遊撃手の座は倉本か大和か…ようやく期待のもてる内野陣になった


倉本、大和…シャッフルの意図

キャンプ初日2日目
内野の守備練習で
ラミレス監督は大和、倉本にセカンド・ショートどちらもポジションでも練習させた
この練習を見て数日前の指揮官の発言を思い出して少し違和感を感じた
1月17日の新潟のトークショーで指揮官はこう話した

-シーズンの最初は倉本を遊撃、大和を二塁で使おうと思っている。大和は守備という面では遊撃ではセリーグナンバー1だと思っている。しかし倉本は打撃が良くて得点圏打率も高い。守備面では大和の方がうまいかもしれないが、新しい人が来たからどいてくれというわけにはいかない。大和を二塁で使っていく方向が一番いいのではないかと考えている

これを聞いて私は指揮官はショート倉本、セカンド大和は規定路線と考えていた
しかしキャンプの練習を見る限り
決して先月17日のコメント通りに起用をただ考えているわけではなさそうだ
キャンプ初日練習後もそのようにコメントしている
そうなると一体新潟での発言は何だったのかと思うが
おそらく指揮官の中では倉本を遊撃で大和を二塁でと考えに大きな変わりはないだろう
単純に
大和にも倉本にもサブポジションとして
あらゆるコンビネーションを組めるようにして欲しという狙いもある
ただ、それ以上に
やはり指揮官はある程度GMの考え方を受け入れて配慮しているのだろう
大和補強に際して高田GMは
「昨年倉本が全試合ショートを守ったのは代わりがいなくて仕方がない部分もあった」と言っていたが
GMとしては現場のラミレス監督が考えるほど倉本を評価しているわけではない
そもそも本来フルでショートの出場している選手がいれば
セカンドが流動的だったとはいえ大和の補強に
そこまで熱心になる必要はなかったようにも思えるが
ショート倉本への不安が今回の大和の補強に大きく動いた要因であったのだろう
いずれにしろ普段指揮官をやや批判的に見る私だが
今回のキャンプでは倉本にも競争心を煽り、守備も固定する形でないのは
非常にいいことだと思う、やはり優勝を狙うには競争は不可欠だ
では、誰がベイスターズの二遊間を守るのか
今回は候補たちを私見で1人ずつ考えてみたい

勝負の年倉本

まずレギュラー遊撃の最右翼であり
決してショートでなくても
間違いなく開幕二遊間のレギュラーに名を連ねるであろう倉本
2014年にドラフト3巡目で指名された
遊撃手が長年ベイスターズの大きな弱点であったため
1年目の開幕戦から中畑監督はルーキー倉本を起用し
102試合に出場した
2年目のシーズンでは前半戦から打率3割台を残し
7月には1試合5安打を放つなど打撃の評価がうなぎ昇り
ラミレス監督初年度からCSに導き
指揮官からも絶大の信頼を与えられる
しかし高田GMからはこの年の契約更改で守備範囲の狭さを指摘されている
一方で指揮官は倉本の守備には満足しており
指揮官とGMの評価はこの時点でも違っている
そして昨シーズンは開幕直後に極度の不振
それでも指揮官がレギュラーから外すことはなく
9番に落としてまで彼を偏重的に起用した
打撃の不振は守備面にも影響し致命的な失策も一昨年に比べ多く
ファンからの不満も多く
期待が大きい分昨シーズン野手の中ではチーム逆MVPと評価した野球雑誌もあった
それでも終わってみれば143試合フル出場を達成
打率も.262で打点50と成績を見れば文句のつけようもない1年とも評価できる
ただ、一方で四球の少なさや大事なところでの致命的ミスは目立つ
またプロでは遊撃と三塁を守ったことはあるが
公式戦で二塁での先発出場はない
今年セカンドの守備も挑戦しているが果たしてどこまで対応できるのか
彼にとっては4年目の今年が真価を求められる

優勝するためにきた大和

その一方でファンから大きく期待されるているのが大和
セカンド、ショートそして外野と守備のうまさは球界随一
今のベイスターズの中では彼の右に出るものはいない
打撃面では
昨シーズンはスイッチにも挑戦し打率は280を残しているが
シーズン通じてだいたい250~270というところ
打撃だけなら倉本とは変わらない
それでも出塁率は高い数字を残す
問題は1年通じてレギュラーとして出場できる体力となる
怪我や故障に弱いイメージはないので問題はないだろうが
新天地での1年目は想像以上のストレスも伴うだろうし
果たしてどこまで成績を残せるか
私個人としては昨年の打撃成績は出来過ぎだと思うので
守備面で貢献してくれれば合格だろうか

