1998年5月5日 対巨人4回戦 ドーム初戦、巨人杉山の一発に泣く


90年後半、巨人は守護神に苦労する
96年にメークミラクルを起こして優勝して以降
桑田、槇原、斎藤の3本柱は

往年ほどの完投能力はなくなり
どうしてもリリーフ陣に頼るしかなくなっていた
しかしその守護神を任せるだけの人材がいない

90年代後半の球界は

ヤクルトをはじめ強いチームには

必ず絶体的守護神がいた時代である

ヤクルトには高津
ベイスターズには大魔神佐々木
中日にはソンドンヨンドル
広島は佐々岡
阪神にもリベラ
がいた

またパリーグにもオリックス平井、近鉄大塚がおり

もはや優勝、日本一になるには守護神の存在

が絶対的に必要であった

12球団唯一といっていいほど

抑えがいなかった巨人は4番集めに奔走していた
90年代中盤とは代わり

他球団から守護神の獲得に急ぐ

本当は横浜佐々木を長嶋監督は欲しくてたまらなかったようだが
FA権を取得する前の佐々木をトレードなどで獲得することは難しい
そこで96年に日ハム河野博文をFAで獲得したのを皮切りに
この年はオリックス野村貴仁、日ハム金石昭仁を獲得する

98年、彼らの活躍で巨人はリリーフ黄金時代を迎えるつもりでいた
しかし、この年巨人はシーズン最後まで守護神不在が響いてペナントを逃すことになる

98年5月5日の巨人の先発は槇原
この槇原はシーズン前の春季キャンプより
長嶋監督にリリーフ転向を打診されてはいたが

本人は先発に強いこだわりを見せ断っていた

完全試合を達成した槇原には
先発として大きなプライドもある
この日も先発として活躍する

槇原に対峙する横浜の先発は三浦
ここまで2勝をあげながら安定感がない

この日の試合を振り返る

両チームのスタメン
ベイスターズ
6石井琢朗
5進藤
7鈴木尚典
4ローズ
9佐伯
3駒田
8井上
2谷繁
1三浦

不調気味の駒田を6番に降格
代わりに佐伯を5番に昇格させる
先発の槇原に対して
7番井上を含めスタメンに6人左打者を置く

ジャイアンツ
6元木
7清水
8松井
3清原
5石井浩
4ダンカン
9高橋
2杉山
1槇原

松井、清原、石井、ダンカン、高橋
3番~7番まで他チームなら4番を打てる選手だろう
もしかしたら、元木や清水も打が弱いチームならクリーンアップだろう
この強力打線を誇っても巨人は00年まで優勝できない

試合は2回表
ベイスターズが、井上純の2点タイムリーヒットで先制
左打者を並べた起用が功を奏す

しかし、その裏三浦がピリッとしない
四球でランナーを2人貯め
8番打者杉山逆転スリーランを浴び逆転される

5回裏にも谷繁のパスボールとローズのエラーで2失点
味方のエラーにも足を引っ張られたが
三浦は6回までに4つの四球と被安打5
と先発としては役割を果たせなかった

8回には代打マラべのタイムリーで1点を返し
3-5と追い上げるも
その裏に2失点を喫し万時休す

巨人は8回より登板した
新守護神野村貴仁が9回まで無失点で締め
ベイスターズは5月4日の中日戦
に続き連敗
再び5割に戻る

巨人の槇原はこの試合で通算150勝を達成

先発投手として大きな金字塔を打ち立てた
しかし監督の長嶋は
この勝利を機に槇原にリリーフ転向を再び打診している

槇原のリリーフ転向は巨人だけではなく
ベイスターズにも大きな意味を持つ
それは7月15日

あの「もののけに憑かれた試合」
での佐伯のボーク打ち直しホームラン
打たれたのが守護神に転向したばかりの槇原だった

その7月15日の試合を例に出すまでもなく
この年のベイスターズは数々の奇跡を起こす

翌5月6日の巨人戦も
一つの奇跡を起こした試合に挙げることができる

次回は5月6日の巨人5回戦を振り返る

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