ラミレス采配の奇策は、勝利に繋がっているのか  2017年5月13日対阪神 中止


ラミレスベイスターズ2年目のシーズンの現在地

「中畑野球を踏襲して勝てる野球ができる監督」
そういってDeNAベイスターズ2代目の監督に就任したラミレス
勝てる監督をと言いながら新人監督を選ぶことに強い違和感を覚えたが
この球団にとっては監督も広告塔としての期待をもつ
前任者中畑清がそうであったように球団がラミレスに強くもてめたものは
勝つこと以上にメディアにしっかり発信できる人物というのが大事だったようにも思える
さらにGM制に理解がある人間でなければならない
下手に監督経験があっては編成に口を出したりコーチの選出に意見を言ったりしてしまう
これが工藤公康に声をかけておきながら破談になってしまった理由であった
さらにGMが強い権限を持つには
「監督としてベイスターズ以外声がかかりそうもない」人間を選ぶ必要があり
さらに「監督をやりたくて仕方がない」人間なら尚良い
GMに何か逆らえば「お前は誰のおかげで監督になれたんだ?」とも言えるからか…
そういう意味でラミレスはうってつけの人物であっただろう
しかしラミレスは1年目球団ファンの期待以上の結果を残した
それが球団史上初のCS進出そしてクライマックスファイナルにも進出した
前年最下位チームをしっかりクライマックスに進出させた手腕は
やはり評価するべきことだろう
そして今年は選手も監督も本気で優勝を目標にしたシーズンとなっている
1年目のシーズン基本的に大きく変わった個性的な采配があったとも思えないが
今年はラミレス色がでてきたのか
いわゆるラミレス采配というのものが2年目にして現れた
その個性的なラミレス采配をここで振り返りながら考察したい

2番梶谷という奇策

2番梶谷
もはや奇策ではなくラミレスの考える理想形である
これは今年に限ったことではなく1年目から彼はこの打順を理想にしている
ラミレスは梶谷を打線のキーマンとして考え
ベイスターズにとってキーマンは2番としている
就任当初のインタビューでは梶谷に15年のヤクルト打線の川端のような働きを求めていた
それは今年も変わらず梶谷に期待しているようだ
しかし当の梶谷は色んなメディア媒体で
「1番や3番の方が攻撃に入る前までのリズムを作りやすい」と話す
これは2003年~2004年に監督をした山下大輔が2番鈴木尚典構想立てた時
尚典様(この選手は敬称つけます)は
「3番の時と違って打席に入るまでのリズムが変わるとやり辛くなった」と引退してから話した
タイプは違うが梶谷も鈴木尚典様も天才型
天才型にとっては2番というのは難しいのかもしれない
結局理想としていた2番梶谷の先発出場は
昨年わずか8試合、打順別打率は.273
決して結果を出したとは言い難い
しかし今シーズン2番で先発出場すると打率は.301
まだ5月ではあるが数字だけなら結果は出ているというべきなのだろうか
今年は2番と3番での起用しかないがコメントを下さる方の中には
1番や6番を推す声もある、私も2番梶谷にはやや懐疑的だ
2番に梶谷を使う事で3番ロペス4番筒香5番宮崎は塁上各駅停車になっている
この3人で単打3本続いても得点になるかは怪しい
得点効率的に2番梶谷がいいのかはまだわからない

8番投手9番倉本最大の奇策

今シーズン最大の奇策が5月4日ウィーランドが先発した巨人戦から続く
8番投手9番倉本という奇策
当初指揮官はこう話した

「ウィーランド8番は打撃を買ってです。非常に打撃がいいので野手と同じ扱いです」

この試合打順があたり勝つと「グレートフィーリング」とコメントを残した
しかし翌日のヤクルト戦ではこう言う

「ヤクルトは内野の守備が凄くいい、サードがバントの際チャージしてくる。もし8番戸柱9番投手にした場合、バントした際ダブルプレーになる可能性が高い。6番戸柱7番石川8番投手9番倉本の方がバランスがいい」

