1998年5月9日 対広島7回戦 死闘の延長14回、西が倉に散る


98年のシーズン開幕ダッシュに成功したチームはどの球団であろうか…

パリーグでは4月を首位で通過したのは意外にもロッテ
福浦、フランコ、キャリオンのクリーンアップ
黒木・小宮山のダブルエースが躍動し首位に立つ

しかし、4月の勢いは5月に入ると急速にしぼみ
6月7月と跨いであの18連敗を経験する

ロッテの後パリーグを引っ張ったのは
「ビックバン打線」とも呼ばれた攻撃陣の日本ハム
4月下旬から13試合連続本塁打を記録し5月5日には首位に立つ
西浦、片岡、ウィルソン、田中幸雄という中軸
正捕手には、ヤクルトから移籍してきた野口
前半戦で23個の貯金を作った強力打線にファンは優勝を疑わなかった…
しかし後半戦西武にペナントを奪われる…

一方でセリーグ開幕ダッシュに成功したのは
広島カープ
緒方、前田、江藤、金本…息をつかせない打線は
4番打者ばかりを集めたと言われた巨人をも凌ぐ
投手陣にもルーキー小林幹英というリリーフエースが
来る日も来る日もマウンドに立ち続け
4月を首位で通過する立役者になる

5月9日熊本で横浜ベイスターズは、その広島カープと戦う
この日までカープは5連勝中
38年ぶりの優勝には、広島の勢いを止める必要がある

この5月9日の試合を振り返る

スタメン
ベイスターズ
6石井
5進藤
7鈴木尚典
4ローズ
9佐伯
3駒田
8井上
2谷繁
1野村

打線に大きな変更はない
4番のローズが開幕から打撃も守備も制裁を欠いているのが不安
先発は左腕エース野村

カープ
6野村
4正田
9前田
5江藤
7金本
8緒方
3大野(偵察)→町田
2瀬戸
1ミンチー

好調カープ打線はほぼ変わらない
前年退団し、ダイエーに移籍したロペスがいたファースト以外は固定メンバー
怪我さえなければ優勝も可能だろう

試合は2回にカープ瀬戸がソロ本塁打を放ち先制する
ベイスターズ打線はミンチー相手になかなかチャンスを作れないが
5回裏にライト前田のエラーで集中力を切らしたミンチーを攻め3点をとり勝ち越す
しかし横浜の先発野村が踏ん張れず
6回表に金本、代打ペレスに連続タイムリーを浴び同点に追いつかれ、降板する
野村のあとを受けた横山、関口、島田、阿波野と無失点に踏ん張り
試合は延長戦へ

延長11回表
横浜6番手河原が四球とヒットでランナーをためたところで
金本に特大のスリーランを浴び
万事休すと思われた

しかしその裏
カープ横山相手にベイスターズ打線は
上位の琢朗、尚典でチャンスを作ると
江藤のタイムリーエラーで土壇場で同点に追い付きゲームは振り出しに戻す

延長12回、13回をベイスターズは斎藤隆が、カープは高橋健が無失点に抑えると
14回表、ブルペンには佐々木と西しか残っていない中
西がマウンドへ
西は緒方、ペレスにヒットを許すと途中出場のルーキー倉
プロ初安打となる決勝タイムリーを打たれ今度こそ万事休す

4時間52分の死闘
首位カープが両リーグ最速の20勝を達成し6連勝
首位固めに入った…

一方延長14回佐々木を残り2イニングいかしても良かったようにも思えたが
「佐々木はよっぽどのことがなければ回跨ぎはさせない」と記者に答え
延長15回まで投げさせるつもりがなかったと言う

この頃ファンの間では度々、権藤の継投に疑問が呈されていた
「4月に佐々木が回跨ぎしたことあっただろう、なぜここにきて1イニング限定なんだ」
「河原のところはなぜ、安定している隆を投げさせなかった」
「やっぱ、権藤はピッチングコーチとしては有能だが、監督としては無能」

中継ぎローテションを確立させたい権藤は
リリーフの連投を極力させない信条を守り続ける
多くのファンの不満を背負い権藤は翌日大きな決断をする

5月9日 対広島7回戦 熊本
ベイスターズ6-7カープ
勝;高橋健 1勝
負;西    1敗
観衆;22000人
試合時間;4時間52分

次回は5月10日の広島8回戦を振り返ります

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