ベイスターズの正捕手は決まった!そして背番号9黒羽根にもうチャンスはないのか 


正捕手が戸柱になった日…

私自身
一昨日の試合の一発で
もうベイスターズの正捕手は
戸柱に決まったと断言するし
認めざるを得ないと思う
私は昨シーズンも
そして今シーズンも5月までは
戸柱を“メイン捕手”と呼んでも
“正”捕手
と呼ぶことは出来なかった
しかし私が観戦した試合でも活躍し
満塁本塁打は打つしチャンスでは強い
彼を“メイン”と呼ぶのは失礼になってきた
5月の記事で
私はベイスターズの6番打者の打率の低さを指摘したが
今や打順別打率は6番打者の打率は
4月に比べ2分上がった
そして
そこに5月から座る戸柱のチャンスの強さは凄まじい
得点圏打率.377の選手を6番に置けるのは
この打線の大きな大きな強みだ
90年代捕手はヤクルト古田、西武伊東、中日中村を初め
インサイドワークにフォーカスし打撃は二の次でいいという傾向だった
(もちろん打撃がいいにこしたことはなかったが…)
しかし2010年代の野球は完全に捕手も守備以上に打撃が優先される
これは数年前元ロッテの里崎が指摘していた

「捕手を使うかどうかの基準は結局は打撃がいいかどうか。打撃が良ければリードがどんなに未熟でも使われます。リードは後からでも勉強できる。しかし打撃が悪ければ試合にすら使ってもらえない。だからルーキー捕手は打撃をまず良くすることを心がけるべきだ」

今はこの指摘が適当と言える
野村克也や捕手出身の選手の著書を多く好む
私としては配球論やリードを重視する現役捕手がいないのは
少しさびしい気持ちがするが
戸柱がレギュラーであることが今の現代野球の捕手の形を証明している
「メイン」捕手とはもう言えない
やっとベイスターズの正捕手が埋まったと言えるのかもしれない

谷繁、相川から空白だった正捕手

1998年ベイスターズの優勝の立役者となった谷繁元信
ベイスターズを日本一にしたことで
彼は球界を代表する捕手となったが
彼もまた「正捕手」になるのに苦労した
私が小学校低学年の時
背番号1をつけ大洋ホエールズで活躍していたが
その頃は秋元や市川と正捕手を争っていた
しかし1996年に大矢監督が就任すると
谷繁を正捕手として起用することが多くなり
9回佐々木の時に秋元に代えると言う采配もなくなった
谷繁の努力もあるのだが
彼への指導に一切妥協しなかった大矢の
コーチ時代からの指導の賜物だったと言える
しかし権藤で日本一になった後
森が就任すると
メディアを通して谷繁への不満愚痴は
谷繁との軋轢を生み
球団・首脳陣と谷繁は埋められない溝ができ
2001年オフFAで彼は球団を去る
その後中日から中村武志が金銭で移籍すると

「(谷繁との)正捕手同士の理想的なトレードが出来た」

こうコメントする森監督の言葉が全てを物語っていた
そしてここからベイスターズの歴史は暗黒時代へと転落した
その後森・山下と必死で相川亮二を育成し
チームの正捕手として成長し
後にアテネ五輪やWBCにまで選出されるようになる
チームの成績は低迷していたが
この球団には正捕手はしっかりいた
しかし相川がFAで移籍することでまたこの球団の歯車は狂う

空白の8年間

たまたま先週この球団の遊撃手の記事を書いていたが
正捕手の空白も遊撃手の空白の歴史と時をほぼ同じにする
相川がヤクルトに移籍すると
阪神からベテランの野口をFAで獲得し
翌年にはロッテから橋本を獲得
しかし既に選手としての峠を越え
古傷を抱えるベテランを正捕手で獲得することに無理があった
それでも彼らをこの球団で気持ち良く引退させることが出来れば
優秀な指導者としてこの球団に還元してもらえることもあったかもしれないが…
この辺りは過去の記事
ベテラン黒羽根利規の存在証明」の記事も合わせて読んで参照していただきたい
結果的にまともなバッテリー指導者もいないこの球団は
ルーキーや若手の必要以上の実力以上の期待をかけつぶしていく
2009年ルーキー細山田も肩の弱さばかりをクローズアップされるか
育成次第ではまだこの球団の重要なピースだっただろう
武山もしかりである斎藤俊も…
結果相川をFAで放出する数カ月前
トレードで手放した鶴岡を
2011年オフに高い金出してFAで獲得するという
馬鹿げた編成をする…
全く遊撃手の歴史と同じである

