導きだした答えは3番筒香、柔軟に我慢したラミレス采配の6月


初めて5割以上が確定した月

明日宇都宮での巨人戦を残すが
ベイスターズは昨日の勝利で6月の成績を11勝10敗とし
今シーズン初めて月間成績を5割以上確定させた
4月が11勝12敗、5月が12勝13敗とほぼ5割と言えるが
それでも借金を増やしていた前2月とは違うだろう
通算でも34勝35敗と借金は1つ
明日勝てば通算でも5割達成となる
交流戦月と言えるこの6月を5割以上確定させたラミレス監督は
合格点以上の結果を残したと言っていいだろう
5割前後で勝負の7月8月を迎えることが出来るのであれば
充分CS以上の結果を目標に置くことは出来る
今日は6月のラミレス采配を振り返ってみる

斎藤佑樹に負けた翌日からのスタート

交流戦スタートは北海道での日本ハムだったが
5月最後の試合は斎藤佑樹に623日にぶりの勝利をプレゼントし
5割をかけていた試合に敗れた
この時は相手の4番中田にやられた一方で筒香は4打数0安打
その試合の批評では

「4番筒香を外すのも勇気、我慢も勇気だが柔軟も勇気のはずだ」

と記事では偉そうに私は書いている
しかし結果的に6月のラミレスは我慢と柔軟を使い分けた月ともいえる
6月のスタートは深刻な打線の不調から始まったが
下位打線の組み替えに苦労していた
6月1日の打順は1番から
桑原、梶谷、ロペス、筒香、宮崎、戸柱、下園、柴田、倉本
指名打者を使えるパリーグ主催のためDHは下園
戸柱がまだ今ほど打撃が開眼していたわけでもないし
宮崎も規定打席に乗る前
下位打線はまだ物足りなさが残った

千賀を打ち崩した5番宮崎、6番戸柱

そしてその打線に火が付き始めるのが
6月4日のハマスタでのホークス戦
エース戦が相手にラミレスの早打ち作戦が成功
フォークボールを投げさせる前に打てという作戦が的中し
(と、言って早打ちは常套策戦だが)
初回にロペスのツーランで先制
その後同点に追いつかれるが
6回裏に2死1,2塁から
宮崎が配球を読んでフォークを完全に見切って四球を選び
満塁で戸柱が逆転タイムリー
戸柱は6月の月間打率.197台にも関わらず
打点はこの1カ月で16点
この月チャンスの強さを発揮した戸柱の最初の殊勲打となった
四球を選んだ宮崎と同様この2人が6月の打線をひっぱることになる

首位楽天に勝ち越し勢いついたが…

そして千賀を打った次のカードでは首位楽天との3連戦
初戦の山形の試合では桑原の先頭打者本塁含め4本の本塁打で
13安打9点で打線は活気づいた
この日も5番の宮崎は1本塁打
翌日も10-6で勝利し打線は上向いていた
そして次のカードの西武との3連戦初戦では
土壇場の9回に逆転ホームランを放ち
明らかに宮崎の活躍がベイスターズ打線に火をつけていたが
当のラミレス監督は宮崎にレギュラーを扱いをしなかった

「非常に状態は宮崎は状態がいい。ただ正式なレギュラーに任命するのはもうちょっと様子見ながら決断します。守備の面が非常に心配。」

桑原や倉本にあっさり任命したレギュラーの座りをここまで何度も殊勲打を放った宮崎には
すぐに判断しなかった、守備の面の不安と言うが
この時倉本も(今も多少問題はあるが)失策を繰り返していた
ラミレスのレギュラー基準がどこにあるのかと言う点は
この時多くのコメンテーターの方も指摘していた
4番打者よりチームに貢献していたのは明らかに宮崎だったにも関わらず…
これがラミレス監督の「レギュラーを簡単に口にしない」という我慢だったのか
それともいつでも打順を変えることが出来るようにした柔軟な姿勢だったのかはわからない
しかし桑原や倉本に与えてそれとは違っていた

