インコースを攻めることより、まだ基本を固めることが大事だろ!


昨日から始まった秋季キャンプ、ラミレス監督は投手陣に対して
インコース攻めの徹底をバッテリーに指導した

「配球のパターンを注意した。内角に強気に投げることを共有意識として持って欲しい。投手は自信を持って投げて欲しいし、捕手は自信を持って要求して欲しい」

確かに今シーズンに限らず
谷繁が中日に移籍して以降
ベイスターズのバッテリーは長年
インコースを攻めることに消極的になっていた

相川も外に頼るリードを口の悪いファンに
「馬鹿のひとつ覚え」と野次らていたこともあったし

相川移籍後の武山、細山田
そして現在の黒羽根、高城、嶺井も
アウトコースに頼るリードが見受けられる

実はベイスターズバッテリーに
この外寄りのリードに苦言を呈してきたのは
何もラミレス監督がはじめてではない

今年まで指揮をとっていた中畑もその前の尾花もそして大矢も
みなインコースを攻める強気の配球をバッテリーには要求している
中畑自身もインコース攻めについて著書で書いている

しかし残念ながら
今シーズンも外角に頼り
結局四球でランナーを貯め
一発喰らい大量失点というケースを
嫌というほど見せつけられてきた

なぜ、ベイスターズの捕手陣はインコースを徹底できないのか

一つには
狭い本拠地横浜スタジアムの問題がある

出来た当初は、日本一本塁打が出にくい球場と言われたスタジアムは
今では古くて狭いホームランが一番出やすい球場のひとつに数えられている

口の悪い他球団ファンは
この球場で多く本塁打を量産する筒香に対して
「箱庭専門」と罵る

もちろん私もこの狭い球場を本拠地にしている以上
筒香には30本は最低でも打ってもらわないと困ると言ってきているが…

実際問題この球場は本塁打がでやすい
2015年、球場で本塁打の出やすさを数値化した
パークファクター
横浜スタジアムが12球団で2番目に本塁打が出やすいという結果だ
ちなみに1位はテラス席を設置したヤフードーム

それは今年非力と言われるベイ捕手陣の
嶺井や高城もプロ入り初本塁打を
やはり今年横浜スタジアムで放っていることからも言える
(私はどちらも球場で観戦した)

もちろん、それは相手チームもこの球場でそれだけ本塁打を打ちやすいということだ

黒羽根・高城・嶺井の捕手陣はもちろん
投手陣もこの球場では本塁打が他の球場以上に打たれやすいのは
痛いほどわかっているだろう

インコースを攻めて本塁打を打たれた痛い経験があるからこそ
外角一辺倒のリードに頼らざるを得なくなる
そして投手陣もインコースを攻めづらくなる

「強気にインコースを攻めてくれ」
と言われても
あの狭い球場であれば
物理的にも技術的にも精神的にも限界があるだろう

そこで私はむしろ徹底的に基本に立ち返り
投手陣はアウトコース低めにボールを集めることができる
コントロールの精度を高めるべきだと思う

今のベイスターズ先発投手陣にはコントロールがいい投手はいない
山口、三嶋、井納etc.…
みな98年に活躍した戸叶並みに行く先はボールに聴いて下さいというコントロールだ
山口のように速球が早いのであればそれも悪い事とも必ずしも言えないが
(山口の場合は自分の球の威力を信じられないところが問題だが…)

長年、先発をやっていくならばやはり、基本に立ち返り
せめてアウトコース低めだけには
いつでもボールを集められる技術が必要になると思う
特に狭い球場で戦うベイスターズ投手陣にはそれが必要だ

名将野村克也は
「配球の基本はアウトコース低めや」
としつこいほど言ったという
もちろん、これを徹底させ過ぎて
楽天の嶋はすぐに外角低めにリードする癖がついてしまい
育成に失敗した後の著書で語ってはいるように
欠点もある

しかし
基本のアウトコース低めにボールを集められない
ベイスターズ投手陣に
インコース攻めを徹底させても
死球が多くなりイップスに陥る危険もある

今年の山口は田中浩康に死球を与え危険球退場になり
それから名古屋ドームで目の前でバルディリスが頭部のボールを当てられたのを見て
明らかにピッチングがシーズン最後までおかしくなってしまった

また、国吉は2年前中畑に頼まれて臨時でコーチした江川
アウトコース低めにボールを集める投球練習より
インコースにボールを集める練習をするように指導を受けた
江川自身現役時代そういう練習をしてきたようだが
現状国吉は伸びになやみ、もう後がない

今のベイスターズ投手陣には
インコースを攻めを覚えさせる前に
もう一度基本に帰ってみる必要はあるだろう
そして愚痴にはなるが、本当はそういう意味でも
確かな投手コーチが必要だったのだが…

そして
今のベイスターズ捕手陣に必要なのは
配球を勉強させてインサイドワークを向上させることではないと思う

この秋季キャンプは
徹底的にフォークなど落ちる球を後ろに逸らさないように
ワンバンド捕球を含めた捕球練習を連日やらせることだ

かつて佐々木のフォークを逸らしてバッテリーを組ませてもらえなかった谷繁は
来る日も来る日もワンバンド捕球の練習をしたという
そしてそれは引退する今シーズンの春季キャンプまで続けた

今のベイスターズの捕手陣に必要なのは
細かい配球を覚えることより
ボールを絶対に後ろに逸らさないという当たり前のこと
しっかりやることだ

そしてそれは
そのまま大事な場面でも
バッテリーが落ちる球を武器に出来るという配球の幅が広がることにもつながる

ラミレス監督の現役時代培った配球理論は
基本が出来るようになってから覚えても遅くはないだろう

「インコースをもっと攻めろよ」
私も野球素人でありながら、思わずテレビでグランドで言ってしまう
しかし、聞こえはいいが
ベイスターズのあらゆる現状を考えると
まだ徹底できるほどの環境が揃っていない

かつて若い頃の谷繁だってインコースを攻めを徹底させ
同じ配球を繰り返し、手痛い一発を浴びることが多くあった
それでも配球、捕球あらゆる面の技術向上をはかり
球界代表する捕手になった

今のベイスターズの捕手陣は
何度も言うが贔屓目なしに潜在能力は高いと思う
だからこそ、捕手陣も投手陣も基本に立ち返って欲しいと思う

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