DeNA元年開幕バッテリー、高崎・黒羽根の目的地と現在地


黒羽根の2年ぶりの安打を打った日

内野安打になった
彼にとっては2年ぶりの一軍の舞台での安打
背番号は9番から42番と大きな番号になった
そして横浜から北海道に彼の働き場は変わった
横浜で野球を初めプロ野球選手になった彼にとっては
初めて横浜以外で野球をすることになる
それでもこの2年ファームで溜まっていた鬱憤を晴らすには
遠く離れた土地で野球をすることに満足している
一方で彼が5年前開幕バッテリーを組んだ同僚はまだファームでもがいている
ベイスターズの栄光の背番号22番をつけて…

5年前の開幕バッテリー

昨シーズン黒羽根が1年間1軍で呼ばれずに
ファームで正捕手をやっている間
背番号22高崎健太郎もファームにいた
キャンプで痛風になりさらに左足の指の炎症など
怪我に怪我に重ね彼が一軍で声かかかることはなかった
黒羽根と高崎健太郎
2012年新生横浜DeNAベイスターズの開幕バッテリー
高崎も黒羽根も初めて開幕の舞台を任された
前年に5勝をあげ先発ローテを守った高崎は
三浦以外数少ない実績しかないベイスターズ投手陣の中で
大きな柱になることを期待された
一方で細山田と武山の正捕手争いは共倒れになり
ベイスターズの正捕手には黒羽根が期待される
彼らにとってこのシーズンはプロ野球人生の大きな分岐点となった

この試合開幕投手として6回まで阪神を1失点で抑え
7回途中にマウンドを降りた
6回に逆転してもらい勝ち投手の権利をもったまま
マウンドを加賀に託すが関本に逆転スリーランを打たれ
開幕白星は手にすることはできなかった
そしてこの時以来高崎は開幕投手を任されることはなかった

期待に苦しんだ2人…

開幕投手を任された高崎は
このシーズン試練の年だった
好投しても味方の援護はなく
広島前田にノーヒットノーランをされてしまった時
先発したのも高崎だった
好投しても援護をもらえず勝ち星がつかないと
高崎も焦り初回に1人ランナー出しただけで
大ピンチを迎えるような表情に成り
結果球は高めに浮き
ネットで高さ危険太郎と揶揄されるようになる
12年に7勝10敗とある程度結果を残した投手は
翌年先発で全く勝てないようになり
敗戦処理を任されるようになり
気付けばファームに落ちた
一方で黒羽根も苦しんだ
開幕捕手を任された12年シーズンは
FAで出戻りとなった鶴岡との正捕手争いに勝てず
さらにルーキー時代から言われた課題の打撃は
打率.125と結果を残せない
翌年は開幕マスクを2年目の高城に譲ることになる
しかし2人の転機は2014年
鶴岡の移籍で正捕手を期待された黒羽根は背番号を9にする
開幕マスクを2年ぶりに被り、開幕から打撃も絶好調だった
しかしヤクルトカーペンターに死球を受け離脱
チーム状態は負けが込んでいたが黒羽根がいつになく好調だっただけに
彼にとってもファンにとっても痛すぎる怪我だった
シーズン途中にすぐ復帰するが春先のような打棒は見られることはなく
強肩だった肩もイップスにでもなったのか思うほど暴投が多くなる
また高崎も14年シーズンはロングリリーフで時々チャンスが与えられる程度で
開幕投手を任されてからわずか2年で彼はファンやチームから忘れられる存在になりつつあった
2年前開幕バッテリーを任された2人は苦しんでいた
しかし2014年8月10日彼ら2人が輝く

嵐のスターナイトでの輝き

8月10日YOKOHAMAスターナイト第3戦
台風が関東に上陸し試合は中止になるのと思われた
この日チケットを持っていた私も試合開始前の大雨
試合は中止になるものと思っていた
しかしそこは営業第一のDeNA台風が試合開始1時間過ぎには
横浜を離れると知ると試合開始を1時間半近く遅らせた
この日先発予告は高崎、捕手は黒羽根
2年前の開幕バッテリーが久々に先発から組んだ
初回1点を失ったもののすぐに味方が追いつくと
冷静にヤクルト打線を抑える
すると4回に黒羽根が勝ち越しタイムリー続く高崎も自らタイムリーを打つ
またブランコや多村にも本塁打が出て先発小川をノックアウト
気付けば6点の援護をもらい6回でマウンドを降りて
見事1年4カ月ぶりの先発勝利、開幕投手を任された12年シーズン以来
この日ヒーローインタビューには高崎と黒羽根が呼ばれた
それをライトスタンドから見た私は感慨深いものを感じた
しかしこれが彼ら2人が輝く最後の姿になる