裏ローテで4連勝した先発陣の安定感

西武とのカードを1勝2敗で終えた後のロッテ3連戦は
怪我復帰後の石田、ルーキー濱口そして熊原と
裏ローテと言ってもいい先発陣だったが
先発陣は結果を残した
13日石田が復帰後初登板も5回1失点と結果を残す
14日は濱口が好投、最後のカードは熊原が結果を残し
初戦の石田は打線が低調で勝てなかったが
裏ローテの先発陣が試合を作った
また打線では15日の宮崎がグランドスラム
この辺りからラミレス監督は宮崎をレギュラーとして
メディアにも話し始める
続くオリックスのカードでも連勝し
今季初の4連勝を苦手な交流戦で残る
6番戸柱の2試合連続の本塁打も光った試合だった
先発陣は安定、5番6番が期待に応える
今シーズン状態が1番良かったと言える時だった

交流戦明け3勝2敗

「交流戦5割でいけば3位以上でシーズンを終える可能性は高い」

そう交流戦前目標を話した指揮官は見事に達成したことになる
しかし今年の交流戦はセリーグが昨年ほど差をつけられることはなかったので
下位球団とのゲーム差が開くことはなく
特に交流戦前最下位争いをしていた中日がしっかり首差で
追いかけてくる展開となっていた
リーグ戦再開後はヤクルト広島と3勝2敗
筒香の復活、倉本が好調と打線は不安要素とも言える選手達が
調子を取り戻してきた
しかしその一方で4月5月に安定感を見せていたリリーフ陣の疲労が蓄積し
打たれることが目立ってきた
7回8回での失点が増え、試合をひっくり返されることも多い
リーグ戦再開後の2敗はどちらも逆転負けと後味が悪い
しかし逆転負けで負けることが多ければ多いほど
ベイスターズベンチはリリーフ陣に依存することが多く
特に昨日の試合では大量リードにも関わらず
石橋を叩いて勝ち継投をつぎ込み点差を僅差にしてしまい
石橋を叩いて橋を落としてしまうような展開になってしまっている
勝ち継投の再構築も考慮しなければいけないかもしれない
我慢強く柔軟な指揮官の采配に期待したい
そしてその指揮官が昨日の試合後
こんなことを明言した

3番筒香の是非

ラミレス監督は試合前

「筒香の強さを活かすための方法を考えている」

と匂わし試合後

「昨年ロペスが3番にして打ち出したが明日からは筒香を3番にしようと思っている。4番だと初回に打席が回らず2死2塁で勝負を避けられる。3番なら勝負を避けられることは低い」

理にかなっているのかもしれない
確かにヤクルト真中監督もバレンティンを3番で使おうとした
メジャーでも言われる3番打者最強説
現代野球に適しているのかもしれない
しかし不調の筒香を意地でも4番から外さずに
打撃が向上しはじめたこの時に
打順を変えることに違和感もあるし不安も感じる
もちろん指揮官の中では温めていた構想だろう
筒香が打ち始めたらやろうとしていたことなんだろう
タイミング的には今なのかもしれない
しかしやっと本来の調子を取り戻してきた筒香のルーティーンを
打順を変えることで壊すのは期待以上に不安の方が大きい

筒香本人は前向きらしいが…

我慢で柔軟の指揮官の采配に確かな自信があるのだろうか
今は打線を組み替えること以上に
リリーフ陣の整備や確かな代打陣の昇格の方が重要な気がする

私のとりごし苦労に終わると思いたい

勝負の7月、求められるのは我慢か柔軟か

ラミレス采配は納得はいかないものが多いが
ここまで結果だけ見ればまあまあ合格点なのだろう
しかしMY ERAと高々に言うほどの順位にはいない
既に広島とは既に差は1カ月2カ月でどうになかなるものではないために
優勝は諦めたと言っていいのだろう
ここからはいかに3位以上を死守しあわよくば2位を狙えるかだ
筒香が復活した、先発陣も安定している
しかしこのチームには今確かなベテラン選手もいない
一度チームが不調に陥ると大型連敗もありうる
指揮官には引き続き大型連敗をしないチームのコントロールを任される

