにした監督のミスです。
    中畑野球は、交流戦の初戦がすべてだと思いました。
    下園のエラーに始まり。ピッチャーは打たれまくり、その後も守備ではミスの連発。
    あんなぶざまな試合を見せつけられて、まだ中畑がいいの?って思っていました。
    私も中畑の支持率の高さに違和感を覚えましたね。
    それほど守備は重要です。少なくてもちゃんとした野球を見たい人は中畑を支持をしていたとは思えません。

    昨年の横浜ですが、1つ言えることは、中畑だったら間違いなく最下位争いをしていたと思います。
    そういう意味では、ラミレスに代わって個人的には良かったと思っています。
    4月に全く打てなくて最下位に低迷していましたが、おととしのようなことは起こらないと思っていました。それは、ピッチャーが無駄な失点をやらず、守備も奮闘していたから。打線の調子が上がれば、いつかは浮上すると信じていました。

    今年は開幕当初は不安でしたが、濱口が意外と頼りになるので、昨年と同じくらいは行けるのではと思っています。まあ、優勝を望むらかなり厳しいとは思いますが。
    個人的にはラミレスに求めるのが土台作りというならば、桑原や倉本が優先起用されるのは仕方ない部分があると思います。少なくても昨年はこの2人は結果を残していますので。逆に、石川や白崎はもう戦力として考えるのはやめた方がいいと思います。申し訳ありませんが、勝負所でやらかす石川、白崎は使いようがありません。競争させるなら、桑原に対して関根、倉本に対して柴田をぶつけて、お互いレベルアップしていけばいいと思います。

    ちなみに私は、中畑時代は球場に行ったのは、年に1回か2回でした。
    それだけ期待の持てないチームでした。
    しかし、昨年は確か10回。今年もすでに4回行っています。
    多少は期待の持てるチームになってきたと思います。

    でも、まだまだだと思うので、もっと期待の持てるチームになってほしいと思います。

    1. コメントありがとうござます
      中畑時代より今のラミレス時代の方が期待をもてるというのは同意です
      私も記事では辛辣に書いてますがそれは今のチームが優勝を狙う事が決して夢のまた夢ではないからです
      中畑時代は戦力の面も多少あるとはいえ、采配含めやはり頑張っても4位がいいところだと思っていたから(結局4位にもなれませんでしたが)、辛辣に書いたところで…という気もありました
      もちろん中畑以前は最下位脱出すら夢のまた夢でも批評することすら時間の無駄でしたが…
      こういうと誤解されるかもしれませんが
      今のラミレスベイスターズは戦力面含め批評していて楽しいところもあります
      勝てる可能性が高いチームですからね、だからこそ辛辣に書いていても応援できるチームなんだと思います
      桑原、倉本については土台作りという意味では確かに起用を続けることは致しかねませんね
      ただ、個人的には桑原をフルイニングでトップバッターで使うのはどうかな?というところがありますね
      それは以前も記事にした通りですが、いずれにしろ彼らが中心選手として結果を残せないと優勝が苦しいだろうというのは私も考えています
      参考に成るコメントありがとうございます、引き続きなにかあればコメント下さい、待っています

  3. 98年との違いはまさにその通りですが、ロペスも駒田に比べたら近年の守備は劣りますね。
    駒田は本当に逸らさなかったです。
    中畑、ダミレスの共通点はある選手を偏重すること、中畑時代に宮崎はひとつの致命的なミスで完全に干され、飛雄馬などはレギュラーの力にはほど遠いながら元気印だからとベンチにいた。
    1軍、2軍も入れ替え含め、日々のオーダー、代打、代走人の出し惜しみ采配に対して
    とらとたろうさんが言う心配のように「監督にちゃんと意見できるコーチいるのかな?」
    居ないからこんな状態になっているのかと思います。

    2軍からの昇格に対しては今、旬な調子よい選手は上げて欲しいです。そうでないと
    頑張って言る選手は声が掛からずモチベーションは下がります。
    そして必ず数打席、数イニングは投げさせてそれでだめなら落として欲しい。
    中畑も使わずして落としていましたが、中畑はベテランの井出、下園、後藤、そして貴殿が
    好きな長田もしつかりと実績がファームであればあげてくれました。