正捕手に近付いた黒羽根も…

そしてこの正捕手空白の歴史の終止符を打ったと
思われた選手が2012年に現れた
新生DeNAベイスターズの開幕戦
高崎とバッテリーを組んだのは黒羽根利規だった
細山田と武山の低レベルな正捕手争いを傍で見て
二人にない強肩を武器に頭角を現した
移籍してきた鶴岡共に2年間ベイスターズの
ホームベースを争い
2013年オフ高い金を出して戻した
鶴岡を再び手放した
そしてまだ100試合も出場経験のない
黒羽根が正捕手候補として起用されることになる
そして彼は奮闘し苦しみもがくも
正捕手獲得のチャンスを失って今に至る
ここについても
30歳黒羽根利規絶望の先の希望」参照していただきたい
いずれにしろ、黒羽根が正捕手になれず
2016年
ルーキー戸柱が開幕戦マスクを被る
8年間ベイスターズに正捕手はいなかった
いや実際作ろうとしていたのかもわからない
下手な編成をして空白にしてしまった
これは先週記事にした遊撃手問題に近いものがある

正捕手戸柱が決まって黒羽根に後も先もなくなった

記事の本質を書いている途中で忘れてしまったが
今ベイスターズは長い間空白だった正捕手に
戸柱が座ったと言っていいだろう
6番打者としてのチャンスの強さはもちろん
インサイドワークも守備や捕球も
とりあえず合格点だ
2番手捕手にも打撃のいい嶺井
そして若い高城もいる
捕手陣は非常に優秀だ
そして戸柱が正捕手になりつつある今
先にも紹介したように何度も記事にしてきた
黒羽根利規が1軍に昇格する可能性は少なくなった
いや彼が野球選手であることも
もう1年ないのかもしれない
少なからず現状ベイスターズにおいての
彼の役割はなくなっている
既に彼には後も先もなくなってしまったのかもしれない
後は
彼自身が
このチームを去ってでも野球を続けたいか
このチームで選手人生を終えたいか
気持ち次第かもしれない

正捕手が決まったベイスターズで
また1人思い入れのある選手が去ろうとしている

それでもまだ彼には負けて欲しくない
プロ野球選手になるきっかけが
不屈の男、背番号18にあるなら…

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  1. 今日の広島戦もったいなかったですね。筒香もようやくどん底は脱したようですね?

    濱口も調子が悪いなりによく投げたとは思いますが、投手にフォア-ボ-ルが痛かった。
    同じくパットンもストレ-トのフォア-ボ-ルからの失点これでは広島に逆転されますよね。

    善戦の勝ちと負けは雲泥の差ですから?好調中日にひたひたとつめよられだしましたね。
    ただ打線のつながりが出てきたのと、今永、石田、濱口が安定してきましたね。この3投手は今後はできるだけ完投してパットン、山崎、砂田、を酷使しなくて済むようになれば↑への期待感はもてませんか?