さらに9日の中日戦調子の上がってきた倉本を9番から上位にあげないのかと記者に質問され

「調子が悪いから倉本を9番で使ったわけではない、投手を8番に置いた場合バントをするとダブルプレーになる可能性は少ない」

そして昨日の試合前にこの打線の意図をこう語った

「当面倉本は9番で使う。倉本自身も9番にアジャストしてきた。9番でチームに貢献している。特に3回以降は9番倉本1番桑原がヂ―ドオフマンが2人いる状況に成る」

既に倉本9番がラミレス采配の奇策でなく理想になっている。
9番で打率.306を残しているだけにある程度の成功しているといえるのか
しかし肝心の倉本からの打線のつながりという意味ではまだ発揮できていない
無駄打ちが多く得点できていない今の打線を見ればあきらかだろう
倉本は9番になったから好調になったのではなく
ただ調子をあげてきたということではないか…
8番投手9番倉本はまだ成功といえるものではない

1番桑原の再考はあるか…

今打線が繋がっていない一番の癌になってしまっているといえるのが1番桑原だ
もちろんこれには私の意見に異論ある方も多いと思います
これは1番桑原の疑問を書いた記事
トップバッター桑原・遊撃手倉本、全試合フルイニング出場の2人への不満と懸念」で
かなり厳しいコメントをいただいた
しかし現状桑原は結果でていないと言わざるを得ない
6番や7番で使っているならいいが
出塁率を3割を切った現状、球数も稼げず盗塁失敗も多い彼に1番打者としての期待は薄い
ポップフライも多く
以前荒波は自分の打撃スタイルを勘違いしていると書いたが
桑原にもそれが言える
本当に1番打者として活きるにはまだ彼には乗り越えるべきハードルが多い
フラットで1番打者の座を桑原は他の選手とも争わせなくては
桑原に本当の意味で危機感も生まれない
とりあえず打順を変えてもいいから桑原の優先1番起用はやめてもいいはずだ
それでも指揮官は明日の試合に向けてこう話す

「藤浪攻略は桑原がキーマンになる」

まだ指揮官の信頼は揺るがないのか

競争が生まれ初めてチームは一体となる

他にもラミレス采配には奇策常套策と色々あるが
総じて言えるのはラミレス監督は選手を強く非難することはない
試合に敗れる度に前向きコメントこれでもかと残すのは
逆に鼻につくが
これはこの指揮官に好感がもてる理由でもある
しかし選手を信頼するのと一部の選手の優先起用し使い続けるのは違う
一部の優先起用で全くチャンスを与えられない控え選手が多くいる
しかも優先起用される選手と控え選手に差はほぼない
これでフルイニング出場までされてしまうと控え選手は冷めてしまうだろう
競争が生まれチームは一体となる

しかし優先起用を見ると頑固に見えるラミレス采配も
実は柔軟なとこが多い
山崎の守護神からの配置転換もそうだが
開幕前に理想としていた打線も今では8番投手9番倉本など
完全に違ったものとなっている
今後桑原の起用も変わってくることだろう
もちろん桑原自身が調子をあげてくることが一番望ましいが…

ラミレス采配は今後変わるにしてもこのままであろうと
結果が出ればこんなブログで批評されることもなくなる

私のような捻くれファンを黙らす勝利を期待している

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  1. 今日も苦手阪神に負けてしまいました。。

    やはり去年の桑原の貢献に期待してしまうのでしょうか。打率も然ることながら盗塁も意外なパンチ力もあり、お立ち台のコメントは自信に溢れていました。しかし今シーズンの桑原は去年とは全く異なって見えます。下位打順での調整もしくは2軍に降ろすことが良いかと自分も思います。ベイスターズは今でも一番石井琢朗の亡霊を引きずっているように見えるのですが、快星会様の意見はどうでしょうか?

