今シーズンのルーキーの活躍どう評価すべきか? DeNAドラフト戦略の課題


2012年にDeNAがTBSから球団を譲渡されてから
ベイスターズは毎年のように
新人たちが1軍の舞台で活躍している

TBS時代失敗を続けてきたドラフトと比べれば優秀と言わざるを得ない
特にTBS時代最低最悪のドラフトと言われる2003年
自由獲得枠:吉川輝昭
自由獲得枠:森大輔
4巡目:牛田成樹
5巡目:呉本成徳

自由枠の2人は怪我の影響もありほとんど戦力にはならず
明治大から指名した牛田、呉本は翌年の目玉一場獲りの布石でしかなかった
結局牛田だけでもリリーフで戦力にはなったが大失敗と言えるドラフトだ
それでも、このドラフト会議直後監督山下は「最少にして最大の成果」と喜ぶわけだから
当時のスカウトのレベルの低さが窺える

このドラフトを比較にださなくても最近のDeNAのドラフトは大成功だった
また、来シーズンのルーキーとなる今年のドラフトで獲得した
今永や熊原
早速先発ローテに入るや入らないや話題にあがる
即戦力として大きな期待がかかる

2015年のシーズンも多くのルーキーが躍動した
1位の山崎は日本代表にも選出され、世界一に向けて超1流選手と戦っている

しかし、私はDeNAのドラフト戦略を成功、有能と手放しに誉めるつもりはない
そこでDeNAが参加した2012年~2015年のドラフトで指名された選手達を3回に渡って
勝手に評価していきながら、DeNAのドラフトを振り返っていきたい
今回は比較的活躍した選手の多い2015年シーズンのルーキーを振り返る

★2015年ルーキー一覧 評価は100点 年齢は2015年シーズン中の年齢

◆ドラフト1位:山﨑靖晃 23歳 100点
文句のつけようのない成績を1年目から残してくれた
早稲田有原をクジで外して結果的に良かった
ローテを期待されていたが大学代表でリリーフを経験したことが活き
彼を後ろに起用した中畑清前監督の決断は拍手を送るべきものだった
開幕直後から守護神としてチームに勝ちを齎してきた彼の活躍こそ
前半戦首位ターンの一番の原動力になったといってよい
彼の踏ん張りをみれば、愚痴が多い私でさえ球場で
彼がピンチを作っても「打たれても誰もお前を怒らんぞ~」
と思わず声援を送ってしまっていた
間違いなく、彼は新人王であろうが
問題は今年の勤続疲労がどの程度来年まで回復するか
プレミア12という大会に選出されてしまったので休めずに11月まで野球をしている
とにかく、こんな大会で怪我だけはしないで欲しい

来シーズンは先発で起用して欲しいという声もある
彼の将来を考えればそれも悪いとは言わないが、来シーズンはまだリリーフでいいだろう
出来れば三上とダブルストッパーで交互に使って疲労軽減させたいとこだが…
また彼が投げる時は捕手を固定させてもいい気はする
特に黒羽根と呼吸があわないことが見受けられた
ただ、この球団の問題は昨シーズンの三上もそうだったが
新人を手っとり早く抑えにしてしまう点
大阪のラジオで在阪解説者が
「ベイスターズは草野球みたいにルーキーを抑えに起用する『今年はお前抑えをやってみろよ』みたいに安易に決めすぎだ」
と揶揄されていた
私はその放送たまたま聴いていてムカついたが、でも的を得ている指摘とも思った
今年の活躍を見れば彼は契約更改では3倍以上アップしてもいいだろう
15年成績:試合58 勝2 負4 S37 H7 防御率1.92

◆ドラフト2位 石田健大 22歳 70点
4年生の時の怪我による不調さえなければ、大きく評価をさげることなく
2位まで名前が残る選手ではなかったが、2位で指名することができた
今年の今永単独もそうだがベイスターズは4年時に評価をさげた選手を
思い切りよく指名するあたり個人的には嫌いじゃない
ベイスターズにいなかったタイプの左腕投手でカーブが武器
吉見に似ているタイプともいえるだろうか
今年は後半戦からローテの一角を担いシーズン終盤まで投げた
2勝をあげたものの最後は息切れした感じはあったが良く踏ん張ってくれた
来シーズン以降大きな期待をかけたい
しかし1年シーズンを通じてローテを守るのはまだ難しい気もする
砂田もそうだが出来れば2人の左腕に1年ローテを守ってくれればと願うが
現実的には来シーズンは、砂田・石田2人で1人分のローテとして
交互に投げるくらいの気持ちで計算した方がいいかもしれない
砂田・石田2人で10勝~12勝あげてくれれば合格だと思う
15年成績:試合12 勝2 負6 防御率2.89

◆ドラフト3位 倉本寿彦 24歳 40点
社会人即戦力の遊撃手として期待されていたのが開幕前
しかし12球団1レベルの低い遊撃手争いに勝てなかったことを
考えれば今年のルーキーで一番の期待外れと言っても良い
社会人時代門田から指導を受けた打撃フォームはプロでは対応しづらそうで
5月中旬には完全に打てない選手になっていた、打率も1割代
中畑前監督は直ぐにシーズン中に打撃フォームの改造を促し
余計に彼を悩ませてしまったようにも思える
もし、彼に1からフォームを変えさせるなら1年間はファームでじっくり時間を与えるべきだった
中途半端に1軍に帯同させながらそんな指導をしていれば守備にも影響がでる
もし、このまま今年と同じ首脳陣で来シーズンも戦っていれば
ひょっとしたら今年で終わってしまった選手だったかもしれない
しかしラミレス監督に代わったことで何かきっかけは掴めるかもしれない
年齢的にも2年目とはいえ来年が勝負
15年成績:試合102 打率.208  本2  打点20

