1998年5月14日 対巨人9回戦 ベイ マシンガン打線ベテランの存在証明


17安打11得点、でも足りないピース

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★5月14日対巨人9回戦アラカルト
【スタメン批評】
(ベイスターズ)
この日から前日の試合まで4番だった駒田が本来の5番に戻り、4番にローズが復帰
巨人先発左の小野に対して右のマラべがスタメン、7番にはベテラン畠山が入る
前日2本塁打の谷繁が開幕投手川村をリードだけでなくバットでも助けられるか
(ジャイアンツ)
スタメンは前日とほぼ変わらず、捕手は村田から杉山へチェンジ
松井はここに来て大きい当たりが出始めた
元木1番の不格好さは、否めない
先発小野はこの日登録されたばかり
【試合ダイジェスト】
1回裏ベイスターズは4試合ぶりに4番に復帰したローズの2点タイムリーで先制
3回表に巨人が1点を返すも、その裏駒田のタイムリーで2点を追加し小野をノックアウト
4回裏、巨人の2番手岡田からマラべがタイムリーで1点を追加
一方ベイスターズ先発川村は6回途中2死満塁で降板するも関口が後続を断つと
8回裏に6回から登板していた巨人金石を攻め
谷繁の前日に続く6号スリーラン、井上のタイムリーなどで一挙6点
ベイスターズリリーフ陣は、7回頭に3番手としてワンポイントで河原が
その後は2回と3分の1を横山が無失点で締めて
11-1の大量得点で勝利する

☆【playback98コラム“あの時、あの星たちは”】☆
98年5月14日「足りないピースを埋めたベテラン畠山」
■マシンガン打線誕生の日■
「マシンガン打線を打順通り言える?」
と聞かれれば
ほとんどのベイスターズファンは答えられるだろう
1番琢朗、2番波留、3番尚典、4番ローズ、5番駒田、6番は佐伯か中根、7番は谷繁、8番は進藤…
打順を弄らなかった権藤博だからこそベイスターズファンも
このコピペ打線を子守唄のように、お経のように…唱えることができる

しかしマシンガン打線と言われたこの打順が
初めて98年スタメンで登場した日はいつか知っているだろうか
それは98年6月12日の中日9回戦
この日は6番に偵察メンバーで戸叶が入っていたが
ここに中根が入りベイスターズファン馴染みの打順が完成する
ちなみに6番佐伯での定型打線が初登場するのは、翌6月13日である

■ローズと波留2つの誤算■
そう、つまり我々がよく知るマシンガン打線が登場するのは
開幕してから2カ月あまりを要する
97年にはほぼ完成されていたようにも記憶されているが
あの時は波留が1番のケースも多くあったし、6番には川端が入ることがあった
良く知られるこの定型マシンガン打線が伝説の98年では
開幕してから2カ月実現しなかった理由には大きく2つある
一つは、言わずもがな波留の脱税事件による出場停止処分
この影響で波留がスタメンに初めて名前を出すのは5月中旬になる
そしてもう一つはローズの不調、今回紹介した試合では4番に出場しているが
彼の不調は深刻で、5月下旬に再び数試合スタメンを外れ
その後復帰してからも5番を打つ
つまりこの2つの大きな誤算で
権藤は春先我々の知っているマシンガン打線を組むことができなかった
しかしチームは苦しい4月を5割で乗り越え、5月は勝ち越している
なぜ、あのマシンガン打線を組めずとも貯金を作ることができたのか
それはこの5月14日の試合でも物語っているが脇役達の奮闘だ

■ベテラン畠山の脇役魂■
この日7番センターでスタメン出場したのが畠山準
このシーズン34歳になるベテランだ
彼は93年、94年と6番ライトのレギュラーとしてチームを支え
オールスターにも93年~95年まで3年連続で出場している
しかし鈴木尚典がレギュラーを掴むとその呷りを受けて控えに回る
それでも彼は腐らない
「スタメン?それより優勝がしたい。優勝できるなら僕は何でもしますよ」
高校時代、池田高校で甲子園優勝、南海にプロ入り後野手に転向し
ベイスターズ移籍後は日本人選手でシーズン1番本塁打を放つなど
4番を任されることもあった功労者が嫌な顔せず進んで裏方に回る
この姿が、若手の野手には大きな刺激になったはずだ
裏方に回ったからといっても彼の力が落ちたわけではない
事実、前年97年には右の代打として勝負強い打撃をみせて7本のホームランを見せている
それでも自分が今チームで
 求められていることを求められているところで全力で力を出す姿勢
若手もこの畠山の姿勢を見ていれば
気の抜けたプレーを見せるわけにはいかないと思ったはずだ
そんな畠山だからこそ、監督権藤もチームに元気がない時は使いたくなる
この5月14日の試合で7番に起用された畠山は4打数4安打と全て出塁
ライトやレフトを守ることが多いにも関わらずこの日守ったセンターの守備も無難にこなした
この日打点はつかなかったものの、11得点に繋がるチャンスをしっかりメイクしている
「チームが優勝するまでは頑張りますよ」
試合後にそう語ったベテランは
高校時代甲子園で優勝投手になった時より輝いていた
そして5カ月後彼は再び甲子園の地で高校時代とは違う優勝を味わう…
しかし脇役は主役がいるからこそ栄える
マシンガン打線には、やはり元気印のピースが足りない
5月16日、ようやくマシンガン打線に1カ月遅れの春が訪れる!
【試合結果情報】
5月14日 対巨人9回戦
ジャイアンツ1-11ベイスターズ
勝:川村3勝1敗
負:小野1敗
観衆:28000人
試合時間:3時間51分 

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