    1. コメントありがとうございます
      今日の試合も惜敗といいよりは完敗でした
      藤浪を打てず、パットンが打たれ残ったものは借金2
      桑原は早打ちで盗塁も確実性がなくなっています
      個人的には2番打者を変えるともしかしたら桑原に変化もうまれるかもしれないと秘かに思ってはいますが…(梶谷だと盗塁を助けるスイングができない)
      桑原を本気で1番として育成するなら今は外してしかるべきだと思いますがラミレス監督にその考えはないのでしょう
      桑原と倉本に関しては心中覚悟のようですね
      ベイスターズは1番石井琢朗というより全体的に1998年の亡霊を引きずっているところはあるでしょう(このブログもそうですが笑)
      やはりあの時打線が完璧すぎたため、どうもあれが模範解答だと思っているとことがありますね
      しかし選手はあの当時とは違うタイプが集まっているだけにあの野球はできないでしょうね
      ただ、やはりあの時のように繋がる打線にするという考えは必要でしょう
      個人的には1番石井琢朗の亡霊を良く悪くも引きずるなら石井琢朗をコーチもしくは監督に三顧の礼で迎えてみては…
      と私は考えているのですが彼にその気は今のところないでしょう
      さて、こっからベイスターズはどうなるかこっからの6連戦次第で今シーズンの優勝の可能性が決まってきます

  2. 私も選手、監督に批判的なコメントをする一人として一言。
    前にも書いた事ありますが、プロでもアマチュアでも100人いれば100人の考えがあり、全く同じ考えの人など
    いないのは至極当然の事。
    いろんな意見の主張はいい事だと思います。
    ただ、ベイスターズを応援しているのはみんな共通の事。
    自分と考えが違うからと、批判するコメントはやめた方がいいと思います。
    私はこう思いますでいいのに、コメントはマナーをわきまえましょう。
    (私も気をつけようっと笑)
    ともかく今日の試合どうなることやら……….

    1. コメントありがとうございます
      まさにその通りですね、見方は千差万別
      ラミレス采配に不満を持つ私みたいのもいれば名監督というファンの方もいて
      所詮は素人の人たちがプロでやる試合をあーでもないこーでもないというのが醍醐味だと思っています
      しかしその中で最低限のリスペクトを持って記事にしないと常々思っております(と、いいつつ時折暴言を書いていることも自重しないと…)
      さて、今日の試合はまた負けました
      既に今日の記事は書き終えまた23時過ぎに公開しますがまた罵言になってしまったかもと反省しています

  3. どうやらラミレスら首脳陣には具体的な策がないようですので、誰が何番打とうが好転しないと思うようになってきてます。
    本日は『今永が神がかり的な好投。んで打撃は藤浪が四球した後どなたかが失投を長打し得点。その後自慢?のリリーフ陣が何とか逃げ切る、ただし三上は避ける。』しか勝てる要素は見当たらないと思います。
    決して今後に繋がりの ある勝ち方ではありませんが、仕方ありませぬ❗
    ネガティブで大変申し訳ありません。

    1. コメントありがとうございます
      まさにべイタリアンさんの予想通りの展開になりそうでしたが
      パットンが期待を裏切りましたね
      本当に好転しませんね、選手の入れ替えも少ない競争のないチームで果たして流れを変えることができるでしょうか…

  4. 貴殿の問いに一言で答えると、勝利に繋がっていない。奇策とは違うが采配がハマったと思える試合は1試合しかなく、後は選手が采配ミスをカバーし頑張った。或いは何もしないから勝った試合の方は多いと感じている。
    ただ、ダミレスのいいところは試合後に決して選手をマスコミの前では戒めない。
    しかしながら、最近は自分の采配ミスを隠すために「選手よくやった」で誤魔化しているようにしか思えなくなってきている。去年の前半、ロマックを使い続けて大きく後退する等の
    監督責任、采配ミスが目立っていたが、その手のコメントはひとつもなかったがオールスター休みの時に一度、前半の自分の采配ミスのコメントがあり(勿論、ロマックの件がTOP)あっ、本人は反省しているんだと、後半戦に活かせると応援する気になった。
    私が解任要請を球団にした森監督の言い訳は選手が悪いから負けたと個人攻撃だったから。

    話は変わるが先日、話すといった盗塁の件、盗塁は足の速さだけではない話をする。
    知っている話、重複話しもあると思うが最近の他の快星会さんファンにも紹介したい

