リリーフ降格危機、井納翔一はエースになれないのか


それは“降格”と呼んで良かった

ラミレス監督はあらゆるメディア媒体でキャンプインタビューでこんな話をする

「井納はポテンシャルは高いと思うがこの3年間負けが非常に多い、その分チームの借金を減らすには彼の1番いい起用法を考えなくてはいけない、それが先発ローテションなのかリリーフなのか。優勝するためには負けの数を減らさなくてはいけない」

この指揮官の発言を聞いてキャンプ前
開幕投手候補に彼の名前を上げなかった意味がわかった
指揮官の中では井納は開幕投手どころか先発ローテに入れるかどうかも迷っていたのだ
かつて自身が監督1年目に開幕投手を任せた井納をリリーフに“降格”をさせるつもりのようだ
さらに指揮官が井納を現在どう評価しているかわかるのが続けてした発言

「今6番目の先発投手が井納以外確立していない。若手の右の先発候補が他に出てくれば井納はリリーフに回る可能性もある」

現在指揮官の中では井納は先発6番手と考えているようだ
今永、濱口、ウィーランド、石田…昨シーズン先発で活躍したこの4人の後に
井納を置くのは理解出来る
しかしまだルーキーで実戦経験のない東をローテの5番手と考えているようだ
昨シーズン6勝10敗と結果を残せなかったとはいえ
4年前に11勝をあげ、プロ入りから先発ローテの中で戦ってきただけに
指揮官の新人よりも評価が低いというのは
彼にとっては屈辱だろう
現代野球がリリーフなしでは成立はしないのはわかっているし
リリーフ投手をリスペクトしている
しかし先発をやってきた井納にとっては
これは“リリーフ降格”と呼んでいいだろう
彼にとって2018年は試練の年になりそうだ

エース候補が伸び悩んでいる理由

井納は2012年ドラフト3巡目で指名され
1年目から開幕ローテション入り
9月の巨人戦では完投勝利を上げた
1年目は5勝7敗とまずまずの成績でシーズンを終えると
オフには日本代表メンバーにも選ばれた
2年目の5月に月間MVPを獲得するなど
前半戦に勝ち星を順調に増やし
11勝9敗と二桁勝利もあげた
順調にエースへの階段を登り始めていた
しかし当時の指揮官中畑監督は
彼の集中力を切らすピッチングにストレスを感じていた
5回、7回と大事なイニングで勝ち切れない
味方が得点してくれた次の回で必ず失点する
大量リードの場面で四球を出して崩れる
時には井納の不甲斐ない投球に怒り
交代せずに140球近く投げさせることもあった
彼のピッチングの悪い部分は指揮官がラミレスに変わった後も変わらない
一昨年開幕投手を務めチームを勝利に導くも勝ち星は増やせず7勝11敗
昨シーズンもCSでの奮闘したがシーズン成績は6勝止まり
技術面ではない精神面なのか
それとも元々の性格や人間性から来るものなのか
エース候補と呼ばれて久しいのに伸び悩む
そして今エースどころか先発すら外されようとしている

ベイスターズリリーフ陣の救世主になるのか

一方で確かに今のベイスターズのリリーフ陣は不安が残る
山崎、パットンは勝ちパターンに計算出来るが
昨シーズン度々快星会の試合批評でやり玉にあげた三上
また左の田中、砂田、エスコバ―今年はこれまでの勤続疲労からどの程度働けるか計算出来ない
数日前の記事で書いた須田あたりにも出てきてもらわないとならない
笠井、綾部、京山と新顔も指揮官からの期待の言葉が出るがそこも未知数
三嶋など伸び悩んでいる選手にも結果を出して欲しいところ
そうなると井納のリリーフ転向はチーム事情を考えれば仕方がないのか
CS日本シリーズとリリーフで結果出している
不安が残るベイスターズブルペン陣の救世主になるのは
かつての背番号15なのかもしれない

2段モーションのフォーム変更で掴むもの

一方で井納自身は
球界が2段モーションが解禁されたことで投球フォームを変えている
<2段モーション禁止やら解禁やらでは一言いいたいですがここでは私見は書きません>
岩隈のかつてのフォームを参考にタメを作って
もう一度ストレートに球威をつけようとしている
まだ実戦で投げているわけではないが自身も新しいフォームに自信を深めている
我々ファン以上に
彼は今の自身の立場を理解しているのだろう
リリーフ降格を進んで受け入れるつもりはないだろう