    先日、私はまだNGといった尾仲があがりました。私が観た試合では1回打者7人、
    3安打、(内2塁打1本)1死球で、147、8出ると聞いていたストレートはMAX142
    決して調子良くありませんでした。尾仲があがり、このところ好投し150を連発する
    国吉があがらないのは納得いきません。
    尾仲をロングリリリーフ要員として使うのか?
    いずれにしても1軍、2軍間の首脳陣も何を話し合い、上げ下げを決めているのかが?
    もしやダミレスの鶴の一声?
    今日からの3連戦はドラゴンも投手レベルが下がるので3連勝と行きましょう。
    今日のスタメン、打点でありませんように。

    1. コメントありがとうございます
      そうなんですね、中畑もラミレスも選手の偏重起用が目立ちましたね
      結果的にそれで苦しい思いをした選手は多いでしょうね
      その一方でラミレス監督はファームで旬な選手をすぐにあげるという考えはなさそうですね
      自分が使いたい選手が成績に関わらず優先順位が高いようです、これが今のチームの成績にも反映されているでしょうね
      一軍とファームの話し合いがどこまでしっかりコミニケーションがとれているかは怪しいですが
      若手偏重起用すぎるとチームの成績も下降してしまうでしょうね
      中日戦、ここで勝ち越しは最低条件、それぐらいの気持ちがなければ交流戦までの貯金5は難しいでしょうね

  4. ここ数日、毎日のようにコメントさせていただいているのですが新参者なのでなにか、快星会さんやずっとコメントされている方で私がコメントするのを、なにか問題あれば遠慮なくご指摘下さい。
    100人の監督がいれば、重複する部分もあるでしょうが100通りの考え方があり、100人のファンがいれば
    100人の応援スタイルがあると思っております。
    で、今日の快星会さんの記事を拝見して私も同感。
    私も一昨年、読売最終戦を現地観戦してました。
    やっと辞めてくれると思って、見ておりましたがなんで一度も優勝はおろかAクラスにも入れない監督の
    セレモニーみたいなものがあるのだろう?と疑問を考えながら見ておりました。
    もっとやってくれと、いう横浜ファンにはとても違和感を覚えたのを記憶しております。
    そして現監督就任の噂の時点で他にもっといい監督いるだろうと落胆しておりました。
    このへんは全てフロントの問題なのですが、優しすぎる横浜ファンはどうかと思い快星会さんの記事をずっと
    読んでいてコメントさせていただいている今があります。
    現監督をそれでも信じるしかないという快星会さんのコメント凄いです。
    私の場合は、選手は信じるけど、この監督はそんなに上澄み見込めないなと諦めている口で……….
    当然監督の手腕が重要なのは百も承知なのですけど、結局プレイするのは選手なのでとコメントさせて
    いただいた経緯です。
    私もラミレス監督が、成長してくれる事は願ってもやまない事ではあります。
    でも、監督にちゃんと意見できるコーチいるのかな?というのがあります。
    憎らしい程強いチーム、確かにそこまで行けると凄いな〜。
    まずは、そこ迄行く手前の優勝を味わいたいですね。
    そこから、連覇、3連覇とできる強いチームになれる事を信じて!

    1. コメントありがとうございます
      いえいえむしろ私の記事で何か至りませんでしたら、異論でも反論でもご自由にコメント下さい
      あの15年の最終戦観戦されていたんですね、私もあの試合観戦し違和感を強く覚えました
      まさにおっしゃる通りで指揮官に意見できるコーチ陣がいるのかは気になります
      ヘッドコーチである青山氏とはあまりラミレス監督が話すシーンは見受けられないし
      逆に光山バッテリーコーチと攻撃面での作戦などを話すことが多いようで
      指揮官と他のコーチの中が必ずしもうまくいっているのかは疑問です
      特に外国人監督であるために通訳を介すだけにコミニケーションもどこまでとれているのか
      ラミレスは選手やコーチにリスペクトを強くもつタイプの人物だと思いますが
      果たして2年目を迎えて首脳陣が一枚岩で納得いく形がとれているのか
      優勝にはチームが本当に意味でひとつにならにと弱小チームであるベイスターズには夢で終わってしまうでしょうね
      引き続きまたコメント下さい

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