ラミレス指揮官の采配を選手が超越した7月、97年の再現を越える時は来たか


2017年7月雰囲気は変わったか

今日は試合移動日
私自身も今日から名古屋に出かける
帰浜予定は日曜日なので
明日明後日の試合批評は休ませていただくことになると思う
今は名古屋への深夜バスの中
微々たるお金を浮かすために新幹線では向かわず
「水曜どうでしょう」ファンとしてバスを利用している
名古屋着は6時半の予定だが
最近オーバーウェイト気味の体が
深夜バスの席に悲鳴をあげないか不安である
さてその不安とはうってかわり今のベイスターズの強さである
6月は月間成績を12勝10敗で初めて勝ち越した
しかし7月の月間成績は7月27日現在で13勝5敗
7月のカードで負け越したのは広島カープだけ
今月3連勝以上は3度、連敗はわずか1度だけ
5連勝以上の大型連勝はないが
明らかに勢いがこれまでと違う
月間打率も26日現在で打率.268、防御率は2.61
数字もこれまでの月の中で一番いい
そして7月のこの月間成績を見ると
やはり何度も記事で触れているが
私は20年前の夏の雰囲気に似ている気がする
1997年、ベイスターズファンにとっては
もしかしたら98年以上に興奮したとも言える年だ

20年前の雰囲気…

現在33歳の自分が中学生に上がったばかりの1997年
バブル崩壊の影響も大したことがないと思っていた国民も
リストラなどの言葉がテレビで報道され他人事のように感じていたが
自分の会社や関連会社そして自身につきつけられ
この経済の閉塞感を実感せざるを得なかった
橋本龍太郎内閣の金融ビックバンで
護送船団方式の日本経済は変わらざるを得なく
年功序列.終身雇用がなくなりはじめた
ちなみにこの年の「今年の漢字」は「倒」
山一証券が倒産するなど多くの企業が倒産したことによるものだ
また「神戸児童殺害事件」の犯人が14歳の中学生だったことなど
まさに世紀末と言えるような事件が多くあった
しかしサッカー日本代表がワールドカップ初出場を決めるなど
スポ-ツには明るい話題が多かった
そしてベイスターズもそうだった

97年の快進撃を振り返る

中学1年生の私はベイスターズファン歴としてはこの時9年目
既に血はブルーの血が流れていたと思うが
まだまだ神奈川県でベイスターズファンと公にしても少数派に感じられる時代だった
好きな選手は鈴木尚典と谷繁元信であったが
まだ彼らは全国区ではなかった、ベイスターズも96年もBクラス
97年シーズン開幕した時も低迷、4月は8勝14敗と低迷
6月も8勝11敗と負け越し、7月2日の時点で首位を独走するヤクルトとは14ゲーム差
2017年広島がセリーグを独走するように既に優勝チームは決まった雰囲気があった
しかし7月に入りベイスターズは快進撃を起こす
斎藤隆が開幕前から戦線離脱し、不安視された先発投手陣だが
ベテランの域にさしかかる野村、若手のホープの三浦に加えルーキー川村
さらに福盛、戸叶といった若手も先発として躍動
この年からヘッドコーチに就任した権藤博の
指導の下開花する、さらに元々勢いがついていた打線も火がつき
石井琢朗、波留、鈴木尚典、ローズ、駒田といわゆるマシンガン打線の上位陣が
チーム打率.280越え、7月には鈴木尚典が月間打率.371で月間MVPに選出される
7月は13勝5敗と大きく勝ち越す
そして8月には7月29日から8連勝で8月19日にはヤクルトとのゲーム差は6.5ゲーム
夏休みが終わる8月末にはついにヤクルトとの差は2.5ゲームとなる
7月2日に14ゲームあったゲーム差をわずか2カ月足らずで12ゲーム差を縮めた
マスコミも騒ぎ始める「37年ぶりの優勝へ」と特集が組まれ始める
私のような中学1年生のファンはもちろん
オールドファンですら37年前の記憶は幼き時のものと言うファンもいて
果たして本当に37年前に優勝したかどうかすらわからなかった笑