    ①64年東京、68年メキシコ五輪で陸上100メートルの日本代表だった飯島秀雄を、68年東京(現ロッテ)が9位指名。代走専門として3年で117試合出場、通算23盗塁(失敗17個、牽制死5)これでは合格とは言えないが、飯島が走者にいた時の打者の打率は、4割2分4厘の高率だった。投手が、飯島が塁にいると神経が打者から削がれたらしい。
    ②阪急の福本豊、通算盗塁1065、年間最多106、しかし彼は最速男ではなかった。
     貴殿が知らない時代だと思うがある時期(屋鋪が入団した頃)プロ野球大運動会があり
     福本、高橋慶彦、松本の中に屋鋪が居てぶっちぎりで優勝したのが無名だった屋鋪。
     誰もがびっくり。その屋敷もスーパーカートリオの一員として数年後にブレークするが、
     盗塁数は多くはなかった。

    この2つでの共通は足が特別速い選手=盗塁が多いとは違う。
    今の時代の盗塁の激減は、色々あると思うが下記があげられる
    ・左腕投手が増えた。
    ・投手のクイック、牽制が上手くなった。
    ・監督が失敗を嫌いサインを出さなくなった(采配ミス、非難回避)
    先にあげた巨人の松本は、引退してから左腕は走りずらかった、自分は全てサインで走ったと言っていた。それだけ監督に信頼されていたのだと思う。今の時代、足の速い選手は自由に走ってOKという監督は、聞こえは良いが自らの責任を問われないための防衛策と思う。

    今のベイで確かに桑原は足が速いが、私が望む1番は、盗塁をガンガンする選手ではなく、先発投手にダメージ、いや、軽いショックを与え、凡退しても2番、3番バッターに置き土産ができる1番。簡単に言うとボール球は振らず、かつ、1球で多く投げさせる1番。
    投手経験がある立場からすると、投げるまではどんなに調子いいと思っていても不安で1番バッターに粘られると、「あれ、今日は調子悪いの」かと不安が募る。先頭バッターに決め球をファールされると今日は切れていないと思ってしまう。
    逆に調子悪いと思っている時に簡単に打ち取れると、特に桑原みたいに空振りやポップフライだと「あっ、今日は切れている、走っているじゃん」となってくる。
    3番をずっと打っていた打者の立場からすると、自分が打席に入るまでに、1球でも多く球をみたい。高めに浮いている。変化球は切れている等を頭に入れて打席に立ちたい。それだけで優位になり1打席目に入れるが、簡単に1、2球で凡退されると三球三振でもいいから三球は投げさせろと言いたくなる。

    今日も長くなってしまったが、上記に適した打者はと鑑みると倉本か石川。残念ながら貴殿が密かに推す梶谷の多い、全く当たりそうも無い空振りは不向きかと—。それ以上に望んでいない2番も向いていない。
    さて、今日のスタメンオーダー?そして藤浪に対して、個々ではなく、ベンチが一丸となっと攻めができるか?
    メッセ、藤浪、そして岩貞と3人も苦手を作っては運よくCSに紛れてもベイにはセリーグ制覇ない。だからこそ、金曜日もメッセを叩かなければいけない、6回代打で勝負が必要だった。

     

     

    1. コメントありがとうございます

      盗塁についての考察レポートコメントありがとうございます
      歴史も含め非常に参考できるものであっただけに
      近いウチに記事でも引用させていただきます

      桑原は1番打者にしてはポップフライが多く空振りも多い球数も投げさせられないという点で私も1番には不向きと見ています
      私は1番打者として理想と考えているのは福岡ソフトバンクホークスの中村晃です
      彼は球数を多く投げさせ粘ることも出来るし甘い球を逃さない打撃もあります
      3年前の交流戦の時からこんな選手を1番で使いたいと見ていました
      現在ホークスでも1番で起用される機会はあまりありませんが、彼のような1番打者がベイスターズで生まれるのを期待しています
      さて今日の敗戦、言いたいことは山ほどありますが記事は既に書いていて
      23時過ぎに更新予定です
      また的確なコメントお願いしたします

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