今年レギュラーを獲るチャンスの柴田

一方で大和、倉本の後を追うのが柴田
昨シーズン野手で大ブレイクしたのが宮崎であれば
次点はこの柴田になるだろう
ルーキー時代18試合の出場で終わったが
2年目の昨年は88試合と大きく伸ばし
シーズン終盤はセカンドのレギュラーに定着した
ドラフト指名直後から守備面は評価されても
打撃面はあまり期待されていなかったが
その打撃面も日本シリーズでの粘りなどを見る限り大きく成長
彼のような打者が1番や2番のレギュラーを獲得すれば
このチームは大きく成長すると思う
本来はこういう若い選手をしっかり育成して欲しいところ
FAで同じポジションを守れる中堅選手を獲得することは
将来的なことを考えればあまりいいことではない
それでも今季のベイスターズ至上命題が優勝であれば
そんなことは二の次
しかし柴田としても大和、倉本のサブでいるわけにはいかない
キャンプでも居残り練習をしたり精力的であるが
ここでレギュラーを獲得できなければそのまま終わってしまう
今年が勝負の年になる

ベテラン石川、田中浩康…生き残る道

そして彼ら3人の後を追うのが
ベテランの部類に入る石川そして田中浩康
丁度嘉手納キャンプでは同じグループで練習していたが
彼らも今年の活躍如何では引退もちらつく
特に昨年ヤクルトからコーチ打診を蹴って移籍した田中浩康は
今年のシーズンは非常に辛い立場
昨シーズンはレギュラーが空いたセカンドのポジションを
開幕からしっかり守り試合の勝利に貢献してきたが
後半は若手の柴田にポジションを奪われた
今季は大和の加入もあり契約更改で保留して
わざわざGMと直接話す機会を自ら作っていたが
本人にとって今年は引退をかけたシーズンになる
また石川にとっても同じ
2日前に記事にもしたが
彼にとっては今年文字通り0からの出発
黙っていてもレギュラーを獲得できるような数年前とは違う
今は一軍の残るかも瀬戸際
いつまでもバットを長くもって打席にたっている場合ではない

面白くなった内野陣

しかし今年の内野陣は非常に期待が持てる
昨年キャンプ
戦力外を受けた田中浩康に大きな期待を寄せるしかなかった時とは
申し訳ないが雲泥の差
与えられたレギュラーも今はどの選手にもない
サード宮崎、ファーストロペス以外は競争になる
レギュラー発表をキャンプ前にした指揮官の余計なファンサービスには幻滅したが
しかしこのキャンプを見る限りは競争意識を高めようとしている

20年前は内野のダイヤモンド全てでゴールデンクラブを獲得し優勝したベイスターズ
それから内野陣はチームの成績同様暗黒時代を迎えたが
今年、ベイスターズ内野陣はやっと20年前に近づける雰囲気になった

 

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関連記事

  1. 大和が入ったことで二遊間戦争は勃発しましたね。
    個人的には、石川はもう出番はないと思っています。
    昨年のGWに2試合観戦して2試合ともとんでもないミスをやらかした石川は見たくありません。
    というか、石川をスタメンで使うような事態になったら、優勝は100%ないと思います。
    個人的にはそうならないことを願っています。

    それはさておき、倉本に本気でセカンドをやらすのでしょうか?
    倉本の守備の特徴は、アウトを獲れる打球に関しては確実にアウトを取るところだと思います。
    昨年はともかく、おととしはそうでした。
    だからこそ、ショート倉本をラミレス監督が評価していたと思うので。

    すでに横浜にもういない藤田や渡辺直人のようなタイプならどちらでもいいと思いますが、動きが硬いというかなんというか・・・。
    倉本のセカンドは石川と同じ道をたどるだけだと思います。

    それだったら倉本をサードに回して、宮崎をセカンドで使った方がいいと思います。
    それは案にも上がってないと思いますが。

    1. コメントありがとうございます
      私も石川はかなり厳しい立場だと思います
      ただ今は出場機会でトレードに出すには数年前でしたし、彼が自身の立場を理解してチームプレーに徹することが出来るかどうかでしょうね
      倉本の守備評は、ラミレス監督もジョニーさんと同じで「アウトにして欲しい打球はアウトにしてくれるから安心できる」と何かの記事でも見ました
      つまり、ショートに関してはうまくはないけど下手ではない、無難というところでしょう。
      でもこれは石川などにショートやらした時代とは雲泥の差、そういう意味で倉本のショートは助かっていましたね
      ただ、仰るように倉本セカンドは石川が辿った道と同じになってしまいますよね
      プロでも経験のないセカンドに対応できるのか、決して起用には見えない倉本に何を求めるのか
      指揮官のセンスが問われますね