    ご意見聞かせていただければ幸甚です。

    1. コメントありがとうございます
      筒香の打撃は大分復調してきたと言ってもいいでしょうね
      打線は確かに向上してきました、同時に先発投手も試合を作れるようになってきました
      後はしっかり歯車があうと連勝も続くでしょうね
      期待しています

      1. ご返事ありがとうございます。久保彼なりに何とか頑張りました。筒香らしいあたりが出てきましたね。
        おっしゃられている如く倉本が当たってきたので2番倉本9番梶谷がいいですよね。
        梶谷は山はりバッタ-なのでそれが外れるとまるで駄目なタイプですからね。

        あとはウィランドがいつから投げられるかが大きなポイントのような気がします。

        7月後半に横浜に見に行くまで期待できる展開になりそうですね。

        ありがとうございます。

        1. コメントありがとうございます
          久保は彼なりに踏ん張っていたとは思いますがベテランらしく3失点くらいで纏めて欲しかった気持ちはありますね
          倉本が非常に好調なだけに2番もしくは9番より上位での起用を考えてもいいのですが3番筒香起用で打順をどう組み替えるのかは気に成りますね
          ウィーランドはオールスター明けに成る気がします
          焦らなくてもまだいいかなと思いますね
          丁度横浜にいらっしゃる頃に復活するんではないでしょうか

  2. プロの厳しい世界。
    チャンスをものにできないと、そのまま埋もれてしまう選手も数多く。
    そして、今やファームで打撃好調であっても試す事すらしてもらえない現実。
    黒羽根選手には、努力しても報われない日々で精神的にも厳しいと思います。
    1軍には若い捕手3人で、おそらく固まっているので出番はこのまま、なさそう。
    監督との相性等もあるので、現役続行であるならばトレード志願等していく方が現実的か。
    強いて言うなら、チャンスを逃すと毎年どんどん新しい選手が入ってくる現実。
    チャンスの時に掴み取らないと。
    プロの世界は厳しいですね。
    黒羽根選手と並んで心配しているのが、ゴメス。
    白根がホームラン打ったので、しばらくチャンスがまたないだろうし、
    若手偏重の監督なので、今シーズンチャンスがあるのか?……………..
    ファンは、みんな望んでいるだけに1軍で勇姿を見れる為に腐らず頑張って欲しいです。
    ゴメスボンバイエ!やるの待ってます!!!
    このままなら、夏休みに子供と長浦行こ。

    1. コメントありがとうございます
      ゴメス心配です、今あきらかに本人は考えていなくても
      球団首脳陣から引退の足音を無理やり聞かされているのが彼だと思います
      ファームで好調だったにも関わらず彼の昇格は見送られ
      若手にチャンスが与えられています
      間違いなく白根や佐野より先に昇格されるべき選手でした
      しかしGM主導で育成をするこの球団ではベテラン陣は切り捨てられる傾向がありますよね
      これは昨シーズンの三浦、その前の多村などあげればきりがないです
      ゴメスがハマスタに帰ってくるのを私も願っています

  3. 昨年ベイがCS進出できた大きな理由の一つに捕手戸柱の活躍は言うまでもないことです。新人王は逃しましたが彼のキャリアのためにはそれで良かったと思っています。シーズン中も積極的に周りの選手に声をかけ、先輩や外国人にも堂々と意見を言える性格を頼もしく思います。思えば正捕手谷繁の退団以降、気が優しい性格だったり投手とコミュニケーションがとれない捕手が多かったのです。しかしそれは一軍の経験がないだけに自信をもって投手や野手に意見を言うことができなかったと環境もベイスターズの長い暗黒期を物語っていると言えます。それに捕逸の数が桁違いに多かった!とくに黒羽根は大事な場面でポロポロ落とすことが多かった!2014年のシーズンはキャリアハイの109試合出場でしたが、打つよりも落とすことが多く安心して試合を見守ることができなかったことを憶えています。仮にあの死球がなかったとしても黒羽根はメインにはなれても正捕手にはなれなかったと言えます。

    快星会様の過去記事「30歳黒羽根利規、絶望の先の希望」良かったです。また「“ベテラン“黒羽根利規の存在証明」も良かったです。でももうチャンスはないかもしれません。いや監督が代わってから黒羽根は一度も上に上がっていませんし、監督の口から「クロバネ」と名前を聞いた記憶もありません。三浦大輔の引退試合にも上がらなかったことは残念でしたが、おそらく戦力にもかぞえられていないのだと、、残念ですが。