高崎の現在地はまだ見つからないのか

15年シーズン正捕手奪いかけていた黒羽根は嶺井にレギュラーを譲り
16年シーズンは1軍でマスクを被ることはなかった
一方高崎も15年シーズン2勝をあげるのみで活躍出来ず
16年シーズンは1軍のマウンドに立つことはなかった
2人はまた苦境に立たされた
「死ぬ気でやる」と決意した2人の2017年シーズンは
7月に大きな変化が起きる
この2シーズンチャンスをもらえなかった黒羽根は
ファイターズに移籍した
横浜で結果を残したかっただろうが
彼がプロ野球選手として輝くには移籍しかなかっただろう
少なからず今の首脳陣と球団では黒羽根に突きつけられる現実は
早くユニフォームを脱ぐことしかなかっただろう
一方でベイスターズに残っている高崎にも同じことが言える
今シーズン2012年以来5年ぶりに開幕の日にマウンドに立った高崎
ビハインドの8回裏に登板
今年はオープン戦で失点をせずに実力で開幕1軍の座を手に入れた
しかしここで1回を3失点
この1試合で彼は1軍のブルペンから姿を消した
7月8日横須賀スタジアムで先発として登板
4回途中で2失点でマウンドを降りている
この2日前に黒羽根は
ベイスターズからファイターズに移籍している
もう彼らが同じお立ち台でヒーローインタビューを受けることはなくなった

移籍先でスタメンマスクを任され結果を残しつつある黒羽根
一方でまだファームで苦しんでいる高崎
高崎にはファンからの厳しい意見もある

「チャンスをあれだけ与えられ結果を残さなければいけない時に残せなかった高崎に同情の余地はない」

しかし今年わずか1試合のみしかチャンスを与えていないことには
同情の余地は私はあると思っている
それでも同情で彼は飯を食っているわけではない

背番号9黒羽根は目的地に辿り着くために現在地を変えた

背番号22高崎健太郎は目的地も現在地も把握しているのだろうか

彼が輝いたスターナイトの季節が近づいている

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  1. 黒羽根は頑張ってもらいたいですね。
    痛風は確かにプロ野球選手としてはどうでしょう。
    やはり、プロ野球は才能のある選手の集まり。
    どんなに才能があっても、自己管理向上心がないとやっていけないですよね。
    そして、どんなに努力をしててもチャンスを掴まないとプロでは続かない厳しい世界。
    そして今気になる選手が、梶谷。
    1日中、から揚げくんでもいいとか、食には無頓着らしい。
    こういうところから、変えていかないと才能があるのにで終わってしまいそうです。
    心技体そろってこそでしょ。
    特にプロは

    1. コメントありがとうございます
      自己管理能力の意味で高崎はプロ意識は低いと言えますね
      梶谷は本当に才能だけで戦ってる選手の気がします、だからこそ伸びなやんでいますね

  2. 高崎は応援しています。
    なぜか観に行くと勝っていたんですよねぇ。
    ですので、私のユニコレクションでベイの投手陣の中で数少ないユニ持ち選手です。

    宜野湾のブルペンで見た時やOP戦など結構良かったのですが、雨の神宮での登板が・・・
    まさかあの試合1度の登板で落ちるとは・・・

    私のちょっと知り合いが、高崎と友人(元スポーツ選手)でお互い飲めないので、飲み友ならぬ食べ友のようで、
    今年は本当に危機感を持ってやっていたようですが、結果が・・・

    背番号剥奪くらいで済めば良いのですが・・・
    もう一度、ハマスタで勇姿を見たい!

    1. コメントありがとうございます
      高崎のユニフォームをお持ちですか、かつてはハマスタで着ている方を見かけましたが最近は見ないですね…
      あの雨の神宮での登板見にいっていました、ブルペンからマウンドまで走っていった姿は非常に頼もしく思いました
      危機感をもっていたんですね、高崎は!と、いうか凄いですね!貴重な情報です!
      背番号剥奪ですめばいいですね、ぼくもかれにはまだ期待してます

  3. イニング跨ぎ采配に関する過去の前例を教えて頂きありがとうございました。また人気選手をベンチ起用しているんじゃないかという妄言に丁寧にお付き合い下さりありがとうございます。横浜に縁のない私がファンになりました経緯は、恥ずかしながら斉藤隆です。彼は本当に恰好が良かった!東京ドームでG松井との勝負に痺れて以来ファンを続けさせて頂いています。

