2代目背番号1 波留敏夫 春(波留) 1番は、1年持たずに名古屋へ


背番号というのは、まさに選手

背番号7と言われれば

私にとっては石川でもなく宮里でもなく

鈴木尚典

背番号56って誰?と言われれば

私には長田秀一郎

背番号22と言われれば

佐々木と言う人もいれば

高崎や吉見

他球団なら高津や増渕をあげるかもしれない

波留敏夫…彼の背番号はのイメージだろう

しかし、進藤移籍後の1年、背番号1をつけた時代があった

今回は背番号1をつけた2代目の選手

波留敏夫の背番号1時代を紹介します

▼プロに入ってほぼ初めての怪我

「春(波留)1番で心機一転です」

こんな明るいコメントを出してもどこか寂しく感じた

2001年の春季キャンプ

ベイスターズの元気印の波留は

この年もがいていた

前年2000年のシーズン

開幕から好調だった波留は

打率は3割と波に乗っていた

チームは波留の活躍もあり開幕4連勝

春先は優勝も窺える位置にいた

しかし、6月14日に左太もも痛で1軍を離脱する

そのまま1軍で試合に出場することなくシーズンを終える

この離脱はチームにとって2重の意味で痛みを伴う

一つは、戦力として

核弾頭の波留を失うこと

そしてもう一つは

選手と権藤を初めとする首脳陣との

空中分解ムード―メーカー波留の離脱で

完全に明るみにでてベンチの雰囲気が悪くなってしまったこと

この年選手が攻撃の場面で、ノーサインの権藤監督に

ミーティングでモノ申すという事件が起きた

詳細はここでは省くが
後に石井琢朗の権藤吊るしあげ事件と報道されるあの出来事の遠因は

ムードメーカー波留がいなくなったことに求めるのはこじ付けだろうか…

いずれにしろ2000年は波留の離脱で

チームの2年ぶりの優勝奪還はなくなった

そして怪我を抱えたまま波留は新人以来となる

出場試合100試合を切る60試合の出場で2000年シーズンを終えた


▼森のサードコンバート案

そして2001年波留は背番号1に変更した

これは前年

首位打者を獲得した金城が背番号を2

変えたことによる配慮でもあった

2001年に就任した

森は前年首位打者を獲った金城にサードから外野へ転向をさせる

金城は元々投手、肩はいい

何より西武時代元々内野手だった秋山を名外野手にした経験も森にはある

しかし

金城が外野に回ると波留はどこにいくのか

ファンにとって当然感じる純粋な疑問だった

森は

その波留に外野からサードへのコンバートを決める

ゴールデングラブの受賞こそないものの

外野で野性的な好守備を魅せてきた波留に

内野のコンバートを命じるのはファンからしても大きな疑問だった…

特にこの時期

タブロイド紙では

森監督が波留をあまり評価していなくてトレードの駒

として考えていると報道もされていた

進藤を放出した森ならあり得る話だった

参考記事;初代背番号1進藤達哉 後編

▼そして波留は去った

それでも怪我のリハビリで

シーレックスで春季キャンプを迎えた波留に

森はこう声をかけた

「俺も我慢するから、お前も我慢して完治させろ」

しかし実際は

波留は我慢したが森は我慢できなかった

春先どうしてもチームは波にのれない

鈴木尚典は落合臨時コーチの指導で全く打てなくなり

前年首位打者の金城も2番を任されて打撃に迷いが生じ

新助っ人ドスター、ズーバーはローズの代わりどころか

セルビーやポゾの代わりも出来ないような成績

当の波留も慣れないサードの守備で

打撃にも往年の荒々しさはなく

打率.143

トレード期限も迫った5月、森は動いた

中日ドラゴンズの種田仁との1対1のトレードが成立した

退団会見で涙をこぼしてファンへの感謝を告げる波留を見て

98年を経験したベイスターズファンの中で何かが壊れる音がした

そうその半年後

正捕手谷繁もベイスターズを去る

行き先は波留が行った中日ドラゴンズだった

波留と谷繁のいなくなった後のベイスターズについて改めて語る必要はないだろう

▼波留が去り梅雨が来た

波留はその後、ロッテへ移籍する

ロッテでの入団会見で

「(ベイスターズと同じ)縦縞ですね。凄く親近感がわきます

とベイスターズファンを喜ばす発言をしている

ロッテで引退後は

2006年からベイスターズで指導者として2013年まで

ユニフォームを着ていた

しかし、2014年に谷繁が中日の監督に就任すると

再び中日のユニフォームを着て指導者となっている

波留の背番号1時代は

本当ににベイスターズが暗黒期間に入る瞬間…

波留1番と明るく振る舞うのが多少痛々しくも感じた…

森の構想に波留自身も入っていないことに気づいていただろう
それはファンも気付き始めていた…

「春が去ると熱い夏が来る前に、辛いジメジメした梅雨が来る」

「波留が去り

ベイスターズは長くて辛いジメジメした梅雨と言う名の低迷期を送っている

ファンが熱くなる夏はいつ来るのか…」
熱い夏がベイスターズにも訪れた時

もう一度波留がベイスターズのユニフォームを着ることがあればと思う…

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