◆ドラフト4位 福地元春 25歳 55点
社会人即戦力左腕としてワンポイントでも20試合~30試合ほどの登板を期待されてだろう
そう考えれば、今年13試合の登板は少し不満が残る
それでも左のパワーピッチャーは、ベイスターズにはなかなかいないので
来シーズン以降の期待は高まる
しかしこういう速球派の荒削りタイプがベイスターズで大成するかは過去の歴史的にも不安
今のベイスターズの投手コーチで彼を育成できるか…
15年成績:試合13 勝0 負0 防御率2.87

◆ドラフト5位 山下幸輝 22歳 58点
開幕一軍枠に入ったルーキーイヤー、春季キャンプで大いに期待された
しかし個人的には一軍で守備も打撃も見た感じ、なぜこんな評価されるのかなという印象
おそらく私自身が今年はファームの試合を見ることがほぼ出来なかったので
ファーム通いをしているファンの方ほど彼の魅力にはまだ気づけていないこともある
1軍では23試合に出場しているが
ファームでは規定打席に到達しているものの、打率も2割台
まだ評価には難しい
同じセカンドのライバルになるであろう、内村や石川に比べればまだ劣る
ただ、ベイスターズのセカンドのレベルは低い
努力すれば来年のレギュラー確保も難しくない
ラミレス監督が石川優遇せず実力主義で
セカンド争いをさせればおもしろい存在になるかもしれない
15年成績:試合23 打率.238 本0 打点2

◆ドラフト6位 百瀬大騎 18歳 50点
高卒指名選手
松本第一高校では足と守備に関しては完璧だったという
ファームでも足の速さの片鱗は見せていただけに、CSもなくなった終盤の消化試合では
代走として1軍の舞台で見てみたかった
ファームで73試合に出場しながら、打率1割台と打撃に課題を残した
来シーズンもファームで鍛えるシーズンだろうが
コーチのベテラン青山や永池がどこまで指導できるか…
15年成績:1軍出場なし

◆ドラフト7位 飯塚悟史 18歳  60点
恥ずかしながら、甲子園での活躍を知っていたが
投手としてより野手として育成するものだと思っていた
しかし、ファームで順調に投手として結果をだしているところを見ると
やはり、私のように素人の文句言うだけの1ファンの目は節穴と言わざるを得ない
ひょっとしたら、来シーズンは早い時期に1軍のマウンドで勝ち星をあげるかもしれない
15年成績:一軍出場なし

◆育成1位 亀井塔生 18歳 60点
育成の壁当て要員という声もあったが、蓋をあければ育成とは思えないほど潜在能力は高い
育成指名直後、出身の日星高校の監督が「プロでも充分やっていける素材」と言っていたのが
あながち贔屓目でもなさそうだが、今年育成含め2人の捕手を球団はドラフトで指名している
球団の評価は低いのか…
15年の成績:1軍出場なし

2015年シーズンのルーキーは即戦力の1位~5位までの選手
1年目から1軍に出場していることみれば成功したドラフトと言えるだろう
しかし、逆説的にいえば
ルーキーが5人も一軍で出場できるほどベイスターズの戦力は落ちているとも言える
そして98年の優勝メンバーの主力の多くは高卒選手で手塩にかけて育成し
球界を代表する選手になった
高卒選手を上位で指名する心意気をそろそろ観たい
即戦力で同じ年代の選手ばかりが揃うチームに飛躍の未来は考えづらい
もちろん、FAでお金かけて選手を補強できないチーム事情があるので
即戦力を獲得して戦力の上積みを測るのもわかるのだが…
チームの飛躍にはまだ時間がかかりそうだ
次回は2014年のルーキーを評価する

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  1. >ローズさん
    いつも読んでいただき恐縮です!
    確かにバレンティンのような助っ人欲しいですよね。筒香のマークを回避するにも5番にいいパワーヒッターを置きたいですよね
    そういう意味ではバルディリスを解雇して誰を獲得するのか非常に気になります
    山崎は来シーズン、マークもきつくなるでしょうし、インステップ気味のフォームをどうするかでしょうね。体への負担が軽減されれば、夏場も踏ん張れると思うのですが…
    またコメントいただけると嬉しいです

  2. いつも楽しく拝見しております。今年は、他球団も羨むような新人ストッパー山崎選手が活躍しました。そろそろ打たれるだろうと思われる夏場にも、新人らしからぬピッチング、ハマスタの投手らしからぬ防御率でした。来シーズンは今年以上にマークがきつくなるでしょうから、今年と同じ成績は厳しいと思います。どうか怪我、疲労だけは避けたいですね。
    抑えしかいい投手がいないチームというのも、どう戦えばいいかわかりませんが、ホーム球場がハマスタということを考えると、筒香の後ろを打つ一発が強いバレンティンのようなバッターを補強したいですね。梶谷、筒香、バレンティン(仮)、ロペスなら、十分怖い並びになると思います。5点取れる打線を期待します。それまでに、若手ピッチャーが伸びてくれればと思います。

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