広島カープを見て思う、ベイスターズが行き着く場所…俺たちはカープに嫉妬してきた


1998年の時、思っていたこと

新潟での試合も中止になり昨日は山口のコラムも書いたが
今日は以前も似たような記事を書いたのだが
広島カープへの思いをコラムとして書く

1998年10月8日
テレビで権藤博の胴上げを見た時
私は20年後の将来ベイスターズは
こんなチームになっていると思っていたことがある

横浜市民の9割はベイスターズファン
新球場の横浜ドームはみなとみらいで1番人が多く集まる施設
監督は98年優勝した大魔神ササキ
ヘッドコーチの谷繁が次期監督
打撃コーチの尚典や内野守備走塁コーチの琢朗はその後の争いかな
元気印の波留は外野守備走塁コーチ
2軍監督は佐伯監督のもと、確実に選手が育っている
谷繁引退して、ポスト谷繁のベテラン新沼が頑張ってるけど
もう、そろそろ若手がしっかり育って欲しい
多村、紀田はまだ主軸で頑張ってるけどもう引退も近いだろう
98年のドラフトで引き当てた松坂はメジャーから横浜愛で復帰し
今年は男気エースとしてまだ頑張ってくれている
三浦とのダブル大輔コンビは今年も2人で25勝してくれた…
市民球団横浜ベイスターズのファンがいる限りこのチームは死なない

これは2年前に書いた記事の引用部分だが
多くのベイスターズファンが98年当時
未来予想図にこれに近い思いを抱いてきたはずだ
しかし我々のこの思いはわずか4年で崩されてしまう
2002年シーズン最下位…
これから我々ベイスターズファンには
失われた10年を味わう事に成る
まさかこんなことになるとは…そんな気持ちでいた
しかしこの未来予想図に近い球団がある
それが昨年優勝した広島カープだろう

広島カープの姿

これも先ほどの記事から引用したものだ

新球場マツダスタジアムは200万人の観客動員を突破
監督は野村謙二郎から緒方へ
次期監督は前田智かな
石原はまだまだ頑張って欲しいけど、ポスト石原の会澤も来季は正捕手をとるだろう
カープを裏切ったように見えた新井はカープに帰ってきてくれた
メジャーでも二桁あげた黒田はカープ愛で男気エース
マエケンのメジャー挑戦が心配だけど
昨日悔しい思いをした大瀬良や野村あたりが来年奮起してくれる
そのためにも市民球団カープのファンは引き続き熱い応援をする

これ実は2015年カープがCSを逃した時に書いた記事
結局カープは翌年にあたる2016年に優勝する
まさに1998年に妄想した私の夢の未来予想図のような形を実現した
羨ましい限りだ
地域球団として長い歴史と伝統は持っていたが
それでも旧広島市民球場が満員になるのは巨人戦と阪神戦
特に90年代後半から2000年代前半は
観客動員も伸び悩んでいた
その球団が今や全国区になりファンも拡大した
そしてチームは2年連続優勝を狙える位置にいる
広島カープにやはり嫉妬を覚えてしまっている
かつてはお友達だったのに…

優勝した1998年、首位を奪取した相手は…

19年前開幕ダッシュ成功したチームは
広島カープだった
ルーキー小林幹英がリリーフでフル回転
リード時だろうとビハインドだろうと
投げて投げてチームを勝利に導き
4月に首位にたった、彼自身も4月に月間MVPを受賞した
この時ベイスターズは5割をいったりきたりの3位だった
しかし5月10日その小林からベイスターズ駒田が満塁本塁打
この試合球場はかつてベイスターズがいやホエールズが産声をあげた下関だった
この本塁打で小林は4月のような勢いは失速した
そしてベイスターズはここからチームは浮上し6月下旬に首位になる
思えばこの時からカープとの因縁は始まったのかもしれない