石井一久のノーヒットノーランで終わったが…

そして9月に入りヤクルトとの首位攻防戦
ゲーム差はこの時3.5ゲーム差
3連勝しても首位が入れ替わることはないが
ここで最低でも勝ち越せばまだまだ勝負の9月奇跡は起きる
9月2日初戦
ヤクルトの先発は石井一久、ベイスターズの先発は燕キラー戸叶
この時ヤクルト野村克也は試合前記者団に話した
「今日は完全試合や」
試合前のミーティングでベイスターズ打線を1番から9番まで
こうすれば抑えられると徹底的にシミュレーション
これが功を奏し
先発の石井一久も自信を持って投げて見事にノーヒットノーランを達成する
これでヤクルトの優勝は8割方決まり
翌日ライトスタンドのベイスターズファンが暴徒化し
グランドにゴミやメガホンを投げいれ選手がそれを拾うという事件が起こり
これで選手より先にファンが試合を捨てたことでヤクルトは優勝をかっさらった
非常に悔しいシーズンであったが
私の記憶の中では98年の序章は間違いなくこの97年シーズンであって
この97年知らずして98年は語れないだろう
そしてこの97年の方が
もしかしたら興奮度は高かったかもしれない

97年の夏と2017年の夏…

さて話は今シーズンの話題にうつる
春先から自身がレギュラーと決めた選手をどんなに不調でも我慢強く起用し
それが6月から開花して勝ち星が増えたと分析することはできる
ラミレス批判ばかりの横浜快星会もラミレスに一定の評価はするが
その一方で我慢し続けたことで春先に借金を抱えてしまい
今現在広島と大きくゲーム差が離れてしまったことはあるだろう
ただ、やはり筒香が不調の中でしっかり踏ん張ってきたことは
やはり評価するべきだと思っている
さて、それでも今月の戦い方を見れば大きな期待をかけてしまう
今はラミレス采配の多少の失敗などを超越する選手の勢いがある
あの97年、実はリリーフ陣を酷使し継投ミスも多かったのが大矢監督
ファンからも不満が多かった
それでも大矢監督はしっかり結果を残し首位争いを演じた
ラミレス監督もこの大矢監督のような雰囲気はある
8月に入ってどんな戦い方をするのか期待してしまう
そのラミレス監督の7月の采配でひとつ大きなポイントになるのが
3番筒香である

3番筒香は成功だったか

さて今月のラミレス采配を振り返ろうと思っていたら97年の振り返りが長くなってしまった
ただラミレス監督の3番筒香については振りかえっておきたい
6月30日に初めて3番に起用された筒香、この日は4打数無安打だったが
翌日はマルチ安打、2日後には本塁打を打った
そして26日現在筒香が3番に座ったこの月の成績は
打率.288 本5 打点15
先月の成績がもう少し良かっただけに3番に入ったことを成功かどうか判断するのは
難しいところではあるのだが
少なからず4番から3番に変えたことで彼の成績が落ちることはなかった
ただ4番に入ったロペスがここ数試合結果が出せないこともあったし
これから夏場にロペスが少し調子が落ちてくることも予想される
そう考えるとロペスの前に筒香を置くことはもっと勝利に繋がっていくかもしれない
3番筒香の真価は8月に試されるかもしれない

20年前の匂いでは優勝はできない

さてここで私は97年のことを再三書いているが
あの97年も結局優勝は出来ていない
ヤクルトを苦しめたが終わってみれば2位だった
今年97年の匂いと同じでも
それは優勝できるわけではない
もちろん20年前と違ってCSがある
逆転日本一の可能性はある
しかしあくまで優勝という目標は
キャプテンが口に出した以上諦めてはいけないだろう
そして97年がそうであったように
今年は来年優勝するための序章の年になることは間違いない

コメンテーターのピエロの青い鼻さんのコメントを引用する

97年の再現と言いましたが、広島の夏は暑い。今年も何があるか解らない上に、97年にはなかったCSもある。望を97年の再現でとどめてしまうのはまだ早いのかも知れない。
 しかし、それ以上に球団に考えて欲しいのは、来年の98年の再現の準備である。 2遊間の整備はこれでよいのか? ラミレスの固定メンバーのせいでファームでくすぶっているベテラン、若手の扱いはこれでいいのか? 勝てる試合にはいいリリーバーを惜しみなくつぎ込む弱いチームの戦法でいいのか? 本気になって考えて欲しい。

球団はいよいよ観客動員を増やすサービスや企画以上に
優勝を本気で考えなければいけない時が来たよう

内野席にネットつけることを考えることではないはずだ

20年前の奇跡を越えるには選手や首脳陣やファンだけではできない
球団も本気で金を頭を使う時だ

あの年「CAN YOU CELEBRATE?」
という曲が流行った

我々が優勝を祝う時はもう遠くない
WE CAN CELEBRATEと

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  1. しつこくてすみません。先日著書販売とトーク&サインショーの場で谷繁が今のDeNAを97年に似ているとリップサービスしてくれましたね。(https://abematimes.com/posts/2735559)

    確認できていないのですが他にも今のベイが97年当時と似ていると言っている人は思いの外多いのでしょうか?

