2代目背番号0 万永貴司 脱税疑惑も身長の低さも乗り越えたサブ選手


石井琢朗が4年から背番号を変更した後
背番号0をつけたのは
1993年のドラフト会議で6位指名を受けたルーキー万永貴司

 

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今回は万永貴司について書きたいと思います

▼全てが一級品の即戦力
万永は高校卒業後、社会人中山製鉄所にすすみ内野手として活躍
92年には日本生命の補強選手として都市対抗の優勝にも貢献します

社会人3年間で95盗塁の脚力と守備範囲の広さはプロからも評価され
ベイスターズが6位で指名します
背番号は0
社会人時代は通算43本塁打とパワーも兼ね備え
ヤクルトの池山を目標に掲げた大型遊撃手は
「1年目から勝負!」とチカラ強く新人選手発表の場で語りました

▼確固としたレギュラー内野陣の中で器用さを見せるも…
その自信の通り、ルーキー時から1軍の試合に出場
8月9日の巨人戦で香田から初安打
9月29日には阪神中西からサヨナラ安打を放つなど勝利に貢献
わずか15試合の出場もファンに強く印象付けます

しかし進藤、琢朗の三遊間は固定され守備は完璧
打撃面も成長著しく万永はなかなかレギュラーを獲れず
控え1番手としての起用が続きます

それでも2年目は42試合の出場をするも
翌年は怪我で離脱し26試合

セカンド、ショート、サードと
どこでも守れる器用さが重宝されていただけにもったいない怪我となります
翌年は開幕から好調だった進藤が
頭部死球を受けた影響で離脱し
万永にもチャンスが回ってくるも
今度は自身が右肩の血行障害でリタイヤ
プロ入り最低のわずか12試合の出場で終わります
しかし、万永はこの後地獄と天国を味わう1年となります

▼脱税事件、そして優勝
1997年プロ野球選手の大量脱税事件が発覚
波留や背番号00川崎義文と一緒に
万永もこの事件に関わっていたことがわかり
球団は開幕から4週間1、2軍共に実戦での出場を禁止します

自らの犯した取り返しのつかない過ちが原因とはいえ
昨年は血行障害からのリハビリで費やした1年
実戦での調整ができないのは選手として不安も大きかったはずです

しかし98年のシーズン
万永はチームに大きく貢献します
進藤が昨年のように夏場に離脱すると
8番サードとしてスタメンで出場
夏場は3割を超える打率で進藤の穴を埋めさらに釣りがくる活躍
ファンにも大きく印象付けます

そして万永達サブの選手の活躍もありベイスターズは優勝します

▼外野まで守り、森野球の信頼厚い選手に

99年のシーズンでは外野を守ることもあり、得点圏打率は3割をこえる勝負強さも発揮
翌00年は2年目の金城がサードの守備で首位打者を獲得する活躍で
万永の出番は減るも

ローズが抜けて金城が外野手に転向し
進藤オリックスに移籍した翌2001年は
適材適所を徹底する森監督から評価され
代打起用に守備固めと
出場機会は増えて自己最多の72試合に出場します
翌02年も70試合と2年連続70試合以上に出場
スタンドに安心感を与える守備は今のベイスターズにも欲しい逸材かもしれませんね

▼引退セレモニーも行われた努力のサブ選手
10年目を迎えた02年も
7月31日に5年ぶりの本塁打を放つなど猛打賞を記録
それでも
「ヒットを打てなくても守りを100に。捕れる球をきっちりアウトにすることが大事」
(FANBOOK2004)と語る通り
ファーストも含めた内野、外野と
全てのポジションで安定した守備を魅せるユーティリティープレイヤー
しかし、種田の活躍や内川など若手が頭角をあらわしてくると
万永も自身の引き際を徐々に考えるようになり
2006年には引退を決め、その年の10月9日に球団に引退試合を行ってもらいます
サブ選手でありながら、浜のギャルとファンに愛された万永は
功労者に冷たいこの球団にはめずらしく
幸せな形で現役生活を終えました


▼決して目立ないが、陰の努力で実った13年間

万永と聞けばファンなら「浜のギャルが~皆みつめてるぞ~♪」と口ずさんでしまいますが
琢朗、進藤、ローズ、駒田といった絶対的内野陣の中で
何とかレギュラー争いに食い込もうと努力している姿はファンも熱くさせてくれました

そういったレベルの高い選手たちと競争したからこそ
13年間もプロ野球選手を続けることができ
その後も指導者としてユニフォームを着られているんでしょう

また、身長が低かったために
みずしな孝之の「ササキ様に願いを」では
リトル万永君とキャラクター化され人気になりました

引退後は
コーチ球団フロントそして13年~コーチに再び復帰し
ルーキー以来ベイスターズに常に関わっています

一日にも早くかつて自身とポジションを争った
石井琢朗のようなショートを育成するのが急務
ハマのギャルにそんな若いショートを見せて欲しいです

次回は、万永のあとに背番号0をつけたミツル(田中充)について紹介します

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