    今のチームは良くも悪くも選手たちの奮闘ぶりが目立ちます。一方で監督やコーチ陣の無能さは既に議論され尽くしていることです。無能さの極みは控え選手の底上げができないことにあります。2軍の中から1.5軍の選手にチャンスをあげるのではなく、2軍の選手を1軍で通用するようしっかりと鍛えることがコーチの役割だと思うだけに黒羽根の低落はとても悲しく、また歯がゆく、残念に思います。

    石巻出身の新沼を密かに応援していました。正捕手谷繁や相川の陰で鶴岡や新沼がしっかりと育成されていたら細山田や黒羽根あたりが正捕手に就いていたかもしれないと思うとやり切れない思いがあります。ところで昨年戸柱がメイン捕手を務めてから捕手陣の連携が良くなったと思います。また高城や嶺井のリードも以前に比べて飛躍したと思います。しかし今季DeNAの暴投は24捕逸は4とまだまだ12球団ワーストです。正捕手に認められた戸柱もこの程度で満足するのではなくさらなる活躍を期待しています。

    1. コメントありがとうございます
      このチームは谷繁を出していなければ違う歴史だったと思うだけに
      選手の残留交渉はこれからも気をつけてやって欲しいですね
      ラミレスの中では黒羽根を戦力と考えていないんでしょうね
      ベイスターズ現役時代は黒羽根ともレギュラーとして戦ってきたと思うのでもう少し戦力として見ているのかなと思いましたが
      どうもそんな感じではないようですね、黒羽根には何とかアピールを続け腐って欲しくないですが…
      新沼はずっと「ポスト谷繁」と言われ続け成長を期待されていましたが
      相川との競争に敗れ、確かな指導者がいないので伸び悩み正捕手不在の暗黒時代に突入してしまいました
      戸柱が本当の意味で成長するには嶺井や高城そして黒羽根も踏ん張って欲しいところです

  4. 確かに正捕手は戸柱に決まりですが、怪我が多いポジション、第2捕手は必要です。
    戸柱には失礼な発言になりますが、あの年のドラフトでは、私は、トヨタの木下を望んでいました!
    今や木下の遥か上の存在です。

    谷繁の話をすると、甲子園のテレビ中継で一目惚れしました。私の甲子園観戦の目線は、未来のベイ選手発掘ですが、あの年の甲子園で江の川高校の谷繁は、強打の捕手で有名で、たまたま、テレビを付けた瞬間にある捕手が矢のような送球で盗塁を刺しました。
    それが谷繁と知り、絶対横浜と思いました。
    強打より、谷繁のフットワークと肩に惚れました!

    そして谷繁と森監督の軋轢には、私も激怒し、貴殿の知っている通り、契約続行の記事が出るや否や球団に4枚に渡る便箋で森退団を要求しました!

    強打の捕手の触れ込みだった谷繁の打撃は伸び悩み真下が戸柱は成長しています。
    打撃は本当にわからない、ヤクルトの古田は立命館だったかな?大学時代強肩の捕手として、ドラフト候補だったが、打てないと言われ指名漏れ。
    社会人時代も対して打撃は伸びなかったがプロに入ってから打撃も飛躍的に成長した。
    野村克也のマンツーマン指導で、まさに日本一の捕手になった!

    あっ、話は黒羽根でしたね。彼は打撃絶好調でレギュラーつかみかけた時に死球でファームに落ちて、以降出番が減ったはず。あの死球がなければです。
    負けるなバネ、私は、応援しています。

    1. コメントありがとうございます
      谷繁は私は鈴木尚典と同じくらい好きでした、私が初めてベイスターズであることをやめようと考えはじめたのが
      谷繁のFAでした
      森が監督なり期待していましたが進藤や波留をトレードで出し何となく寂しさと同時に名監督を信じられない気持になっていました
      この時はチームも最下位に落ち、古木や七野に期待して一軍の野球を見るのをやめていました
      確か高校2年、3年の時ですね。大学受験もあって余計にベイスターズから気持が離れていましたね
      黒羽根にはほんとうに期待しているし応援しているんですが、非常に苦しい立場になっていますね

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