21世紀最初の年、カープの3位を奪った

そして98年ベイスターズが優勝してから3年後
2001年シーズン
ベイスターズの監督はかつて西武を優勝に導いた森が監督に就任した
対する広島はかつて広島を優勝に導き
この当時最後に優勝した時の監督
山本浩二が指揮をとっていた
両チームともに本気で優勝を狙っていたと言える人事であったが
この2001年はヤクルトがぺタージーニを中心にした打線と
投手陣では藤井、前田浩、入来兄と3人の新戦力が台頭し
ベイスターズが涙を呑んだ1997年以来4年ぶりの優勝を果たした
思えばヤクルトの7番打者として活躍したのが
この年来日したアレックス・ラミレスだった
一方で横浜と広島は熾烈な3位争いをするも
勝率でわずか広島が上位になる
ところがこの年セリーグは引き分け再試合を廃止し
延長も12回制とした
これによりセリーグは再試合がない事で
引き分け狙いの野球をするのを防ぐためと理由で
この年の順位決定を勝ち数を優先させることを決定し
勝率では広島より下のベイスターズが69勝で
67勝の広島を上回り3位になった
広島はAクラスになれず、再びAクラスに顔を出すのは2013年
初めてCSに進出した年まで21世紀Aクラスになることはなかった
この時にもまた因縁が生まれた
そして奇しくもこの年から2011年までほとんどの年が
ベイスターズの隣にカープがいた

気付けば隣にカープがいた

そしてその翌年からベイスターズは暗黒時代に突入する
2002年49勝86敗、首位とは35.5ゲーム差の最下位
5位には広島カープがいた
山下大輔が就任した2003年
ベイスターズは45勝94敗で首位と42.5ゲーム差の最下位
5位は広島
翌2004年はライバルカープと熱いデッドヒートを繰り広げるも
勝率1厘差で最下位、5位カープの壁は厚かった
2005年は暗黒時代の確変期で3位にベイスターズがなり
指定席の最下位を広島に譲った形になったが
2006年は58勝84敗で指定席に戻ると広島も順位がひとつあがり5位に戻る
翌2007年は大矢2次政権のリリーフ改革が成功し
CS争いも演じて4位になるもカープはしっかり5位を死守
北京五輪で村田を出した2008年は最下位にベイスターズが帰ってくるも
カープが前年裏切ったおしおきとばかりに4位に浮上
ちなみにこの時カープが4位以上になったのは1997年以来9年ぶりだった
2009年は51勝93敗で最下位、広島は5位
2010年48勝95敗で最下位、広島は5位
2011年47勝86敗で最下位となった時広島も5位
この年がベイスターズの隣に広島がいるのは最後となったが
実に2001年から数えて8度ベイスターズの隣にはカープがいた

傷をなめ合っていた相手が上昇していく中で

2009年頃だったと思う
ベイスターズとカープの最終戦
よくエール交換をしていたのを覚えている
今では応援団も含めてのエール交換はパリーグを初め
珍しくはなくなったが当時はあまりなかった
移籍した石井琢朗の応援歌を
カープ応援団に託したことも影響はしているのだろうが
一般のファン心理としても
カープに対してはお友達的な気持ちを抱いてはずだ
「うちも弱いが、あそこも弱い」
「いつかこの両チームで優勝争いをしたいね」
そんな気分でいたファンも少なくないだろう
しかしカープは2012年前田健太が
ハマスタでノーヒットノーランをしたあたりから変わる
確実に広島カープが強くなりはじめたのだ
もちろんベイスターズよりほぼ上にいたわけだし
順位は一つ違いとはいえ10ゲーム以上離れていたことも
めずらしくなかった
しかし何となくレベルも同じように感じていた
カープとの差は広がりこの2012年くらいから歴然としてきた
ベイスターズは相変わらずの最下位だがカープは4位
そして2013年ついにカープは3位になりCSに進出した
一方でベイスターズはようやく最下位を脱出したものの5位
この頃からベイスターズファンの中で
アンチ広島カープとなった人も多くいただろう
かつての平屋の隣人がヒルズ族になったように
変わっていけば嫉妬も生まれてくる
これは昨年の記事でも書いた

おそらくだが、今ベイスターズファンの中にはアンチ巨人と同じくらい
アンチカープがいるような気がしている
私の馴染みの床屋のダンナが大のベイスターズファンだが
「なんか俺アンチ巨人なのに最近広島と巨人が試合すると巨人応援しちゃうことあるんですよ」
昔から嫌いで住む世界が違う球界の盟主は憎いが
それ以上に同じ立場にいたかつての友人が成りがあがると嫉妬もあってもっと憎くなる
人間関係でもよくある話だが…