7月の成績がそのままシーズンの結果を左右する
指揮官の我慢と柔軟な采配がどう動くか
まずは巨人との3連戦が
重要になる

舞台は餃子の宇都宮だ

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  1. 3番筒香はいいんですが、ラミレスって人、闘う前にいろいろ喋り過ぎとちゃいますか⁉️
    なんか、スタメン発表で初公開した方が、相手も混乱してリズム崩すと思うんですがねェ~
    わたくし、考えすぎですかねェ~

    1. コメントありがとうございます
      まさにわかりやすく噛み砕いて私のラミレスへの不満を書いてくれました
      べイタリアンさんの言う通りです!

  2. 3番筒香というか、3番に最強打者は賛成。
    これは自分が20年3番をキープしているからではなく(笑)ダミレスがいう1回に必ず回つて来る。打数も年間でかなり増えるから、付け加えれば、2死ランナー無しなら、私は1発狙い!ランナーありなら、単打狙い。そして筒香はそれが出来る!
    ただ、今、やっと筒香が復活して、ロペスも好調なのにいじって大丈夫かの不安がある。ロペスが狂わないか?

    それとは別に記者とのやり取りで

    9番倉本も、筒香を3番に置くことと関係がありますか。

    「そこは関係ないです。倉本を9番に置くのはメリットがあることだと思ってます。三振しないですし、7番バッターが出て、8番ピッチャーがバントしてスコアリングポジションで倉本に回ることが結構ある。9番を打つことによってプレッシャーを感じずできる」

    この理論で言ったら7番に最高の出塁率を誇る打者が求められるが、現状はセカンドの日替わり選手が任されている。言っていることが微妙に変わるし
    突き詰めると矛盾する。
    今回もあえて筒香3番を事前にマスコミ発表する意図がわからない。スタメン発表時に知れば菅野も少しは動揺するかも知れないのに、要は目立ちたいだけ!
    と言いたくなる。
    今日は宇都宮だが、こんな日に横浜出張(+。+)アチャー
    菅野を打ち砕いて、不調の虎、上昇中日と6勝3敗で駆け上って欲しい!

    1. コメントありがとうございます
      3番打者を20年打っているんですね、さすがですね
      さて私も記事でも書いたようにこのタイミングでの3番起用には少し疑問があります
      他のコメンテータの方も指摘するようにロペスの調子が落ちるのでは…という心配もあります
      そしてご指摘のように7番打者には出塁率がいい打者を置くわけではありません
      この理論で行けば出塁率の高い梶谷は7番で起用するほうがいいですね
      ラミレスのころころかわるコメントも私は気に成っています、データを重視というわりには意外に気分屋ですよね
      横浜出張なんですね、お疲れ様です。試合が横浜でないのが悔やまれますね

  3. ここまでのベイスターズはまずまず以上の戦果を残していると思います、ラミレス監督(以下首脳陣ら)も概ねは及第点と言えるでしょう……勿論ラミレス監督らにもミスはありますが、どうにも高い金払って期待した戦力が働いてくれなかったりある程度は固定されるべき勝ちパターンが崩れたりでの負けも目立ちますゆえ、やはり戦力的な不足が大きいかと思います
    それよりも、今は苦手の交流戦、大魔王広島カーブ戦を五分以上で乗りきれていることを喜んでおります

