1998年5月7日 対巨人6回戦 進藤連夜の決勝打 川村開幕以来の2勝目


強いチームが優勝するには

主役であるエースやクリーンアップ、そして守護神だけが働くだけでは
十分ではない
ローテの5番手6番手、中継ぎ、そして下位打線や控えの選手、脇役と言われる選手達が

実力以上の力を発揮しなければならない
特に38年も優勝から遠ざかっているチームなら尚更そうだろう

98年の春先、ベイスターズでは主役にならなければならない
クリーンアップのローズ、駒田が不調であった

駒田は5月4日の中日戦を最後に打順は5番から6番に降格する

そしてローズも5月10日の広島戦でスタメンを外れ

上位で気を吐いていたのは琢朗や尚典だけだった
それでもチームが下位に落ちなかったのは
脇役の実力以上の活躍だった
その一人にあげられるのが進藤達哉
5月6日の試合
では逆転スリーランを9回に放っている

この年優勝を決める1打を放つ進藤は
この年の春先絶好調だった

思えば前年97年も春先は首位打者争いを演じていた

しかしヤクルト吉井に危険球を受けて戦線離脱している
参考記事;歴代ベイスターズ選手紹介背番号1進藤達哉前篇
後篇

その影響でインコースを苦手にしていた進藤

98年のシーズンは選手生命を賭けていたといってもいいだろう

この年の春先クリーンアップの不調の穴を
脇役進藤は怪我の恐怖を抱えながらも埋める

決勝打を放った5月6日の翌日のこの日も進藤は活躍する

98年5月7日東京ドームの巨人6回戦を振り返る

この日の両チームのスタメンは

ベイスターズ
6石井琢朗
5進藤
7鈴木尚典
4ローズ
9マラべ
3駒田
8畠山
2谷繁
1川村

開幕で完封勝利を上げて以来勝ち星のない川村が先発
4月28日の広島戦
以来久しぶりにマラべがスタメンに戻ってくる
センターにはベテラン畠山が出場
前日決勝弾を打った進藤がこの日も2番で出場する

ジャイアンツ
6元木
7清水
8松井
3清原
5石井
4ダンカン
9高橋
2杉山
1岡島

17年後ベイスターズのユニフォームを着る岡島はまだ4年目の若手
左の先発がいない長嶋監督は当時非常に期待していた
2016年シーズン巨人の監督になる高橋は
ルーキーとして開幕からスタメン出場を続ける

試合は
初回から前夜の殊勲者進藤が爆発する
先頭の琢朗が三振で倒れると
続く2番進藤はバックスクリーン左に運ぶ大きな一発を放つ
リストの強い進藤らしい美しいアーチだった

3回は先頭打者で登場した進藤は
制球が定まらない岡島から四球を選ぶと
続く尚典がセンター前ヒットで1、3塁
すると4番ローズがタイムリーを放ち2点目
さらにこの日スタメンに入ったベテラン畠山にもタイムリーがうまれ
3-0と序盤で試合の主導権を握る

ベイスターズ先発の川村は
6回途中に清原にソロホームランを浴び降板するも
被安打4、3四球と評価できる内容ではなかったが1失点に抑え試合を作る

そして8回
琢朗を一塁に置いて再び進藤
ここまで3打数2安打1四球

3ボール1ストライクからファウルで粘り
フルカウントにした7球目をライトスタンドに運びこの日2本目
前日から3本目となるホームラン

試合を見事に決めた

そして先発の川村は開幕の完封勝利以降1カ月ぶりに2勝目をあげる
参考記事;4月3日 川村完封 38年ぶりの奇跡はここから始まった

前日はヒーローインタビューを5年ぶりに勝ち星をあげた阿波野に譲った進藤
この日はしっかりヒーローインタビューに登場
ここまで5本塁打15打点とチームトップの選手は笑顔で答えていた

本来は7番を打つ下位打線の選手が
波留の不在そしてクリーンアップの不調を
埋める以上の活躍をみせれば38年ぶりの奇跡も信じられる

この日敵地東京ドームに集まった
ホッシーパンチを手にしたファンは本気で期待しはじめていた
しかしまだまだファンが思うほどそんなに甘くない
いばらの道が続く

大相撲ではこの年夏場所に若乃花が優勝し
貴乃花との兄弟横綱が登場
音楽界ではthe brilliant greenが「There will be love there-愛のある場所-」でブレイク

世間はまだ38年ぶりの奇跡を起こすチームには眼を向けない

5月7日 対巨人6回戦 @東京ドーム
ベイスターズ5ー1ジャイアンツ
勝;川村2勝1敗
負;岡島1勝1敗
観衆;55000人
試合時間;3時間29分

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