    暗黒時代大した実績もない中、高崎を次世代のエースと騒がれ期待したファンは多くいました。大魔神の背番号を拝領したことからも球団の期待は相当高かったと思います。背はそれほど高くありませんでしたが140㌔中盤の直球とキレのいいスライダー、それに手元で落ちるチェンジアップが魅力の先発投手でした。しかしコントロールが悪く、援護も少ない中で派手に打たれるイメージが強い選手でした。FOX様の情報では練習嫌いで大の酒好きだったんですね….現役選手が痛風にかかったことも印象が悪いですよね。

    黒羽根もついに正捕手問題が終わると喜んだものです。肩が魅力でしたが、課題のバッティングもリードもキャッチングも一軍で使われているうちに上達してくると思っていましたが、、なるほどイップス気味だったのですね。またドラフトで入団した高城と嶺井を併用し、その中からバッティングの調子が良い捕手を使う編成方針にはとても理解できませんでした。黒羽根は球団に飼い殺された犠牲者の一人だと思います。育成スキルの高い北海道に移籍をし、二年ぶりに一軍での活躍が許され本当に良かったと思います。このままでは引退勧告もされていたでしょうが、まだまだ活躍の場がありそうですね。

    1. コメントありがとうございます
      斎藤隆はいい選手でしたね、かっこ良かったですしね!
      高崎は私は期待をしつつどこかでこの暗黒時代のベイスターズでは伸び悩むだろうな…と思っていました
      黒羽根はあの強肩をぶりを見せられると正捕手としての期待は高まりましたが
      いかんせんこの球団のバッテリコーチに恵まれませんでしたね
      でもファイターズで活躍して欲しいです

  4. お疲れ様です。
    数年前の高崎と現在の高崎はどの部分が違うのか。球威、スタミナ、制球、怪我等による身体的な衰え…その辺りを検証を行うことが始めにやることだと思います。勿論首脳陣はそのあたりは把握していると思いますが、高崎自身も現実に向き合うことが大事です。以前も意見しましたが総合的な力量が以前とさほど変わらないのであれば調子落ちの三上のポジションを任せてみたいです。このポジションは三嶋も同様です。是非三嶋と競りあわせてみたいと思います。高崎、三嶋、フォーム改造条件で国吉、この3人は配置転換、考え方次第でまだいけると思いますしチャンスも与えてあげたいですね。田中浩にあれだけチャンスを与えているのだから。余談ですが柴田がセカンドレギュラーに定着近づきの気配があるので楽しみです。桑原、柴田の1、2番は良いコンビだと思います。

    1. コメントありがとうございます
      私個人的には高崎の力自体は大きく衰えているとは思わないんですが
      メンタル面そして良く言われるいわゆる低反発級の恩恵を受けたタイプの選手であることは間違いありません
      そして努力の方向も…自身が生き残るにはどうしたらいいのか須田や田中健のように考えていけば生き残る道もあったんでしょうが…ん
      三嶋はロングリリーフとして昇格しました、彼もここで結果を残せるかでしょうね
      残せれば三上のポジションいけるでしょう
      柴田のセカンドは期待できそうですね、私は遊撃手として争わせて欲しいのですがそういうわけにはいかないのですかね…
      桑原、柴田だと面白いですね

  5. 高崎にもう一度チャンスを与えてほしいものだがラミレスでは?個人的にはまだいけると。。。。

    1. コメントありがとうございます
      ラミレスというより高田GMの中ではもう高崎にチャンスを与えるつもりはないかもしれませんね
      非常に残念、もうひと花さかせてほしいですが

  6. 二人とも好きな選手でした。
    バネについては以前触れたから高崎健太郎について話すと、
    ある時期、私は、社会人野球にハマった時期があった。というのも父から期間中、観れる都市対抗野球のバックネット裏席のチケットをもらい時間さえあれば観に行った。
    その頃知ったのが、日産の若きエース高崎健太郎!
    ずっと、ウオッチしていた。確かに素晴らしいスライダーがあり、ベイスターズと相思相愛で楽しみだったが、私のネットワークによると、練習嫌い。
    先日の山口もそうであるが、酒に呑まれるタイプ。
    高崎健太郎も現役のプロ野球投手が、痛風とは如何に自己管理が出来ないかが浮き彫りである。
    プロで生き残る為には、これからは素行調査も大切なポイントだと、感じる。

    1. コメントありがとうございます
      日産時代から追いかけていたんですね
      しかしさすがのFOXさんの取材力、酒に飲まれて練習嫌いですか…やはり痛風というのも頷けますね
      やはり高崎が今この状態なのはそれだけの理由があるんですね

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