    さて、ベイスターズファンの間では「3番筒香」の話題で持ちきりのようですね
    とはいえ監督がアメリカで野球をしていたアレックス・ラミレス氏(最近は3番だけでなく2番に最強打者を、という流れもありますが)であり、筒香も海外ウィンターリーグに自ら武者修行に向かうなどしている選手、3番という打順そのものに別段違和感は持たないでしょう、梶谷の後ろに筒香が着くことで梶谷が打ちやすくなる可能性も
    心配なのはロペスですかね、宮崎がいるからこそ出来る策ですがこれまでとは勝手が違うのはロペスですので
    打順は適正のある4番ですが、この打順は2順目に
    倉本
    桑原
    梶谷
    筒香(4番の位置)
    ロペス
    宮崎
    戸柱、とオーソドックス打線として続く事も意図していると思いますので、ロペスは5番としての役割も持つ事になるでしょう
    果たしてこの打順でも今シーズンのロペスでいてくれるのか……
    また、裏の1番打者となる倉本がどの程度出塁できるのか、恐らくこの作戦は筒香だけでなく、最近倉本が良くなりつつあるために決行したものだと思いますので、彼の働きも3番筒香打線の正否に大きく関わってくるでしょう
    しかし巨人は本気でベイスターズをスイープするつもりでエース級の3投手をぶつけてきます、打線が好調とはいえそれでもこれまでロクに勝てなかった相手です、普通にやっていたら勝てませんからね
    この変更が上手くいくのか、ただ個人的には面白い試みだと思いますので、数カード見守りたいところです

    1. コメントありがとうございます
      私も交流戦5割、広島に勝ち越し、さらに3位にいるという最低限の成績を残していることには評価しています
      ただその一方で現実的に優勝をあきらめなくてはいけないくらいの差を広島につけられてしまっていることには
      不満をもっています
      戦力不足と言うのは納得できる一方で試合前にメディアに喋りすぎたことで仇になってしまった敗因もあり
      まだ私が指揮官を信用できないとこもあります
      さて3番筒香に起用に9番倉本は関係ないと指揮官自ら語っているので倉本から1番という考えはないみたいですが
      ただ、仰るように4番ロペスが心配ですね
      打順を変えることで微妙に成績が変わるのがロペス
      今年はここまで不調という不調がないだけに心配です
      もしロペスが深刻な不調になればそれこそ、THE END
      私もここは注視したいと思います

  4. まず、昨日の試合で犠牲フライの場面。
    打った瞬間、ホーム余裕で生還だったため、筒香はゆっくり返球した。
    そして次打者の場面、いつのまにか1塁にいた菊池が2塁にいる……。
    タッチアップしていた。
    こういう緻密な野球ができるのが、広島。させてしまう、できないのがベイスターズ。
    だから、優勝できないのか………これだけではないが。
    ラミちゃんは、でもそういう野球を目指している訳でもないみたいだから、指摘した所でというところ
    なのでしょう。
    今期、優勝を目指していた私にとっては、5割ではとっても合格点を与えられないのだけど、
    (現に今迄、采配ミス等でけっこう負けを蓄積しているので)
    後半戦は、指摘はしつつもラミちゃんの考えている野球に少し期待を持って見てみようと思います。
    選手の不調も脱してきて、選手のせいにはできない状況。
    本当に負けると監督の責任重大である。
    優勝はないですが、下克上優勝はとっても可能性があります。
    その為には、後半戦の戦い方がとっても重要。
    8番投手も、3番筒香も賛否ありますが、今シーズンの結果しだいでラミちゃん評価をすることにしました。
    今後の試合で、いろいろあると思いますが、どういう結果をだすか注目して、そして大いに期待したい。

    1. コメントありがとうございます
      そうなんです、緻密な野球ができるかできないかは大きいですね
      広島はやはり伝統的に走塁含めて機動力に重視している野球、そこに石井琢朗コーチなどの優秀なコーチがさらに色をつけて
      そして高い機動力を野球を実践できる選手達…強いわけです
      一方で選手の自主性を重んじ、とにかく振りまくれ野球のベイスターズでは差がありますね
      さて私も今季優勝を目標にしていただけに正直今の順位は不満です、ただ最低限の仕事をしているのも事実
      ラミレス野球の真価は間違いなくここからです
      我々も引き続き期待もしながら厳しい目でみていきましょう

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