    1. コメントありがとうございます
      これは知りませんでした、実際97年を戦っていた選手が感じていると言う事は私の記事も見当違いではなかったようですね
      きっとそう感じている選手やファンは多いでしょうね

  2. 私が横浜ファンになったのはチーム名を「大洋ホエールズ」から「ベイスターズ」に変わってすぐでした。それまでは特定の贔屓チームはないもののアンチ読売ではあったので仕事明けに気の合う仲間と麻雀を打ち野球談議を愉しく交わしたものです。落合の退団だの清原の入団だの話題が尽きなかったのが97年、石井一久のノーノーもかすかに記憶にありますが、ホージーと松井秀喜の本塁打王争いも熱かったと記憶しています。しかしその年優勝したヤクルトに迫っていた(11ゲーム差はありましたが)のがベイスターズでしたね。でも当時は横浜の選手はあまりに周知されておらず今と比べたら天地の差があるほど地味な印象でした。お気に入りの斉藤隆は故障中でしたが、この後脱税事件で世間を騒がせた波留敏夫にすっかり心を奪われてしまいました。どことなく今の桑原を見ているとかつての波留敏夫と不思議に重なることがありますね。

    今のDeNAは総合的な戦力で比較すると97年当時よりも勝っているのかもしれません。残念ながら巨人戦は連敗してしまいましたが(試合は未見)、今週の中日戦・広島戦での巻き返しに期待したいものです。

    1. コメントありがとうございます
      東北ベイ党さんの大好きな斎藤隆、私も好きで語りたいことは山ほどありますが
      いつか集中的に歴代選手紹介の記事を更新した時に語りたいと思います
      さて、今日の試合はちょっと切り替えるには難しい敗戦でした
      スターナイト前に苦しいですね

      1. 最後の2行は補足なく『戦力が97年当時よりも上』と軽率に申してしまいました。あの頃に比べて投手の分業化も進み、また延長も12回迄となり、インコース攻めも解禁となり、試合を作る上で巧打のチームが戦いやすくなったと思うからです。しかし周りを見渡すとスター選手ばかりだったあの頃、着実に勝ち星を重ねた実力は翌年の優勝を裏付けていたと考えると納得させられます。機運が熟した最良の頃合いだったのでしょう。そういう意味では今のチームは機が熟していないと言えます。失礼しました。

        1. コメントありがとうございます
          確かにそう考えうると97年より戦力は上ですね、面白い分析ですね
          今年も勢いだけはありますが選手がメンタルの部分では97年より幼いかなと思います

  3. 石井一久のノーヒットノーランの試合、当時九州に居た私でしたが、実はその試合を観に行ってました。
    当時の私には、ベイスターズが点をとらない限りビールは呑まないと決めていたので結局、呑めないまま終わってしまったし。やはりヤクルト優勝かなと思った試合でした。

    3番筒香は成功だったか?という話ですが、私は筒香が3番or4番かではなく、筒香の後にはロペスというところが機能していると思っています。この並べについての見解は4月頃に書いたと思いますが、筒香にとっては、前の打者のロペスが長打を打てるバッターであり、目の前でHR打たれると自分もと思いただでさえ力むタイプが余計に力む。また、足がある選手が筒香がバッターの時に塁に居れば盗塁が気になり対筒香に対しても多少疎かになるし、ストレートが増える配球となるが、ロペスがランナーで居ても足の心配はなく、対筒香に100%を注げるという理由です。バッター筒香目線、そして投手・捕手心理を総合すると実に当たり前の理由になります。ただ、それは筒香が自分の打席の時に走られても気にしないタイプだから成り立つ。
    かつて中村紀之が、「俺の時にちょろちょろ走るな」発言があったように走られるのが嫌な選手もいます。
    因みに私は中村紀之タイプです。m(__)m

    あっ、最後にハマスタでもお会いし交流があるとらたろうさんだから、50半ばになってもいまだ現役で野球をやっている私の経験論をお話しますと、下記コメントですが
    「監督の采配、指示で年間何十試合も勝利が変わるものだろうか?」
    私は、先のノーヒットノーランのような試合は別として、1点、内容によって2点、3点差試合は監督の責任大という意見です。先日も書きましたがスポーツの世界で一度、グランド、コート、或いはトラック、水の中でプレイする選手に対して1球、1球監督の支配下の中でプレイするスポーツはありません。
    だからこそ、私は采配に対して批判が多く、もっと違う采配なら、2位争いをしているのではなく、首位争いをしているチームだと思っています。
    すいません。生意気いって、オフには呑んで語りましょう。