そうかつての友人は明らかにこの頃変わって行った
しかしカープが強くなったのは編成がしっかり数年後を見据えて
選手を獲得し育成してきた賜物
いきあったりばったりの編成で
親会社も球団を強くすることより
球団を売ることに精を出していたのだから
出来の悪さも違っていたはずだ
そしてこのチームの差は強さだけでなくファンの数も…
それは横浜スタジアムの光景でもわかった…
2012年頃からカープ女子と言う言葉が頻繁に聞かれるようになり
バラエティー番組でカープ芸人が特集された影響もあり
カープファンの絶対数は増え
特に首都圏に多くのカープファンが生まれた
神宮球場や横浜スタジアムに多くの赤いユニフォームを着たカープファンが来襲した
そして時にはビジターである横浜スタジアムの1塁側を浸食してきた
横浜スタジアムなのにベイスターズファンが居心地が悪い状況になっていた
強くなり人気球団になった出来の悪いかつての仲間にフラストレーションもたまる
カープファンだけど、特典チケット目当てにベイスターズのファンクラブに入会する人も多くいた
そんな状態にファンは嫉妬しそしてイライラいしていた

ようやく本当の優勝争いをする日が来た

しかし状況はこの数年で大きく変わった
ベイスターズは昨年CSに進出し
マツダスタジアムで日本シリーズ進出を賭けて戦った
かつて暗黒時代にいた両チームの夢がかなった瞬間だった
そしてハマスタは今やベイスターズのユニフォームを着たファンが
我が物顔で3塁側に座っても違和感はない
いや、3塁側にベイスターズ応援専用のエリアすらある
赤いユニフォームに遠慮などする必要はない
出来の悪い仲間の友人とかつて語った
「いつか俺達でビックになろうぜ」と言う夢
いままさにその状況に近付いている
ゲーム差は9ゲーム
まだまだ差はある
しかし暗黒時代の2009年最下位ベイスターズと
5位カープの差は16ゲーム差
これに比べれば差はかなり縮まった

もうカープに嫉妬も遠慮もいらない
このチームと本気でテッペンを争う時が来たのだと思う
カープに勝ち越しているベイスターズには挑戦権がある…
セリーグの大本命を倒せるのは
かつての出来の悪い自分たちだ

1998年に理想を抱いた私の妄想したチーム像に
少しずつ近づいている

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  1. カープの強さは本物ですね。戦後唯一の貧乏市民球団として産声を上げましたが、給料の遅配を市民がカンパするなど金満球団では考えられないほどのハングリーさを持っているのですよね。FAや交換トレードによっていい選手を引っ張り補強する球団を横目にカープはドラフトと育成を武器にしていました。またドミニカに作ったカープアカデミーも日本球界初の試みだったと聞きます。そのカープがセリーグの王者に君臨し、交流戦でも2位とパリーグの強豪たちを倒す実力に本物の強さを感じます。反対に他力本願な金満球団は低迷するかもしれません。昨年セリーグのチャンピオンだったわけですから各チームから相当研究されているはずなのにこの強さなわけですから、そうとう実力の開きがあることは否めないことです。現有戦力の比較ではセリーグではDeNAも含めどのチームもカープには勝てないと思います。しかし勝負事は単純な戦力の比較によるものでないというのが面白いところです。前に申しましたがやはり球界の盟主である巨人や優勝経験の多い阪神とは違ってディフェンシブチャンピオンに返り咲いたカープのプレッシャーは相当なものだと思われます。追う側のチームより追われる側のチームのほうが実は大変なわけです。そこが唯一の懸念材料。カープナインのモチベーションは高く評価していますがそれがいつまで持続できるか(人間ですからね)鍵だと思うのです。明らかに広島はDeNAの追い上げを警戒しています。戦力的には一強五弱(二並三弱?)かもしれませんが、ここからの戦いは見頃ですね。選手には夏の暑さと故障には十分気を付けて頂きたいものです。