エース候補が脱却できるのは今年が最後かもしれない

気付けば井納は31歳でプロ6年目
既にベテランと呼んでもいい年齢に差し掛かっている
エース候補と呼ばれている時期は過ぎた
先発ローテの5番手6番手を争っている時間はない
野球選手としてそろそろ注目されていなければいけない
彼の話題が最近ニュースで騒がせたのは
奥さんへの誹謗中傷を訴えたということぐらい
彼が愛妻家であることは理解できた
だからこそ
今彼は本当の意味でエースと呼ばれる存在にならなければいけない

もう彼の潜在能力の開花を待っている時間はない
今年結果が出なければ彼の残りプロ野球人生も変わっていくだろう

ルーキー投手や若手にローテを奪われていてはいけない
背番号15はリリーフに“降格”してしまうのか

エース候補脱却する準備は出来ているだろうか

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  1. 井納に関する私見は、これまでの実績に比べて評価が低いと感じます。2012年にドラフト入りしてから5年間一軍先発のマウンドを守ってきましたが、勝利数も防御率も決して良くはなく、エースと呼べるほどの成績を残していないことが原因だと思われます。昨年もローテーションの一角を守っていましたが、先発24登板中6勝10敗と優勝を目指すチームの貯金よりも借金を増やす背信を続けてしまいました。

    しかし現場の起用法を見るとこの頃は裏ローテの一番手として各チームのエースと対戦させ、また疲労の重なるリリーフを休ませるイニングイーターとしての働きを見せてきました。DeNAの打線は相手のエース級を打ち崩せず援護点がなかなか入らない中でも井納は黙々と投げ続けているのですが、立ち上がりに比べて勝利投手のかかる5回や7回に突然崩れることがあり、それが却ってリリーフを疲れさせ首脳陣の信頼を失っているようです。監督はこの3年の負け数を指摘しましたが、そもそも貯金を作ったのは2年目に当たる2014年の年だけです。優勝に手がかかるチーム事情にあってリリーフ降格は致し方ないというのが大方の考えだと思います。

    しかし井納ほど便利な選手はいないと思います。開幕投手やオールスターの代役を務め、圧力のかかる大舞台でも炎上しない器用さを持ちながら、勝利のかかった場面でとりこぼしをしてしまうのが井納翔一という選手なのでしょう。おそらく監督をはじめ首脳陣は井納の適性を把握していると思います。そして井納自身も紙面から監督の発言に関する不満が聞こえないため、我々が思うほどナーバスにはなっていないのかもしれません。なんだかんだで開幕したら先発に入り、シーズンの途中でリリーフに移る秘策もあるということなのだろうと私は考えています。

    それにしても“リリーフ降格”という表記は毎日試合を作り支えているリリーフ陣に対して大変失礼ですよね。便宜上使ってきましたが、尊敬を込めた他の言い方が何かありましたら教えてください。

    1. コメントありがとうございます
      私も井納に対しては今回のリリーフ“降格”含め評価が低いと思います
      彼のここまでの実績は決して悪いとはおもいません
      ローテを必ず守っている点は大きな評価点です
      しかし、井納の実力を知っているからこそ
      私はもっと井納は出来ると思っています、だからこそ記事でも彼に対しては厳しく書いていました
      しかしそれはあくまで彼が先発として勝負し続ける上で書いていました
      だから、リリーフ起用という考えは毛頭ありません
      逆に井納が二桁あげる選手になれるかどうかが今年の優勝を左右すると思っています
      そしてリリーフ「降格」という言葉は本当に古い言い方ですよね
      私もこの言い方は好きではありませんが
      今回は井納への渇を含めて書いてみました
      しかしリリーフ投手が先発に転向する時も「先発降格」と言って欲しいですね
      山口なんかはまさに「先発降格」という表現が的確ですよね

  2. 貴殿からしたら重複しますが、常連コメンテーターのとらたろうさんに井納リリーフはどうかの私の思いを知って貰いたく先ず記載します。

    井納のリリーフ、非常に興味深いが、一言で言うと私ならシーズン前半は先発で投げさせます。
    その出来栄えで、考えたい。
    理由としては

    1.東が、先発に食い込めるか?その他の先発要員もアクシデントなく、ローテーション組めるかで、先発足りないならやはり井納先発!