    1. 全然生意気どころか、年長者のFOXさんからしたら私が生意気に写ると思いますが(笑)
      ご意見は分かります。年間何十試合というところが私のポイントで(笑)
      たくさんのご意見はとっても勉強になります。
      そして、FOXさんも私も頑固な所はラミちゃんにも匹敵すると思っております(笑)
      そういう話を語れるこの場(快星会さんに感謝)をてとも楽しみにしております。
      そして、オフにはお互い、みなさんの意見をぶつけあう場があるととても楽しそうですね!
      でもFOXさん討論会強そう〜(笑)
      今後も私のコメントにも、ご意見あればびしばし書いて下さい!
      私もFOXさんにいつか褒めてもらえるようなコメントを、できるように頑張ります。

    2. コメントありがとうございます
      ノーヒットノーランを喰らって試合、私はTVKで見ていました
      さて3番筒香は仰るように次を打つロペスが機能したことが全てですね
      3番梶谷は筒香の前にちょろちょろするのでFOXさんや中村紀と同じ理由で実は私も反対でした
      さらにその梶谷が2番を打っている時に桑原の盗塁を助けないのも正直いらっとしていていることは記事にも以前書いた通りです
      そしてFOXさんが最後に書いた監督の采配に関しては本当にその通りですね、この部分はいつかラミレス采配に本質を書く時に引用した部分です

  4. 3番筒香、采配、継投等8月の出来次第ですね。
    例年、8月に投手陣が崩壊して負けが込むパターンですが、今年は先発が今永、ウイーランド、井納、石田、濱ちゃん(お盆空けくらいには帰ってくるかな?)と5本柱はおり、今年も調子悪い選手の多い中継ぎ陣ですが
    例年より、ファームで調子のいい入れ替え可能な選手がおり昨年迄より投手陣は安定しているので、例年とは違う成績が残せるのか見物ですね。
    そして、先日は南場オーナーがラミちゃん継続に向かうような雰囲気を醸し出しており、最近のベイファンのみなさんの評価もラミちゃん上がってきてるように思えますが、来年の更新は8月次第ではありますが、私はいまだに反対です。
    確かに、筒香等打撃不調の選手がおりましたが、昨年と違う所は、ロペス、宮崎が元気だったこと。
    筒香、倉本、桑原等の不調はありましたが、補う力があったのも事実。
    石川でさえ、昨年より打撃は状態よかったわけで。
    投手陣も昨年よりよく、打撃陣が低く評価したとしても昨年と変わらないレベルと考えます。
    それなら、今の位置にいるのはよっぽどアホな監督でない限り当たり前と思います。
    球団にも、来年本当にラミちゃんでいいのか8月の戦いを見てから大いに議論していただきたいものです。
    名監督でも、笛吹けど働かず。
    へぼ監督でも、勝手に働く。
    私の持論、野球するのは選手である。
    監督の采配、指示が大切なのは100も承知。
    されど、監督の采配、指示で年間何十試合も勝利が変わるものだろうか?
    『勝利は選手のお陰、負けは監督の責任』
    昨年のホップ、今年のステップは、近年のドラフト戦略、選手のレベルアップがあってのもの。
    そして来年のジャンプの為には、今年のドラフト等の来年戦力戦略、選手のレベルアップ、最後に+αの勝利をものにできる監督の選択。
    ともかく8月の戦いを見てみましょう。
    選手の活躍が、レギュラークラスがほとんどを占めているのがとても不安であり、課題でもあると見ている
    今日この頃です。

    1. コメントありがとうございます
      非常に素晴らしい、とらたろうさんのここまでのベイスターズ批評
      本来はひとつひとつ丁寧に返したいのに今日の試合があまりに馬鹿げていて早く試合批評で罵言を書きたい気持ちがはやまっております
      ただ、しっかり記事を冷静に書こうと、とらたろうさんのコメントを今ゆっくり読んでいます(笑)
      まず8月の成績を見ない限り今のベイスターズを評価するのは難しいのですが、少なからず指揮官の続投を醸し出したオーナーにはがっかりしました
      6月にハマスタに言った時近くの席でオーナーが座って観戦した時やはり「ラミレスに早い時期に続投要請すんな」と言っておけばよかったと後悔しております
      ただ仰るように監督の采配で勝敗を分けることはそんなにない…と同意しようと思っていましたが今日の敗戦を見ればやはり敗戦は指揮官の責任ですね
      さて、スターナイトを前に不安がありますがここは冷静に私も分析していたいと思います
      とにかくこれから今日の試合批評を書きます

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