    1. コメントありがとうございます
      実は球界の最先端を走っているのがカープなのかもしれませんね
      応援含めカープの発信力や企画力もまだまだ見習わなければなりませんね
      今年の戦いぶりを見る限り向こう5年はカープが常に優勝を争いに顔出すシーズンになるでしょう
      巨人のように補強に大金をはたくという編成はすでに時代遅れなのかもしれません
      今は育成に金を賭けて足りない分を補強するというのが流れですもんね
      さてその広島の挑戦権を得るにも今日からの阪神を叩かなければなりませんね
      今日からが大事ですね

  2. 面白いですね
    ベイスターズファンでありながらカープのこともよく調べらていますね
    というか、ここにあるエントリーは個人ブログのレベルを越えていますね
    ブログと呼ぶのが勿体無いですね
    これからもたくさんのエントリー期待しています

  3. 私が子供の頃、今では大嫌いな読売ファンだった頃、赤ヘル旋風に始まりしばらくカープは強かった時代がありました。山本浩二、衣笠、北別府、山根、その後津田とか当時から赤ヘル強くて嫌だったな〜。
    そして今や、ベイスターズファンになってもまたも立ちふさがる赤ヘル……….ハマスタ3塁側の赤い色。
    とても脅威。
    でも、これからベイスターズとカープの強い時代がしばらく続きそうですね。
    そして、今年CS下克上優勝を目指して、カープもベイスターズを嫌がっているでしょうからこのまま、
    後半戦、突っ走りましょう。
    そして、まずは阪神、CS2位確保の為にも連勝していきたいですね!
    今日は現地観戦です。
    初生濱ちゃん、頑張れ〜!!!

    1. コメントありがとうございます
      確かに80年代90年代初頭はカープ強かったですね
      98年も五十嵐が3者連続三振をしましたがあの時の広島打線は正直何億もかけた巨人打線より怖かったですよ
      さあ、今日の阪神戦濱口にしっかり抑えてもらってまずは2位になりたいところですね
      現地観戦楽しんできて下さい

  4. ベイファンが、ここまでカープ性格に語れるとは恐れ❕
    多分、カープファンもびっくりだと思う!
    私が小学生の頃は、カープ、ヤクルトが最下位争いをしていた記憶が強く、後は貴殿がいうように傷をなめ合う時代、ベイ同様に親会社がぐらつき、そんな中でも市民に愛され、支えられ、数年前からのカープ女子を羨ましく、半分以上ハマスタを埋めるカープファンと阪神ファン((((*゜▽゜*))))3塁側でベイのメガホン、旗を振り回し応援していたら、後席の阪神ファンから殴られたこともあり、阪神、カープファンには良い印象がない!
    しかし、球団の育成の考え、FAのスタンスがぶれないことが凄い!
    今、カープが一番嫌がっているのがベイであり、正直、今年は追いついないが、CSでひと泡吹かせられればと願っている。
    さて、今日の阪神戦、濱口に新人王とらせるためにも頑張って貰いたい!
    私は、濱口新人王も楽しみにしている。

    1. コメントありがとうございます
      いやー私もここ数年の広島ファンにはあまりいいイメージは持っていないこともあるんですが
      でもほんとにこの球団の育成、編成そしてファンの球団に対する熱い思いは羨ましく見ていました
      ただ、そのカープと今は本当の意味でライバル同士になれたと思います
      さてカープの前に阪神をしっかり濱口に叩いて欲しいですね

  5. ベイファンが、ここまでカープ性格に語れるとは恐れいった❕
    多分、カープファンもびっくりだと思う!
    私が小学生の頃は、カープ、ヤクルトが最下位争いをしていた記憶が強く、後は貴殿がいうように傷をなめ合う時代、ベイ同様に親会社がぐらつき、そんな中でも市民に愛され、支えられ、数年前からのカープ女子を羨ましく、半分以上ハマスタを埋めるカープファンと阪神ファン((((*゜▽゜*))))3塁側でベイのメガホン、旗を振り回し応援していたら、後席の阪神ファンから殴られたこともあり、阪神、カープファンには良い印象がない!
    しかし、球団の育成の考え、FAのスタンスがぶれないことが凄い!
    今、カープが一番嫌がっているのがベイであり、正直、今年は追いついないが、CSでひと泡吹かせられればと願っている。
    さて、今日の阪神戦、濱口に新人王とらせるためにも頑張って貰いたい!
    私は、濱口新人王も楽しみにしている。

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