    2.リリーフだと、二段モーションでどうか?
    必ずしも回の頭からランナー無しばかりとは限らないし、パットンとの併用の7,8回で僅差ゲームで、足のある選手が1塁で、どんな対応出来るか?
    上記、2つを先発やらせながら見極めたい!

    それ以上に大切なのが井納自身の思い!
    本人、開幕投手候補に名が上がらす、臥薪嘗胆の思いで、ダミレスを見返したいはず。
    それなのにリリーフ宣言されたら、モチベーション下がりまくります!

    確かに井納は、突然崩れるケースが多いが、それは突然ではなく、その兆候があるのにそれに気付かず続投させる采配に疑問を抱いています。
    井納の試合、あまりスタジアム、テレビで見ていませんが、前の回あたりから球が浮ついて来たりで、私としては限界だ!交代しろと思ったが続投させての失敗が数試合ありました。
    特に昨年は、山口の代わりに先発完投させようと、他の投手は早めに変えるのに井納一人が他の投手を楽になって貰う采配だったと思っています!
    そして他のチームのエースの投げ合い多かった!
    それに勝つのが真のエースだが、井納は采配次第でもっと勝てる投手だと思います。
    先に書いた交代時期のミスは、解説の野村弘樹もニッポン放送で、限界と思うが何故?続投の放送聞いていて私的には納得の放送でした。
    野村弘樹は、投手心理にたった解説で好きです。

    最後に井納の活躍無しでは、優勝ありません!臥薪嘗胆で頑張れ井納!

    1. コメントありがとうございます
      記事に後日のせるつもりでいたのでコメント書いてくださり助かりました
      さて、井納のリリーフ案
      私も考え方にはFOXさんの意見に近い感じです
      彼を開幕からリリーフに起用するというのは
      たとえ東、またはほかの若手に先発としての目途がたっても
      あまり積極的にはしたくないかなと思っています
      ただ、後半戦はリリーフで起用してブルペン厚くするのもいいでしょう
      そして指摘されている2段モーションがリリーフとして対応でるのかは気になりますね
      ちなみに私も野村の解説は大好きです

  3. 宇宙人と言われるだけあって、井納はよく分かりませんね。
    少なくともエースになれる選手でないとは思います。
    昨年も菅野と先発がぶつかる試合がけっこうあったと思いますが、
    1度勝ちましたっけ?ほとんど負けましたよね。
    今の日本を代表するピッチャーなので、分が悪いのは仕方がないですがもう少し勝てないとエースには
    なれませんよね。
    私は、5.6番手なら井納そこそこ勝てると思います。
    エース級と当たる事もないと思うし。
    ただ、井納をいつまでもエース候補と言わなくていい戦力が整ってきた事が逆にいいのでは?
    今永、石田、濱口、ウイーランド
    揃ってきましたよね。
    東はオープン戦次第ですが、先発候補がオープン戦でいい結果出してきたら当初は井納中継ぎでも
    私はいいと思います。
    やはり井納を先発で使う必要があるのであれば、いつでもできると思いますし。
    本人は、確かに悔しいでしょうが裏を返せばこれまで、そこまでの実績しか残せなかったということでしょう。
    ベイスターズも競争が激しくなってきています。
    投手陣も先発争い多いに繰り広げていただきたいものです。
    自分でポジションは掴み取ろう。

    1. コメントありがとうございます
      まあ、菅野相手に毎度対戦する井納に少し同情しましたが
      ただ彼にはもっとメンタル面でチームを引っ張って欲しいのですが…
      確かにとらとうさんの仰る通り井納をエース候補と呼ばなくていい現状に素直に喜びたいですね
      今永なんてまさにエースという顔、性格、技術ですもんね
      それに比べると井納は年齢の割に「う~ん」というのが正直な気持ちです
      ただ数年前まで先発候補の名前をあげるのが苦しかったのに今は、あまって先発をリリーフにまわせるのですから素晴らしいですね

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