  2. 先に書いたショートとセカンドの動きの違いを考えたら、私の倉本ショートを応援するとは全く違う次元での反対です!
    実は私は、大和の守備の印象は阪神目線で注目していた訳ではないからあまり語れません。
    無難にセカンド、ショート、外野とこなすなという印象で、私が、大和を評価していたのはしぶとい打撃です。馬鹿のひとつ覚えの初球打ちではなく、投手からしたら打ち取るのにエネルギー使う打者、バンド、エンドランもあり、今のベイには居ないタイプの大和が加われば、98年の波留に勝るとも劣らない活躍は出来ると思っています。
    倉本セカンドの練習か、GMの意向かはよくわかりませんがダミレスが意向を素直に聞くとは思いませんし、聞いたとしたら、コーチのいうことは聞かないで有名みたいだから、コーチからしたら面白く無いことです!たまーに、いう事聞くから光山さんの声に従ったが、記事になる。
    ダミレスが倉本に拘るなら、倉本ショートで拘って大和を、ショートでつかうなら倉本戦線離脱の時に限定して、倉本にセカンドの練習など、させないで貰いたい。珍しくダミレスを支援します(笑)
    あっ、大和のしぶとい打撃が、倉本や桑原、柴田らにも刺激を与える効果になれば1億は安いものです!
    私はそんな意味で、大和が欲しかった。

    1. コメントありがとうございます
      FOXさんの大和評はFA加入前から一貫していてわかりやすいですね
      守備大和より打者大和に対しての評価の高さは、納得です
      倉本セカンドに関しては、ラミレスがショート倉本への拘り以上にスタメン倉本に固執しているということだとは思いますが
      それでも解せない印象があります、記事にも書きましたがプロではセカンドを守った経験はありません
      これでは倉本が中途半端な選手になりますね
      この辺りは、次のジョニーさんのコメントで指摘していますが、石川レベルで落ち着いてしまっては困りますね
      大和が打撃面守備面でもチームの大きな刺激になって欲しいですね

  3. 記事の通りで、倉本固定するのかと思いきやキャンプで『アライバ』の話を持ち出す。
    でも荒木と井端のコンバートはちゃんと計画的に進めたもので、キャンプになって始めたものでは
    なかったんですけどね〜。
    その辺を簡単に考えてないか?倉本もプロだからそれなりの守備はできるでしょうけど、付け焼き刃に
    なってしまうでしょう。
    コンバートするならキャンプ前から、本人に伝えないといけないし(本来大和入団が決まった時点で)
    どうも内野手でなかったラミちゃんは簡単に考えすぎてないか?
    大和はもちろんセカンド、ショートどちらも問題ないけど倉本をレギュラーとして考えるのなら今年はショートでいいでしょ。
    今シーズン終わってからコンバートするなら考える事で。
    まあ、キャンプでのお試しだけであれば特に問題はないのですがどう考えているんでしょうね。
    ショート倉本、セカンド柴田のどちらかに大和をはめていくほうが自然な感じがします。
    もともと1億出して迄大和はいらないと言っていた私ですが、確かに大和がいると内野手に厚みがでますよね。
    存在価値は確かにありますが、大和も過去の年間出場試合数もフルシーズンレギュラーで出てた訳ではないのでやはり併用ということにはなるのだと思いますし、大和加入による相乗効果はあると思いますので
    みんな出したいと思えるように、柴田はもとより石川、田中、山下、狩野、大河、中川、飛雄馬、白崎
    1軍争いも含めてアピールしていってほしいですね。
    ここのポジションは、今後の指揮官の起用法に注目ですね。

    1. コメントありがとうございます
      結局私は今回のシャッフル練習はGMから意見を言われた指揮官の思いつきの行動とも言えなくないといる結論です
      ただ、これがいいほうに行くと信じてはいます
      とにかく今は大和の守備に甘えて内野は固定いくしかありませんね
      ただ、倉本にセカンドが出来るかはかなり怪しいですが…
      とらたろうさんの仰る通り倉本はレギュラーならショートと固定し
      大和が遊撃手なら倉本はスタメン落ちとしたほうがわかりやすいし失敗はないでしょうね
      ただ、倉本自身が守備の幅を広げる意味でセカンドの練習をするのは悪くないでしょうねと思っています
      内野争いが面白くなってきたのはいいと思います
      さてどうなるか

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